近藤明男
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近藤 明男︵こんどう あきお、1947年8月3日 - ︶は、日本の映画監督。
来歴・人物[編集]
東京都世田谷区生まれ。 1966年、早稲田大学教育学部に入学。在学中から勅使河原宏監督﹃燃えつきた地図﹄、三隅研次監督﹃雪の喪章﹄の他、﹃ザ・ガードマン﹄などのTVドラマの助監督としてキャリアをスタートする[1]。1970年、早稲田大学卒業後、大映に入社[1]。増村保造らに師事[1]。 大映倒産後、吉村公三郎監督﹃襤褸の旗﹄︵1974年︶をはじめ、中平康監督、須川栄三監督、中村登監督など、昭和の名匠のもとで助監督を務める。主な作品は、﹃大地の子守歌﹄︵1976年︶、﹃曽根崎心中﹄︵1978年︶、﹃ビルマの竪琴﹄︵1985年・市川崑監督︶など多数。 日米合作﹃将軍﹄︵島田陽子・三船敏郎主演︶、日中合作﹃炎の女・秋瑾﹄︵謝晋監督︶、日仏合作﹃夢の夢のあと﹄︵高田賢三監督︶に参加。その後、1985年、﹃想い出を売る店﹄︵日仏伊合作︶で監督デビュー[1]。 1986年、美空ひばり主演のテレビ遺作﹃女ひとり旅﹄の演出。1987年、﹃ザ・瀬戸大橋-21世紀への架け橋﹄で第25回ギャラクシー賞︵奨励賞︶受賞。 2007年、監督作品﹃ふみ子の海﹄が全国上映され、封切りから3年を過ぎる異例のロングラン上映となる[1]。 第31回山路ふみ子映画賞福祉賞受賞。平成20年度児童福祉文化賞︵映像・メディア部門︶受賞。本作で、盲目の主人公の師匠である笹山タカ役を演じた高橋恵子は、第62回毎日映画コンクール女優助演賞、第17回日本映画批評家大賞助演女優賞を受賞。 2011年、監督作品﹃エクレール・お菓子放浪記﹄全国上映。新藤兼人賞2011・銀賞受賞[2]。 2019年の太宰治生誕110周年を記念し、太宰の生涯を実写映画化した﹃斜陽﹄を同年秋に公開予定[3]だったが、クランクインは2021年10月に延期された[4]。監督作品[編集]
脚注[編集]
(一)^ abcdef“劇場用映画|うさぎ追いし — 山極勝三郎物語 —|スタッフ”. 2018年6月20日閲覧。
(二)^ “本年度の新藤兼人賞、﹁死にゆく妻との旅路﹂の塙幸成監督が金賞受賞”. 映画.com (2011年12月2日). 2018年6月20日閲覧。
(三)^ “太宰生誕110周年で映画﹁斜陽﹂制作。”. 陸奥新報 (2017年11月22日). 2018年6月20日閲覧。
(四)^ 磯部正和 (2021年6月19日). “太宰治﹁斜陽﹂映画化で宮本茉由が映画初主演!安藤政信は太宰モデルの作家役”. シネマトゥデイ. 2021年8月11日閲覧。
(五)^ abcd“近藤明男︵コンドウアキオ︶の映画作品”. Movie Walker. 2018年6月20日閲覧。