見聞諸家紋
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a6/Maru_ni_kasiraawase_mitu_gosann_no_Kiri.jpg/180px-Maru_ni_kasiraawase_mitu_gosann_no_Kiri.jpg)
(進士氏・丸に頭合わせ三つ五三桐)
﹃見聞諸家紋﹄︵けんもんしょかもん︶は、日本の武家の家紋を集録した家紋集で[1]、家紋を集録した書物としては日本最古のものである[1][2]。﹃見𥹢諸家文﹄︵﹁𥹢﹂は聞の異体字。米部に耳︶とも書く。別名﹃東山殿御紋帳﹄ともいう[1]。
概要[編集]
室町幕府8代将軍足利義政の頃、将軍家を初め守護大名から国人層に至るまで諸家の家紋260ほど[1]を次第不同に集録した古書で、現代には計28冊の写本が伝わっている[2]。そのなかには、新井白石によるものがあり、宮内庁諸陵部に所蔵されている[3]。 ﹃見聞諸家紋﹄の成立時期とその背景は、所載されている諸家の内、官職姓名の明記された人物の没年月日を詳細に調べると、応仁末年︵1467年︶から文明2年︵1470年︶までの間に成立したと推定される。さらに官姓名まで記載された武将及び被官人のほとんどが、応仁の乱において、将軍義政を奉じた東軍に属していることが論証される。﹃見聞諸家紋﹄は、東軍に加わるために各国から上洛してきた諸家の旗・陣幕などを見聞し、それに幕府の評定衆・奉公衆などを加えて掲載している。[4]脚注[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 『東山殿紋帳』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- 群書類従巻第四百廿四『見聞諸家紋』 - 国立公文書館デジタルアーカイブ