解放タワー
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解放タワー︵かいほうタワー、解放塔、Liberation Tower︶は、クウェート国の首都・クウェート市にある同国で最も高い建造物である。1990年8月2日のイラクによるクウェート侵攻︵湾岸戦争︶よりも前から建築が始まっていて、﹁Kuwait Telecommunications Tower﹂と名付けられることになっていた。
イラクの侵攻により、建築が途中で中断されることになった。しかし、建物には損害は無く、1991年2月27日にフセインの軍隊が撤退した後、建築が再開された。1996年に完成すると、イラクからのクウェート解放を記念して、解放タワーに名前が変更された。
タワーには、回転レストランと展望台︵下にある円盤状の構造物。現在は保安上の理由で公開されていない︶があり、無線などの通信施設も収められている。最頂部までの高さは372メートル︵1,220フィート︶で、下から2番目の構造物の屋根は高さが308メートル︵1,010フィート︶である。