LK (着陸船)
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LK (Lunniy korabl) | ||
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![]() | ||
説明 | ||
役割: | 月着陸船 | |
乗員: | LKパイロット1名 | |
サイズ | ||
全長: | 5.20 m | |
直径: | 4.50 m | |
体積: | 5 m³ | |
重量 | ||
計: | 5,560 kg | |
ロケットエンジン | ||
RCS Coarse (N2O4/UDMH) x 4: | 390 N | |
RCS Fine (N2O4/UDMH) x 4: | 98 N | |
RCS Impulse | 245 kgf-sec | |
RD-858 (N2O4 ) x 1: |
20100 N | |
性能 | ||
航続時間: | 30日 |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/45/LOK_drawing.png/200px-LOK_drawing.png)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f2/LK_lunar_lander.jpg/200px-LK_lunar_lander.jpg)
LK︵Lunniy Korabl ︶はソ連の有人月旅行計画の一環として開発されたソ連の月着陸船で、アメリカの月着陸船︵LM︶に相当する。ソ連はアメリカより先に、このLKによってソ連の宇宙飛行士を月面着陸させ、ムーン・レースに勝利する予定だった。LKの開発は成功し、地球軌道上での試験が成功裏に終わっている。しかし、N1ロケットの開発に失敗したことから、月に送られることは1度もなかった。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/92/Manned_Moon_landers_LK_vs_LM_-_to_scale_drawing.png/220px-Manned_Moon_landers_LK_vs_LM_-_to_scale_drawing.png)
LK︵左︶とLM︵右︶の比較
セルゲイ・コロリョフの有人月面着陸の最終プランはアポロ計画と同じ、月軌道ランデブーの手法を採用していた。
ソユーズの改良型、LOK (Soyuz 7K-L3)コマンド船︵Lunniy Orbitalny Korabl︶が2名のクルーを運び、LKと共に月軌道に向かう。その後、クルーの1人がLOKからLKに向かうため宇宙遊泳を行い、LKに入ったらブロックDステージをLOKから分離させる。
ブロックDステージは燃料を使い果たすとLKから分離され、LKはLK自身のエンジンによって月に軟着陸を果たす。元々の計画では、先にルナ計画の無人探査機が着陸を行い、LKのためにビーコンを発信することになっていた。着陸した宇宙飛行士は月の石を集め、ソ連の旗を揚げただろう。
月着陸から1日後、重量節約のため、着陸の際に使用したLKのエンジンが再び点火される。この時LKの足の部分が発射台として使用される。月軌道に戻って、LOKと自動ドッキングを行った後、宇宙飛行士は月のサンプルをもってLOKに乗り込むため再度宇宙遊泳を行う。使用済みとなったLKは放棄され、LOKは地球に帰還するためにエンジンの点火を行う[1]。
概要[編集]
RD-858と予備のRD-859で構成される下降時の逆噴射と上昇時の推進を兼ねる11D40推進装置を備える。LKとLMの比較[編集]
ソ連のN1ロケットは月までのペイロード能力がアメリカのサターンVに比べ70%しかなかったので、LKは多くの点でアポロ月着陸船︵LM︶と異なっている。 ●LKの重量はLMの約3分の1。 ●LMが2名搭乗可能なのに対して、LKは1名のみ。 ●LMのようなドッキングトンネルを持たない。宇宙飛行士はLOK (Soyuz 7K-L3)のコマンド船とLK間を移動するには、宇宙遊泳を行う必要があった。 ●月軌道を離脱する際と降下を始める際、LKは同じブレーキングステージ、ブロックDを使用した。対してLMは着陸ステージエンジンを使用する。 ●LKでは、月軌道で高度100km、100 m/sからの最終減速にはブロックEステージが用いられる。これは月軌道へ復帰する際にも上昇ステージとしても用いられる。一方LMの着陸ステージは着陸専用で、上昇には用いられない。コロリョフのN1-L3プラン[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/92/Manned_Moon_landers_LK_vs_LM_-_to_scale_drawing.png/220px-Manned_Moon_landers_LK_vs_LM_-_to_scale_drawing.png)