金角湾 (ウラジオストク)
金角湾︵きんかくわん、ロシア語: Бухта Золотой Рог ブーフタ・ザラトーイ・ローク︶は、ロシア沿海地方の最大都市であるウラジオストクにある入り江。日本海北西部のピョートル大帝湾に突き出したムラヴィヨフ=アムールスキー半島の先端に角状に細長く切れ込んでいる。
金角湾沿岸に連なる港湾施設
金角湾は風や波からよく守られている。秋から冬にかけては北から北西の強風︵秒速6mから8m以上︶が吹き、寒冷で乾燥した気候になる。夏には南から南東の弱い風が吹き、雨や霧が多くなる。
湾内では4月から8月にかけて、特に6月と7月に霧が観測される。特に西のウスリー湾から吹く南東の風で霧が運ばれてくる。
金角湾の両側はすべて市街地と港湾︵埠頭、漁港、造船所、海軍基地︶に使われており、自然海岸は残されていない。海面には油膜やごみが浮かぶなど汚染は激しい。