龍雲寺 (札幌市)
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龍雲寺 | |
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所在地 | 北海道札幌市北区篠路5条10丁目10-21 |
位置 | 北緯43度8分59.6秒 東経141度22分19.7秒 / 北緯43.149889度 東経141.372139度 |
山号 | 篠路山 |
院号 | 豐國院 |
宗旨 | 浄土宗 |
創建年 | 1886年(明治19年) |
正式名 | 篠路山豐國院龍雲寺 |
法人番号 | 1430005000430 |
龍雲寺︵りゅううんじ︶は北海道札幌市北区篠路5条10丁目10-21にある浄土宗の寺院。
歴史[編集]
篠路の開拓に活躍した荒井金助の長男・好太郎の妻ナツは、1872年︵明治5年︶に開拓使から200円を借りて家を建て、荒井家の菩提を弔うための寺とした[1]。その後、1886年︵明治19年︶にナツが自宅を寄付することで、寺号を公称されることになった[2]。 1984年︵昭和59年︶、北海道庁からの依頼により本堂が寄贈され、1986年︵昭和61年︶4月に北海道開拓の村へと移築復元された。なお、寺の新本堂は1984年10月に完成している[2]。文化財[編集]
境内には北区歴史と文化の八十八選のうち、﹁4.農村文化発祥の道︿太平・篠路コース﹀﹂に属する3つの文化財がある[3]。
76.龍雲寺の馬頭観世音
開拓に従事した農耕馬を称えて建てられた。
77.荒井金助と早山清太郎ゆかりの地
篠路開拓で中心的な役割を果たした荒井金助・早山清太郎両名の墓。さっぽろ・ふるさと文化百選No.056としても選定されている。
当初の荒井金助の墓は木製の祠で、ナツの実家・佐藤家の横にあった[1]。1902年︵明治35年︶に石製の墓碑へと更新され、1960年︵昭和40年︶の佐藤家の転出に際して龍雲寺へと移された[4]。
78.龍雲寺のイチョウ
明治初期の入植者である鋤柄松太郎が、新天地開拓の記念に植えた[5]。樹齢100年を越える[5]。
札幌市北区で唯一、北海道自然環境等保全条例の記念保護樹木に指定されている[5]。
ギャラリー[編集]
馬頭観世音
荒井金助・早山清太郎の墓
脚注[編集]
参考文献[編集]
●﹃札幌の寺社﹄北海道新聞社︿さっぽろ文庫39﹀、1986年12月20日。ISBN 4-89363-038-5。
●片岡秀郎﹃札幌歴史散歩﹄ヒルハーフ総合研究所、2012年7月14日。ISBN 978-4-9906400-0-2。
●佐々木信恵 (2022年10月28日). “さっぽろ今昔物語‥篠路 藍、歌舞伎の伝統 今も”. 北海道新聞: さっぽろ10区 第575号1面