OBビール
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種類 | 株式会社 |
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略称 | OB |
本社所在地 |
![]() 137-866 ソウル市江南区サムソン1棟永東大路に 517 아셈타워 (asem tower) |
設立 | 1952年 |
業種 | 食料品 |
事業内容 | ビール |
代表者 | Ben Berhart CEO |
主要株主 |
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外部リンク | http://www.ob.co.kr/ |
OBビール | |
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各種表記 | |
ハングル: | 오비맥주 주식회사 |
漢字: | 오비麥酒株式會社 |
発音: |
オービーメッチュチュシックェサ (オービーメクチュチュシクフェサ) |
日本語読み: | おーびーばくしゅかぶしきがいしゃ |
RR式: | Obi Maekju Jusikhoesa |
MR式: | Obi Maekchu Chusikhoesa |
英語表記: | Oriental Brewery Co., Ltd. |
OBビール︵オービー麦酒、오비맥주(오비麥酒)、Oriental Brewery︶は、韓国のビール会社である。ハイトビールとビールのシェアを二分する企業である。2021年第1四半期の家庭用ビール市場の販売量で約52%のシェアを、同期のブランド順位ではCass Freshが約38%のシェアを記録し、それぞれ韓国第1位となっている[1]。
戦前、麒麟麦酒の出資によって経営されていた昭和麦酒を、戦後に同社大株主だった朴承稷商店︵現斗山︶が管理。1952年に東洋ビール︵東洋麦酒、동양맥주(東洋麥酒)、Oriental Brewery︶として設立された。OBとはこのときの英語社名︵英語社名は現在も変更されていない︶の略である。
長らく斗山グループの中核企業だったが、1998年9月、ベルギーのビール会社インターブリュー︵のちインベブを経て現ABI︶に売却された。
なお斗山はプロ野球チームを所有しており﹁OBベアーズ﹂と名づけていたが、OBビールのグループ分離に伴い、1999年﹁斗山ベアーズ﹂に改名した。
製品一覧
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●OB LAGER︵麦芽100%を保ちながら、中価格帯に戻し、アルコール度数を5.2%から4.6%に下げ、苦みを抑えてかつてのOBラガーの味わいに近づけるなど、﹁ニュートロ︵New + Retro︶トレンド﹂を反映した商品。ラベルには熊のキャラクターの﹁ララベア﹂が大きくデザインされて、キャラクターグッズの通信販売も行われている[2]。2019年10月1日から2019年11月30日までソウルと首都圏の10個の大型マートで355ml缶[3]の、2019年11月中旬から2020年1月まで一般飲食店用500ml瓶[4]のテスト販売を行った後に従来のPremier OB Pilsnerを統合する形で、従来同様のラインナップで通年販売化されている。︶
●Cass Fresh Cold Brewed︵1994年に誕生した眞露クアーズのブランドを継承した生ビール。0℃で72時間の低温熟成を行う﹁コールドブリュー︵Cold Brewed︶﹂を採用し、2021年3月末からソウルと首都圏地域で、4月中旬から全国で透明瓶と﹁クールタイマー﹂を採用したラベルを採用し、醸造工程をアップデートするリニューアル[5]を行っている。2012年から現在まで韓国No.1ビールになっている︶
●Cass Light︵高発酵工法を介してカロリーを33%下げたライトビール︶
●Cass 0.0︵2020年10月26日に発売された、濾過工程でアルコールを取り除いたビールテイスト飲料︶
●Cafri︵カロリー20%オフのプレミアムビール︶
●Red Rock︵樽生限定の赤いビール︶
●FiLGOOD︵2019年2月中旬発売の発泡酒[6]。韓国国内の発泡酒は、﹁麦芽含有量の割合が10%未満の他の酒類﹂と規定されている。缶には黄色いクジラの﹁ピルグ﹂が描かれている[7]。当初の缶には﹁HAPPOSHU﹂の表記があったが、FiLGOOD Sevenの発売時に削除されている。︶
●FiLGOOD Seven︵2020年8月1日発売の発泡酒[8]。FilGOODのストロングバージョン。︶
●HANMAC︵2021年2月発売。韓国を代表するラガービールを目指し、国産の高品質米を使用し、﹁大韓民国代表ラガープロジェクト﹂が開発したラガービール[9]︶
●Hand&Malt︵関連会社のZX Ventures社が製造するクラフトビール︶
その他、ABIグループのバドワイザー、ベックス、ステラ・アルトワ、ヒューガルデン・ホワイト、レーベンブロイ、コロナビール、ハルビンビール、グースアイランド・ブルワリー、パタゴニアビールや提携しているサントリーホールディングス︵サントリービール︶のザ・プレミアム・モルツの販売も行っている。また、西友向けの﹁泡麦﹂などの日本向けプライベートブランドや、香港ジェブセングループの﹁ブルーガール﹂[10]の生産も行っている。
過去の製品
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●OB BEER→OB LAGER︵旧︶︵設立時からの商品。1970-80年代の全盛期には70%近くのシェアを誇っていた。2006年にOB Blueにリニューアル。︶
●OB Blue︵1990年代以降はハイトビールやCass freshとの競合でシェアを大きく落とし、2010年には1.9%まで低下していた。2011年3月にOB GOLDEN LAGERにリニューアル。︶
●OB GOLDEN LAGER︵麦芽100%化を含めたフルリニューアルを行い、発売200日で1億本を売り上げ、復調を果たした。2016年にプレミアムビールのPremier OB Pilsnerにリニューアル︶[11]
●Premier OB Pilsner︵プレミアムビールにリニューアルした結果、価格が上昇したこともあり、徐々に勢いがなくなり、2019年11月中旬のテスト販売から順次OB LAGERにリニューアルしている。︶
●Premier OB Weizen / Premier OB Dunkel︵ABIの技術供与によって誕生したヴァイツェンとデュンケル︶
●Cass Red 6.9︵アルコール分6.9%の赤いビール︶
●Cass Lemon︵レモン果汁を使用したビアカクテル︶
●Cass 2X︵2009年5月発売。アルコール度数を2.9%に抑え、さらに炭酸を韓国国内のビールで最も強くした商品。︶
脚注
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(一)^ “OBビールカス、第1四半期の国内市場1位守って”. OBビール (2021年5月4日). 2021年5月6日閲覧。
(二)^ “オンラインセレクトショップ29CM”. OBビール. 2021年5月2日閲覧。
(三)^ “OBビール、OBラガー﹁ニュートロ﹂製品限定発売”. OBビール (2019年9月20日). 2021年5月2日閲覧。
(四)^ “OBビール、﹁OBラガー﹁一般飲食店用ボトルビール発売”. OBビール (2019年11月11日). 2021年5月2日閲覧。
(五)^ “OBビール、﹁今年ニューカス﹂発売”. OBビール (2021年3月19日). 2021年5月2日閲覧。
(六)^ “OBビール、発泡酒市場挑戦状”. OBビール (2019年1月18日). 2021年5月2日閲覧。
(七)^ “﹁ピルグ﹂と呼んでください”. OBビール (2019年6月20日). 2021年5月2日閲覧。
(八)^ “OBビール、7%の高ことができ発泡酒ピルグトセブン発売”. OBビール (2020年8月6日). 2021年5月2日閲覧。
(九)^ “OBビール、﹁大韓民国代表ラガープロジェクト﹂...﹁ハンメク﹂発売”. OBビール (2021年1月29日). 2021年5月2日閲覧。
(十)^ “OBビールの製造﹁ブルーガール﹂、世界のビール激戦場、香港で11年目1位”. OBビール (2018年12月20日). 2021年5月2日閲覧。
(11)^ “思い出のOBビール... ﹁OBゴールデンラガー﹂として表彰再現?”. THE FACT (2012年3月28日). 2021年5月2日閲覧。