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●京都大学文学部︵文化人類学専攻︶卒業後、NHKで特集番組の制作に従事︵1981年4月−2017年8月︶。現在、フリーランスであらたな仕事に取り組んでいる。
●弟は、京都大学教授の貴志俊彦[1]。
映像作品[編集]
●1983年 - NHK総合テレビ土曜リポート﹁浪速のインド商人﹂︵ディレクター︶
●1984年 - NHK特集﹁ニッポン中古品~大阪・アジアルート﹂︵ディレクター︶
●1984年 - NHK特集﹁山口組~知られざる組織の内幕~﹂︵ディレクター︶
●1985年 - NHK特集﹁浪花・笑いの仕掛け人﹂︵ディレクター︶
●1986年 - NHK特集﹁課長はこうして選ばれる﹂︵ディレクター︶
●1987年 - NHK特集﹁世界の中の日本 土地はだれのものか﹂︵ディレクター︶
●1988年 - NHK特集﹁よみがえったネズミ講﹂︵ディレクター︶
●1991年 - NHKスペシャル﹁アインシュタインロマン﹂4 時空 悪魔の方程式︵ディレクター︶、イタリア賞ノミネート作品、年間ベスト・シナリオ選出
●1992年 - BS特集﹁VISION2020 知られざる王国マレーシア﹂︵ディレクター︶
●1992年 - NHK総合テレビ放送記念日特集﹁テレビはどこへいくのか﹂︵ディレクター︶
●1992年 - NHK総合テレビオリンピック特集﹁オリンピックの20世紀 アポロンの歌・映像が語る百年の光と影﹂︵ディレクター︶、第30回ギャラクシー賞テレビ部門奨励賞
●1993年 - BS特集﹁素晴らしき地球の旅 イタリアふれあいの旅 愛の四家族 ブリケッラ農園の春﹂︵ディレクター︶、世界テレビ映像祭優秀賞
●1993年 - BS特集﹁素晴らしき地球の旅 イタリアふれあいの旅 父と息子のチーズ旅 サルディニア島﹂︵ディレクター︶
●1995年 - BS特集﹁虹のかなたのH2O 精霊の巻﹂︵ディレクター︶
●1996年 - ビデオ・アート作品﹁音のかそけき﹂、ハイビジョン国際映画祭ユネスコ賞受賞
●1998年 - NHKスペシャル﹁海 知られざる世界﹂1 魔の海からの旅立ち︵ディレクター︶
●1999年 - NHK総合テレビ﹁地球に乾杯! 春だ羊よ、乳を出せ ルーマニア・マラムレシュ﹂︵ディレクター︶
●2001年 - NHKスペシャル﹁宇宙 未知への大紀行﹂2 地球外生命を探せ、7宇宙に終わりはあるのか︵プロデューサー︶
●2002年 - NHK-BSハイビジョンスペシャル﹁ハイビジョン進化論﹂ 第一夜 森羅万象を見つめたい、第二夜 未来の夢を映したい︵ディレクター︶
●2003年 - NHK-BSハイビジョンスペシャル﹁天才画家の肖像 ピカソ~女たちが語る素顔﹂︵ディレクター︶
●2003年 - NHK-BSハイビジョンスペシャル﹁天才画家vsミュージシャン﹂︵ディレクター︶
●2003年 - NHK-BSプライムタイム﹁私が出会ったサラムたち~脱北者・10年の記録~﹂︵制作統括︶
●2004年 - NHKアニメワールド﹁火の鳥 HINOTORI﹂#1から#13︵制作統括︶
●2004年 - NHK-BSハイビジョン特集﹁一本桜の物語~花と過ごす春の一日﹂︵制作統括︶
●2005年 - NHK-BSハイビジョン特集﹁そして僕は日本で生まれ育った〜在日コリアン・家族の100年〜﹂︵制作統括︶
●2005年 - NHK-BSハイビジョン特集﹁史上空前の論文捏︵ねつ︶造﹂︵制作統括)、第46回科学技術映像祭<文部科学大臣賞>、第26回バンフ・テレビ祭<科学・自然番組部門ロッキー賞>、第2回アルジャジーラ国際テレビ制作フェスティバル<調査レポート部門銅賞>、
●2006年 - NHK総合テレビプレミアム10﹁渥美清の肖像〜知られざる役者人生〜﹂︵ディレクター︶
●2006年 - NHK-BSハイビジョン特集﹁偉大なる旅人 鄭和﹂︵制作統括︶
●2007年 - NHK-BSハイビジョン特集﹁夢の旅 にっぽん絶景百選﹂︵ディレクター︶
●2008年 - NHK教育テレビ﹁知るを楽しむ歴史に好奇心 野望の”錬金術” 百年の興亡﹂︵ディレクター︶
●2008年 - NHK教育テレビ﹁知るを楽しむ 歴史に好奇心 映画王国・京都 カツドウ屋の100年 中島貞夫﹂︵ディレクター︶
●2008年 - NHK教育テレビETV特集﹁マキノ雅弘 あるカツドウ屋の生涯﹂︵ディレクター︶
●2009年 - NHK教育テレビ﹁知るを楽しむ 歴史は眠らない〜暗い時代こそ笑いとばせ!﹂#1から#4︵ディレクター︶
●2010年 - NHK総合テレビ﹁幻の甲子園~戦時下の球児たち~﹂︵ディレクター︶
●2011年 - NHK-BSハイビジョン特集﹁笑う沖縄!百年の物語﹂︵企画・脚本・演出︶
●2012年 - BS特集﹁革命のサウンドトラック-エジプト・闘う若者たちの歌-﹂︵ディレクター︶
●2013年 - NHK総合テレビ﹁SANAA 建築の冒険﹂︵ディレクター︶
●2014年 - NHK総合テレビ﹁1914 幻の東京〜よみがえるモダン都市〜﹂︵ディレクター︶
●2015年 - NHKスペシャル﹁新・映像の世紀﹂第1集 第一次世界大戦 百年の悲劇はここから始まった︵ディレクター︶、NHK放送開始90周年・終戦70周年記念特番、国際テレビアーカイブ機構︵FIAT/IFTA︶ 2016年世界会議入賞作品、第15回放送人グランプリ優秀賞、2016年度グッドデザイン賞
●2016年 - NHKスペシャル﹁新・映像の世紀﹂第4集 冷戦・世界は秘密と嘘に覆われた︵ディレクター︶、NHK放送開始90周年・終戦70周年記念特番、国際テレビアーカイブ機構︵FIAT/IFTA︶ 2016年世界会議入賞作品、第15回放送人グランプリ優秀賞、2016年度グッドデザイン賞
●2017年 - NHKスペシャル ﹁戦後ゼロ年 東京ブラックホール1945-1946﹂︵ディレクター︶、平成29年度文化庁芸術祭参加作品、ギャラクシー賞2017年8月度月間賞・第55回テレビ部門奨励賞、ATP賞テレビグランプリ2016ドキュメンタリー部門優秀賞、イタリア賞出品作品、伊藤喜作賞協会賞、JPPA︵日本ポストプロダクション協会︶ゴールド賞︵テレビVFX部門︶、第71回 日本映画テレビ技術協会 映像技術賞﹇VFX﹈、第21回 経済産業大臣賞︵日本映画テレビ技術大賞︶、ワールド・メディア・フェスティバル2019インターメディア・グローブ金賞︵カテゴリー1位︶
●2019年 - BS4K特集 NHKスペシャル﹁東京ブラックホールⅡ 破壊と創造の1964年﹂︵ドラマ脚本・演出︶、ギャラクシー賞テレビ部門10月度月間賞、2020年度ギャラクシー賞奨励賞、JPPA AWARDS 2020 映像技術部門優秀賞
●2023年 - NHK教育テレビETV特集﹁ソフィヤ 百年の記憶﹂︵歴史リサーチ、映像演出︶
●単著﹃アインシュタイン・ロマン﹄4 時空・悪魔の方程式︵NHK出版、1991年︶ISBN 978-4-14-008771-8
●単著﹃海 知られざる世界﹄1 魔の海からの旅立ち︵NHK出版、1998年︶ISBN 4140803673
●共著﹃宇宙 未知への大紀行﹄1天に満ちる生命︵NHK出版、2001年︶ISBN 978-4-14-0805916
●共著﹃宇宙 未知への大紀行﹄4未来への暴走︵NHK出版、2001年︶ISBN 978-4-14-0805916
●共著﹃NHKスペシャル 新・映像の世紀 大全﹄︵NHK出版、2017年︶ISBN 978-4-14-081713-1
●単著﹃戦後ゼロ年 東京ブラックホール﹄︵NHK出版、2018年︶ISBN 978-4-14-081748-3
●単著﹃1964 東京ブラックホール﹄︵NHK出版、2020年︶ISBN 978-4-14-081823-7
個展・出展[編集]
●1999年 個展﹁心の中の海を探検する﹂︵会場‥原宿・Harajuku Gallery︵東京︶︶
●2000年 出展﹁国際イムパクトアートフェスティバル﹂︵会場‥京都市美術館︵京都︶︶
●2002年 出展 <ARTEX LONDON特別賞受賞><ARTEX TOKYO特選>︵会場‥東京国際フォーラム︵東京︶︶
●2002年 出展 ベルギー﹁リニアート﹂出展︵会場‥LINEART, FLANDERS EXPO GENT BELGIUM︵ベルギー︶︶
●2002年 出展﹁日仏現代作家展﹂入選︵場所‥品川︵東京︶︶
●2004年 個展﹁貴志謙介展‥Drowing in ZONE‐内なる衝動﹂︵会場‥元麻生ギャラリー︵東京︶︶
●2009年 個展﹁貴志謙介小品展﹂︵会場‥GALLERY&Cafe﹁World Times﹂︵兵庫︶︶
●2022年 出展﹁抽象展﹂︵会場‥BE= Lab & Gallery︵大阪︶︶
記事(雑誌・新聞・ウェブ︶[編集]
●新聞﹁心のなかの海を探検﹂﹃産経新聞﹄1999年1月28日
●新聞﹁にんげん図鑑―﹃心の中の海﹄を絵で表現﹂﹃朝日新聞﹄夕刊、1999年2月6日
●書籍﹁貴志謙介 Kishi, Kensuke﹂﹃現代美術の断面―日韓2000-2009前期の現況﹄京都国際芸術センター、2001年12月25日
●雑誌﹁KISHI KENSUKE 貴志謙介﹂︵日本語版﹃Bien︵美庵︶﹄Vol.1、藝術出版社、2003年︶
●雑誌﹁貴志謙介‥Drowing in ZONE―内なる衝動﹂︵日本語版﹃Bien︵美庵︶﹄Vol.25、藝術出版社、2004年3・4月︶
●雑誌﹁1914年幻の東京 よみがえるモダン都市﹂﹃電波タイムズ﹄2014年12月8日号
●雑誌﹁悲劇を乗り越える﹁笑い﹂の力 : 歯科医ブーテンから始まる沖縄の笑いの系譜﹂︵﹃月刊保団連﹄1253、全国保険医団体連合会、2018年1月、34-39頁︶
●雑誌﹁終戦わずか2週間後﹁東京の慰安婦﹂は米軍のいけにえにされた﹂︵﹃現代ビジネス﹄2018年8月15日︶[1]
●雑誌﹁葬り去られる記憶・歪められる記憶~﹁1964年東京ブラックホール﹂をめぐって~貴志 謙介﹂聞き手 水野 哲夫︵﹃季刊セクシュアリティ﹄No.97、2020年7月︶
●ウェブ﹁連載(全30回︶|亡命ウクラニアン百年の物語 ﹂︵﹃ステラnet (NHK)﹄2022年6月17日~2024年3月12日︶[2]
●雑誌﹁東京時間旅行 驚愕の現実を見る﹂︵﹃建築ジャーナル﹄No.1355、2024年6月、32-33頁︶
ビデオ・DVD[編集]
●1990年 - VHS﹁ニッポン中古品﹂ポニーキャニオン
●1991年 - DVD﹁アインシュタインロマン﹂4 時空 悪魔の方程式 NHKエンタープライズ
●2001年 - DVD﹁NHKスペシャル 宇宙 未知への大紀行﹂第2集 地球外生命を探せ、第7集 宇宙に終わりはあるのか NHKエンタープライズ
●2005年 - DVD-BOX﹁火の鳥 HINOTORI﹂ハピネット・ピクチャーズ
●2006年 - DVD﹁偉大なる旅人 鄭和﹂NHKエンタープライズ
●2008年 - DVD﹁NHKスペシャル 海 知られざる世界﹂第1集 魔の海からの旅立ち NHKエンタープライズ
●2016年 - DVD﹁NHKスペシャル 新・映像の世紀﹂第1集 百年の悲劇はここから始まった NHKエンタープライズ
●2016年 - DVD﹁NHKスペシャル 新・映像の世紀﹂第4集 世界は秘密と嘘に覆われた NHKエンタープライズ
講演・トークイベント[編集]
●1985年 - 講演﹁NHK特集﹁ニッポン中古品﹂アジア取材の舞台裏﹂、主宰: 長崎県
●2006年6月7日 - 講義﹁NHKチーフディレクター来る!!﹂、千葉大学文学部主宰講演、会場: 千葉大学法経第一会議室
●2007年10月1日 - 講義﹁﹁山口組﹂から﹁アインシュタイン﹂まで﹂、大阪芸術大学﹁現代マスコミ論﹂特別講義︵座間味教授担当︶、会場: 大阪芸術大学
●2016年6月29日 - 講演 ﹁第一次世界大戦記録映像から私たちは何を読み取るか﹂主催: 第一次世界大戦100年展2018実行委員会、会場: 三軒茶屋キャロットタワー内生活工房5Fセミナールーム
●2016年11月18日 - トーク﹁NHKスペシャル﹁映像の世紀﹂続編ー﹁新・映像の世紀﹂を﹁映像の世紀﹂と比較しながら語る﹂かわさき市民アカデミー﹁懐かしの名作を語る―テレビ創生期秘話、映像の世紀、原子力﹂、会場: 川崎市生涯学習プラザ
●2017年4月18日 - トーク﹁﹃新・映像の世紀大全﹄刊行記念トークイベント――新旧2つの﹁映像の世紀﹂の制作者が語る、巨大なドキュメンタリー﹁発信﹂の舞台裏 河本哲也 × 寺園慎一 × 貴志謙介﹂、会場: 紀伊國屋書店新宿本店8階イベントスペース
●2017年12月5日 - 講義 NHKスペシャル﹁戦後ゼロ年 東京ブラックホール﹂について、早稲田大学社会科学総合学術院﹁環境表現論2﹂︵佐藤洋一教授担当︶、会場: 早稲田大学12号館401室
●2018年9月9日 - トーク﹃戦後ゼロ年 東京ブラックホール﹄︵NHK出版︶刊行記念トークイベント、主催・会場‥Tokyo Little House︵赤坂︶
●2018年12月15日 - トーク﹁2018 Best of Input 世界公視大展精選﹁戦後ゼロ年 東京ブラックホール﹂上映後のディレクター・トーク﹂、会場‥台湾・台中市政府集会堂
●2018年12月16日 - トーク﹁明治150年 現在・過去・未来﹂、NHKFM トーキング ウィズ 松尾堂
●2022年4月23日 - 講義 NHKスペシャル﹁東京ブラックホール﹂トークイベント特別講義、会場‥多摩美術大学︵上野毛キャンパス︶
●2023年11月17日 - 講演 Inter BEE 2023﹁ 映像の力は社会に何を問いかけるか?そしてその可能性とは?〜映画﹁キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩︵うた︶﹂を制作して﹂、会場‥国際会議場2F国際会議室
●2024年3月15日 - トーク﹁ウクライナ・チャリティイベントでのトーク﹂、会場‥旧グッゲンハイム邸
- ^ 『東アジア流行歌アワー――越境する音 交錯する音楽人』(岩波現代全書15)(岩波書店、2013年10月、263頁)
関連項目[編集]