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この項目では、漫画家について説明しています。璽宇(じう)の教祖の長岡良子(ながおかながこ)については「璽光尊」をご覧ください。 |
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長岡 良子︵ながおか よしこ、1948年8月23日[要出典] - ︶は、日本の女性漫画家。山形県西村山郡朝日町出身、東京都在住。
1974年、﹃りぼん﹄︵集英社︶増刊号に掲載された﹁ナイルの詩﹂でデビュー。﹃ボニータ﹄︵秋田書店︶等に多くの作品を発表。日本史や古代エジプトを題材にした作品が多い。﹃ミステリーボニータ﹄︵秋田書店︶で﹁華麗なる愛の歴史絵巻﹂シリーズを年2回のペースで掲載している。ところが、2016年3月の時点で秋田書店のサイトで作者のコミックスのデータが﹃うたかたの曜︵ひかり︶﹄までの既刊全部が丸ごと消えて読者を困惑させたが、編集部によれば絶版になりHPから削除したとのことである。
叙情的・幻想的な作品を得意とする。歴史漫画という枠にとらわれず、古代の伝説や逸話などを史実と絡め独自の視点から描いている。神や仏、また古代の信仰等への造詣も深い。
単行本のコメントで﹁歴史に名を残した人物よりも史実に埋もれた人物に興味を持つ﹂という内容を自身が語っている通り、大局を捉えた作品は少なく、その時代に生きた人々の愛や哀しみの物語を短編で描き、シリーズとして出している。
趣味はテレビで野球観戦。埼玉西武ライオンズのファンである。奈良や古代、仏像、古代オリエントが好き。
漫画を描く以外の露出は極めて低く、その人となりを知ることができるのは単行本に掲載されるコメントのみである。初期の単行本には、巻末漫画として自身の日常などを紹介していたが、その後はあまり見られない。﹃ミステリーボニータ﹄︵秋田書店︶2002年9月30日号増刊に﹁星降る夜の訪問者﹂が掲載された際に、1ページの﹁ある日のお局日記﹂が添えられていたのが最後である︵単行本﹃花踏む鬼﹄巻末に、セリフの一部を入れ替えた﹁2002年★★★★夏のお局日記﹂として収録されている︶。
作品リスト[編集]
●古代幻想ロマンシリーズ︵括弧内は表題作以外の収録作品を示す︶
●葦の原幻想︵春宵華宴、孤悲歌︶
●夜の虹︵天地のあわい、但馬皇女悲歌︶
●天離る月星
●玉響︵枯野︶
●眉月の誓 全4巻
●夢の奥城
●月の琴︵啼沢女の杜︶
●天ゆく月船︵晩蝉、異聞竹取物語︶
●初月の歌
●昏い月︵飛火野幻想︶
●春宵宴 全2巻
●暁の回廊 全4巻
●大正叙情ロマネスク
●ヴィラ21
●六月の賦
●セルリアン小曲集︵ソネッツ︶
●白虹
●花明り
●断章 全2巻︵但し未完結。連載していた雑誌﹃Candle﹄が廃刊になった為である。続きに﹃7廃園﹄﹃8水辺のお城﹄の2話が存在するが共に単行本未収録。それでも完結していないものと推測される︶
●ナイルのほとりの物語 全11巻
●華麗なる愛の歴史絵巻︵括弧内は表題作以外の収録作品を示す︶
●花散里の物語
●花踏む鬼
●夢としりせば
●うす紅色の夏の影
●空より花の散りくるは
●花鎮めの祀り
●瑠璃の双紙
●夜のこだま
●水なき空に花は流るる
●うたかたの曜︵梓弓、遊糸天女、水無月幻想︶
●しらしらし︵百千鳥、風の声、三千歳の花︶