MCU (ラッパー)
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MCU | |
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出生名 | 小泉 雄志(こいずみ ゆうし) |
別名 | 雄志くん |
生誕 | 1973年8月1日(50歳) |
出身地 | 東京都豊島区巣鴨 |
ジャンル | ヒップホップ・ミュージック |
職業 | |
活動期間 | 2002年、2004年〜 |
レーベル |
ワーナーミュージック・ジャパン (2002年) BMG JAPAN (2004年- ) |
共同作業者 | KICK THE CAN CREW |
MCU︵エムシーユー、1973年8月1日 - ︶は、東京都豊島区巣鴨出身のヒップホップMC、ソングライター、俳優である。本名は小泉 雄志。
芸名の由来は、本名の雄志およびビースティ・ボーイズのMCAから。KICK THE CAN CREW及びマツリルカ、SEALのMC担当。愛称は﹁雄志くん﹂。所属レコード会社はBMG JAPAN。FUNKY GRAMMAR UNIT、神輿ロッカーズ、DJとしてTRIBAL FRUITS CAFEの一員。かつてはU、MC Uという名で活動していた。現在はKICK THE CAN CREWのLITTLEと共にULのMCとして活動している。プロデューサーは同じくKICK THE CAN CREWのKREVAである。既婚。
来歴[編集]
RUN D.M.C.の﹁WALK THIS WAY﹂のミュージック・ビデオを見て、MCを志す。 1987年、文京区立第十中学校からの同級生であったDJ TATSUTAらと共にRADICAL FREAKSを結成︵グループ名の一部はラジカル・ガジベリビンバ・システムから︶。音楽活動に集中するため、高校には進学しなかった。その後、アンダーグラウンドで長く活動し、オムニバスアルバム﹃悪名﹄に収録されている﹁地下室﹂で存在を知らしめ、東京U家族での活動でスキルを磨く︵結成当初、自身が結婚したら解散と言っており、その後結婚したため解散︶。 1997年から活動を開始したKICK THE CAN CREWでは、MCを担当。一方で2002年には、MCU feat.浜崎貴司で﹁幸せであるように﹂をリリース。2004年6月にはKICK THE CAN CREWの活動休止後、再び浜崎貴司と組んで7月28日に﹁サーフライダー﹂、2005年3月には、THE BOOMの宮沢和史とのシングル﹁ありがとう﹂をリリース。5月には、全曲がフィーチャリングとなるアルバム﹃A Peacetime MCU﹄をリリース。 7月には浜崎貴司とマツリルカを結成してシングルを1枚、マツリルカ&アリスとしてシングルを2枚リリース。 2006年5月には、初のソロ名義で﹁MCU in WONDERLAND e.p.﹂をリリースし、ソロ活動を開始。 映画﹃2番目の彼女﹄で俳優デビューの後、﹃明日の記憶﹄にも出演し、﹃木更津キャッツアイ ワールドシリーズ﹄では、出演だけでなく、木更津キャッツアイ feat.MCU名義でシングル﹁シーサイド・ばいばい﹂をリリースしている。HOOK︵サビ︶以外のパートを全てソロで歌い、KICK THE CAN CREWのメンバーとしては唯一︵現在︶のシングルオリコン1位を獲得した。 2007年、福岡ソフトバンクホークスの川﨑宗則内野手が本拠地福岡ヤフオク!ドームのバッターボックスに立つ際に流れるテーマソングに﹁サヨナラ﹂という楽曲を提供。3月7日のオープン戦︵対横浜ベイスターズ︶が行われたヤフオク!ドームで、巣鴨のジャイロボーイと紹介され、背番号52のユニフォームを着て始球式を行い、仁志敏久内野手に対しジャイローを投球した。6月には2年ぶりとなるアルバム﹃A.K.A﹄を発売し、自身のHPをリニューアルした。9月からMCU TOUR 2007 ﹃A.K.A HipHop Hallelujah﹄というアルバムツアーを福岡︵Drum Be-1︶、大阪︵BIG CAT︶、東京︵LIQUIDROOM︶で行った。 2009年にはGLAYのTERUとのコラボ、2010年には自身初のベスト・アルバムをリリース。THE BOOMからサンプリングした﹁berangkat-ブランカ-﹂﹁真夏の奇蹟﹂の2作を配信リリース。ケツメイシのRyojiを客演に据えた楽曲﹁いいわけ﹂がレコチョクでデイリーランキング6位になる。 いとうせいこう・THE BOOMのトリビュート・アルバムに参加。ゲーム風な音楽﹁チップチューン﹂グループ﹁ファミリーコンテニュー﹂での活動を始めた。 自身の好きなゲームと深く関わった新しい音楽活動を展開しており、2018年には 人気野球ゲーム﹁ファミスタ﹂とのコラボ楽曲を発表した。 2019年は人気ゲーム﹁ロックマン﹂の楽曲に客演。中古のゲームなどを販売している﹁ハードオフ﹂の店内BGMおよびシングルをリリースした。 2021年には、ゲーム﹁R-TYPE Final 2 Special Chronicle BOX﹂のシューティング﹁R-TYPE﹂シリーズの最新作にあたる﹁R-TYPE FINAL 2﹂のテーマソングを担当。同年6月には、セガとのコラボミニアルバムを発表した。人物・エピソード[編集]
●元々はロック畑の出身で、ヘヴィメタルと邦楽ロックを好む。今はアシッドハウス、テクノなども聴く。またイカ天世代で、特にTHE BOOMとFLYING KIDSの大ファンとして知られる。ソロ作品では、FLYING KIDSの浜崎貴司を迎えた。 ●大のゲーム好きで、デビュー前はゲームセンターでアルバイトをしていた。自宅にはセガのゲームソフトのコレクションがある。セガフェス2018を訪れた際も、セガグループの中途採用募集のパンフレットを見て、知り合いのセガ社員に中途入社に関して問い合わせていたという[1][2]。 ●料理が得意で、雑誌﹁オレンジページ﹂で取り上げられた。 ●KICK THE CAN CREWのメンバーとしては 唯一の︵2021年現在︶シングルオリコン1位を獲得している。 ●2007年8月1日に34歳となり、バースデーパーティーが行われ、同級生のDJ TATSUTAとTAICHI MASTER、安田大サーカスの団長、クロちゃんらが参加した。団長から﹁団長なりきりセット﹂をプレゼントされ、赤い褌姿となった。 ●最も影響を受けたラッパーとしていとうせいこうを挙げている。 ●ラッパ我リヤのMC Qは、中学校時代の後輩である。後に、自身の楽曲﹁SUGAMO-B 其の弐﹂で共演。 ●お笑い芸人のフジタと仲がよく、ゲーム愛好家としての共通点もあり、YouTubeで共演することもある。 ●大のアニメ好きで、特に﹁アルプスの少女ハイジ﹂と﹁フランダースの犬﹂を愛好する。 ●ミュージック・ビデオやライブで必ず股間を触るが、曰くマイケル・ジャクソンを意識してのこと。 ●右肩から腕に刺青がある。特に、胸にはSEGAロゴの刺青も入れている。 ●後輩のMC8bit︵ファミリーコンティニュー︶は背格好や顔つき、声、仕草に至るまで、全てにおいてUに非常に良く似ており、ファンの間では同一人物であるという見解が濃厚であった。 2020年2月6日、2人が同時に写っている写真を複数人がSNSに投稿したため別人だと思われたが、2020年7月22日のYouTubeライブで急にMC8bitがUに変わるなど怪しい部分もあり、長い間はっきりしていなかった。 しかし、2021年3月13日放送の﹁有吉反省会﹂での本人の発言により、二人が同一人物であることがようやく確定した。ディスコグラフィー[編集]
KICK THE CAN CREW・マツリルカ・ファミリーコンテニュー・UL・MCU&MC卓志ぃぃeeeee!・ピコビットブラザーズはそれぞれの項目を参照シングル[編集]
︵︶内はフィーチャリングしたアーティスト。 (一)幸せであるように︵浜崎貴司︶ 2002年12月23日 (二)サーフライダー︵浜崎貴司︶ 2004年7月28日 (三)ありがとう︵宮沢和史︶ 2005年3月9日 (四)MCU in WONDERLAND e.p. 2006年5月17日 (五)nukumori 2006年11月22日 (六)omoide 2007年3月21日 (七)サヨナラ 2007年5月23日 (八)SUPERSTAR 2009年1月21日 (九)ギミギミ・ナイトフィーバー2009年12月2日 (十)ファミスタ エボリューション 2018年8月2日 (11)ラブハドフ 2019年12月17日︵ハードオフ限定リリース︶ (12)DearGamers ︵綿引さやか︶ 2022年4月8日 (13)笑い合う時 ︵YMCK,MCU︶ 2022年8月8日アルバム[編集]
(一)A Peacetime MCU 2005年5月11日 (二)A.K.A 2007年6月20日 (三)SHU・HA・RI〜STILL LOVE〜 2009年3月11日 (四)BEST OF MCU 2010年2月10日 (五)Sound Collection 2021年6月シングル曲の客演[編集]
(一)175R:ORANGE (二)YELL FROM NIPPON:友情のエール (三)木更津キャッツアイ feat.MCU:シーサイド・ばいばい (四)Rocket Queen feat. MCU/Rock Away : TEAM SHACHI楽曲参加など[編集]
︵︶内はMCUが参加したアーティスト。
●time after time 〜KREVA Remix feat MCU〜︵EARTH︶ - ラップパートを担当。シングル﹃time after time 〜HIP HOP SOUL Version〜﹄に収録
●ORANGE ︵175R︶ - ラップパートを担当。アルバム﹃MELODY﹄及びシングル﹃ORANGE﹄に収録
●ギター侍のうた〜REMIX〜︵波田陽区︶ - リミックスを担当。アルバム﹃ギター侍のうた弐〜完全保存盤〜﹄に収録
●ウィークエンド・シャッフル︵Rhymester︶ - アルバム﹃HEAT ISLAND﹄に収録
●手のひら - 映画﹃LAST DAYS﹄のトリビュート・アルバム﹃LAST DAYS tribute to Mr.K﹄に収録
●友情のエール/YELL FROM NIPPON
●REAL DAYS - 映画﹃デスノート﹄のトリビュート・アルバム﹃DEATH NOTE TRIBUTE﹄に収録
●木更津キャッツアイ feat.MCU﹁シーサイド・ばいばい﹂
●スピード - BUCK-TICKのトリビュート・アルバム﹃PARADE〜RESPECTIVE TRACKS OF BUCK-TICK〜﹄に収録
●TRICK STER︵The DUST'N'BONEZ︶ - ラップパートを担当。アルバム﹃ROCK'N ROLL CIRCUS﹄に収録
●1400km/h (feat.MCU) ︵CANTA︶ - 元聖飢魔IIのメンバーのアルバムにてラップパートを担当。アルバム﹃きらきら﹄に収録
●虹 / KREVA MCU LITTLE SONOMI 小西真奈美 綿引さやか Micchiy JUMPEI 千晴 - オムニバスアルバム﹃monday night studio session﹄に収録
●ジェリー / 千晴 feat. MCU JUMPEI SONOMI - オムニバスアルバム﹃monday night studio session﹄に収録
●scent of you / MCU feat. SONOMI- オムニバスアルバム﹃monday night studio session﹄に収録
●BODY BLOW - いとうせいこうのトリビュート・アルバム﹃再建設的﹄に収録
●Rocket Queen feat. MCU︵TEAM SHACHI︶ - カプコンのゲームロックマンのコラボ曲
●SURVIVOR SURVIVOR、MAMA、JIBUNGOTO︵TEAM SHACHI︶ - アルバム﹃TEAM﹄に収録
●berangkat-ブランカ--THE BOOMのトリビュート・アルバム﹃THE BOOM 20th ANNIVERSARYSPECIAL BEST COVER﹄に収録
●真夏の奇蹟 - THE BOOMからのサンプリング楽曲。配信リリースされた。
●挑め Remix feat. MCU & LITTLE KREVA - シングル﹁挑め﹂に収録
DVD[編集]
●A Peacetime MCU -ONE NIGHT STAND 2005.6.23- 2005年11月30日出演歴[編集]
映画[編集]
●2番目の彼女︵2004年11月27日、内外出版社︶ - 有栖川道夫 役 ●明日の記憶︵2006年5月17日、東映︶ - 馬場敏哉 役 ●木更津キャッツアイ ワールドシリーズ︵2006年10月28日、アスミック・エース︶ - ミニミニオジー 役 ●コナ・ニシテ・フウ︵2008年2月9日、吉本興業︶ - タカシ 役 ●20世紀少年 最終章 ぼくらの旗︵2009年8月29日、東宝︶ - コンサートの客 役ドラマ[編集]
●TRICK 新作スペシャル2︵2010年5月15日、テレビ朝日︶ - 番頭 役ラジオ[編集]
●げんこつRADIO SHOW!︵2007年1月6日、FMPORT︶コメントのみゲーム[編集]
●JUDGE EYES:死神の遺言︵2018年12月13日、セガゲームス︶ - シャルルの店員 役書籍[編集]
●TSUTAYAが発行しているフリーマガジン﹁VA﹂で﹁MCU ACT ON MY STYLE﹂というコラムを連載していた︵2007年1月号にて最終回︶。関連項目[編集]
●FUNKY GRAMMAR UNIT ●RHYMESTER ●KREVA ●LITTLE ●DJ SHUHO ●DJ TATSUTA ●RADICAL FREAKS ●TAICHI MASTER ●マツリルカ ●浜崎貴司 ●アリス ●THE BOOM ●アルファ ●TSUBOI ●WADA ●DJ SUZUKI ●CMJK ●北浦正尚 ●NAOKI-T脚注[編集]
出典[編集]
- ^ ローリング内沢のセガ先輩のはなし第22回 MCUさんとゲームやセガについて話してきた!【前編】セガ・インタラクティブ
- ^ ローリング内沢のセガ先輩のはなし第23回 MCUさんとゲームやセガについて話してきた!【後編】セガ・インタラクティブ
外部リンク[編集]