藤田敏雄
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藤田 敏雄︵ふじた としお、1928年 - 2020年9月24日︶は、日本の劇作家、作詞家、演出家。京都府京都市生まれ。
人物[編集]
宝塚歌劇団文芸部を振り出しに、劇団四季を経て、労音ミュージカルの制作︵脚本、作詞、演出︶を担当。日本の創作ミュージカルの草分け的存在。1964年以降は、テレビ朝日の音楽番組﹃題名のない音楽会﹄の企画構成を担当。JASRAC評議員。作詞の代表作として﹁約束﹂﹁若者たち﹂﹁希望﹂がある[1]。なお、JASRACの検索データベース上では﹁藤田稔雄﹂名義で登録されている楽曲も存在する。来歴[編集]
●1958年、大阪労音の依頼を受け、ペギー葉山主演の﹃あなたのために歌うジョニー!﹄︵飯田三郎・音楽︶を作・作詞・演出。これにより、ペギー葉山は、芸術祭個人奨励賞を受賞した。 ●いずみたくとコンビで、﹃死神﹄︵1962年︶、﹃聖スブやん﹄︵1968年、﹃エロ事師たち﹄の舞台化︶、﹃俺たちは天使じゃない﹄︵1974年︶、﹃洪水の前﹄︵1980年︶などの創作ミュージカルをつくりあげる。 ●1964年以降は、テレビ朝日の音楽番組﹁題名のない音楽会﹂の企画構成を担当[2]。 ●1965年、松竹映画﹁若い野ばら﹂の原案を担当。 ●1970年、﹁世界歌謡祭﹂︵ヤマハ音楽振興会︶の総監督。 ●1988年、﹁歌麿﹂がアメリカ︵ロサンゼルス、ワシントンDC、アトランタ等︶でも上演される。 ●2020年9月24日、心不全のため、東京都内の病院で死去[3]。92歳没。著書[編集]
●﹃リリー・マルレーン 鈴木明﹁リリー・マルレーンを聴いたことがありますか﹂より﹄話の特集, 1983 ●﹃ミュージカルはお好き?日本人とミュージカル﹄日本放送出版協会, 2005 ●﹃シルクロード音楽の旅﹄民音音楽博物館, 2005 ●﹃音楽散歩、ミュージカル界隈﹄アーツアンドクラフツ, 2007脚注[編集]
- ^ (株)創樹社 山川泉インタビュー『恋するアジア』第20号
- ^ ミュージカルはお好き?—日本人とミュージカル 掲載略歴
- ^ "劇作家の藤田敏雄さんが死去". Kyodo 47 News. 共同通信社. 24 September 2020. 2020年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月24日閲覧。