iBasso Audio
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iBasso Audio(アイバッソ オーディオ)は、中国に本拠を置く音響機器メーカー。ヘッドフォン・イヤフォン用のポータブルアンプ・DAC・DACの開発・製造を主業務としている。
概要
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2006年に設立されて以来、小型・高音質のポータブルヘッドフォンアンプおよび派生製品の製造を行っている。日本に於いては2010年からヒビノインターサウンド[1]が輸入代理店となり、7月から製品の販売が開始された。日本で取り扱っていた製品についてはヒビノがその改良提案・アドバイスを行っており、ベースモデルとは細部に相違点があった[2]。
2018年8月から輸入代理店が株式会社MUSINに引き継がれた[3][4]。
主な製品(日本)
[編集]代理店経由で日本へ輸入・販売されている主な製品を解説する。
ヘッドフォンアンプ
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内部電源としてリチウムポリマー二次電池を搭載する。一部の製品はUSB端子からの外部直接給電に対応する。LR独立オペアンプやハイサンプリング・ハイレゾリューション音源に対応したDACを搭載した製品もある。
︵発売時系列順に記載︶
- T3 Hj
- D2+ Hj Boa
- D12 Hj
- D5 Hj
- A01
- A02
- D55
- D zero-SE
- MICRO PRECISION DH1
ポータブルメディアプレーヤー
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●HDP-R10
インターフェイスにAndroid OS (Android 2.3.1) を採用したポータブルメディアプレーヤー[5]。高級オーディオ並みのLR独立オペアンプや32bit DACを搭載し、非圧縮24bit/192kHzのハイレゾリューションPCM音源およびDSD音源︵但しDSD2.8Mのみ対応かつ内部でPCMにリアルタイム変換される︶に対応。プリインストールされている﹁HD Music Player﹂は、圧縮音源やCD並み無圧縮音源のアップサンプリングに対応している。Wi-Fi通信機能を持つ[6]が、Google Playには非対応[7]。単体のDACとしては機能しない︵各種デジタル入力やPC用音源としてのUSB入力は無い︶[8]。
●DX90j
独自UIを採用したデジタルオーディオプレーヤー。HDP-R10とはうって変わって小型化し、音楽再生に特化している。中国市場向けのDX90に対して無鉛銀ハンダ使用、別工場への製造委託といった日本市場向け独自のチューニング・品質管理がされている[9]。
LR独立したD/Aコンバータやオペアンプを搭載。ハイレゾリューションPCM音源およびDSD音源再生に対応している︵但しDSD2.8Mのみ対応かつ内部でPCMにリアルタイム変換される︶。ストレージは内部に8GB分を内蔵しているほか、拡張用micro SDHC/SDXCスロット1基搭載。また、UUSB-OTG機能により外部ストレージにも対応[10]。USB-DAC機能を搭載している。
●DX80
2016年4月発売。DX90jの下位モデルの位置づけながら、米SiTime社のMEMSクロックを2基搭載し、DSD音源も5.6MHzまでネイティブ再生に対応するなど、スペックアップしている部分もある[11]。バランス出力には対応していない。
●DX150
2018年8月発売。インターフェイスにAndroid OSを搭載したプレイヤー。フラッグシップモデルであるDX200のDACを変更している[12]。DX200と同じ規格のアンプモジュールに対応し、標準ではAMP6︵2.5mmバランス対応、省電力版︶が搭載される。
●DX200
2018年11月発売。本国では2016年末に発売されたが、日本では代理店︵ヒビノ︶による取り扱いが行われず、代理店変更により漸く正規取り扱いがされるようになった。この機種から採用された独自規格のアンプモジュールに対応し、標準ではAMP1︵2.5mmバランス対応︶が搭載される。
DAC
[編集]いずれもタイプC接続
- DC01
- DC02
- DC03
- DC03Pro
- DC04
- DC04PRO
- DC05
- DC06
- DC-Elite
脚注
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(一)^ ヒビノの子会社
(二)^ iBasso Audioの注目のポータブルアンプ、2機種を聴く -AV Watch︵2010年7月15日 インプレス︶
(三)^ iBasso Audio製品 輸入販売代理店変更のお知らせ︵ヒビノインターサウンド︶
(四)^ iBasso Audioブランドの輸入代理業務を開始︵株式会社MUSIN︶
(五)^ ハイレゾ音源持ち出せる究極の携帯プレーヤー﹁HDP-R10﹂、その真価を探る! : BCNニュース : ニュース : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE︵2012年9月8日 読売新聞︶
(六)^ ただし、音楽再生時のノイズの原因になるという理由で、メーカー側からはできるだけWi-Fi機能をオフにしておくことが推奨されている
(七)^ 発売開始当初の製品にはGoogle Playがバンドルされていたが、一部のアプリケーションのインストールにより音飛びやノイズが発生するという理由により、2012年12月のファームウェア・アップデートにおいてバンドルが廃止された。
(八)^ ︻レビュー︼FLAC/DSD対応のAndroid再生機﹁iBasso HDP-R10﹂を聴く -AV Watch︵2012年8月28日 インプレス︶
(九)^ iBassoからハイレゾポータブルプレーヤー﹁DX90j﹂登場! 音質・使い勝手をレビュー - Phile-web︵2014年7月23日付 音元出版︶
(十)^ iBasso Audioから日本向けにリファインされたポータブルプレーヤーDX90j | Stereo Sound ONLINE︵2014年6月27日付 ステレオサウンド︶
(11)^ MEMSクロックを搭載したハイレゾ対応ポータブルプレーヤー、iBasso﹁DX80﹂が発売に︵2016年4月21日付 ITmedia︶
(12)^ AK4490EQをデュアルで搭載