鎮魂祭
宮中祭祀の主要祭儀一覧 |
四方拝・歳旦祭 |
元始祭 |
奏事始 |
昭和天皇祭(先帝祭) |
孝明天皇例祭(先帝以前三代の例祭) |
祈年祭 |
天長祭(天長節祭) |
春季皇霊祭・春季神殿祭 |
神武天皇祭・皇霊殿御神楽 |
香淳皇后例祭(先后の例祭) |
節折・大祓 |
明治天皇例祭(先帝以前三代の例祭) |
秋季皇霊祭・秋季神殿祭 |
神嘗祭 |
新嘗祭 |
賢所御神楽 |
大正天皇例祭(先帝以前三代の例祭) |
節折・大祓 |
神祇令 |
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2月 |
祈年祭 |
3月 |
鎮花祭 - 大神神社 |
4月 |
神衣祭 - 伊勢神宮 三枝祭 - 率川神社 大忌祭 - 廣瀬大社 風神祭 - 龍田大社 |
6月 |
月次祭 鎮火祭 道饗祭 |
7月 |
大忌祭 - 廣瀬大社 風神祭 - 龍田大社 |
9月 |
神衣祭 - 伊勢神宮 神嘗祭 - 伊勢神宮 |
11月 |
相嘗祭 鎮魂祭 大嘗祭 (新嘗祭) |
12月 |
月次祭 鎮火祭 道饗祭 |
鎮魂祭︵ちんこんさい、みたましずめのまつり︶とは、宮中で新嘗祭の前日に天皇の鎮魂を行う儀式である。宮中三殿に近い綾綺殿にて行われる。一般的ではないものの、宮中と同日に行われている石上神宮や、彌彦神社、物部神社など、各地の神社でも行われる例もある︵うち彌彦神社は年二回︶。天皇に対して行う場合には﹁みたましずめ﹂﹁みたまふり﹂と言う。鎮魂祭はかつては旧暦11月の2度目の寅の日に行われていた[1]︵太陽暦導入後は11月22日︶。この日は太陽の活力が最も弱くなる冬至の時期であり、太陽神アマテラスの子孫であるとされる天皇の魂の活力を高めるために行われた儀式と考えられる。また、新嘗祭︵または大嘗祭︶という重大な祭事に臨む天皇の霊を強化する祭でもある。第二次世界大戦以後は皇后や皇太子夫妻に対しても行われている。