Template:Infobox gene
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遺伝子もしくはたんぱく質のページで使用されるテンプレートです。
使い方[編集]
{{infobox_gene}}とページの先頭に貼り付けると、ウィキデータからデータを取得して、自動で情報を整形して表示します。データはすべてウィキデータから読んでいるので、ウィキペディア上で入力するオプションなどはありません。 別のウィキデータのページの情報を呼び出して表示させたい場合は
{{#invoke:Infobox_gene|getTemplateData|QID=Q14860072}}のようにします。ここで Q14860072 はソニック・ヘッジホッグの遺伝子についてのウィキデータのページです。よってこのコードを使用すると、どこのウィキペディアのページからでも、ソニック・ヘッジホッグの情報を表示させることができます。 数値などを変更したい場合は、表示されたインフォボックス下部にある編集ボタンから、該当ページに飛んで編集してください。 ただし遺伝子およびたんぱく質に関するウィキデータ上の膨大な情報のほとんどは、ウィキデータ設立当初の2013年から2017年現在まで、英語版を中心とする現役の研究者たちがプロジェクトとして投稿・更新を行ってくれています。自分で直接編集するよりは、頼んで編集・修正してもらった方が、情報の形式の整合性などの点から考えれば、安全かもしれません。プロジェクトの中心となっているボット・アカウントはこちらです︵→d:User:ProteinBoxBot︶ データの読み出し・変換・整形などの処理は、すべて Module:Infobox_gene が行っています。
仕組み[編集]
簡単な仕組みの解説です。﹁種﹂ごとに別ページ[編集]
ウィキデータ上では、遺伝子の情報は﹁種﹂ごとに別々のページに保存されています。2017年現在、大量の情報が投稿されているのは﹁ヒト﹂と﹁マウス﹂のみです。ヒトは約2万の遺伝子を持つと言われますが、2017年現在、そのうち5割~6割程度の遺伝子について、独立したページがウィキデータに作成されています。その他いくつかのモデル生物に関しても、ごく少量ですが、遺伝子に関するページがウィキデータに作成されています。 これらの内、ウィキペディアにある遺伝子の記事と紐付けられているのは、﹁ヒト﹂に関する遺伝情報のページです。 たとえば﹁ピカチュリン﹂という記事がウィキペディアにあります。 このページと紐付けられているウィキデータ項目は d:Q18050476 です。これはヒトの持っているピカチュリン遺伝子についてのページです。 このウィキデータ項目の中にオーソログについて記録している﹁ortholog (P684)﹂という欄があります︵縦長のページですが、真ん中ぐらいの所です︶。ここで他の生物が持つピカチュリン遺伝子について記述したページへリンクが張られています。 ここを見ると、マウス︵Mus musculus︶が持っているピカチュリン遺伝子に関する情報は、d:Q18300872に保存されていることが分かります。︵他にドブネズミ、C. elegans、キイロショウジョウバエが持っているピカチュリン遺伝子のページへもリンクが張られています︶ ここからヒトとマウスに関する遺伝子の情報を取り寄せ、それを一体にして整形して表示する、それがこのテンプレートの簡単な仕組みです。﹁遺伝子﹂と﹁たんぱく質﹂で別ページ[編集]
ウィキデータ上では、遺伝子の情報は﹁種﹂ごとに別々のページに保存されていることを上に書きましたが、実はさらに﹁遺伝子﹂と﹁たんぱく質﹂でも別ページに分かれています。 たとえば再び同じ例ですが、﹁ピカチュリン﹂についての、ヒト遺伝子の情報は ウィキデータ上では d:Q18050476 に保存されています。これは遺伝子に関するページです。 この遺伝子がコードしているたんぱく質については ﹁encodes︵P688︶﹂ という欄に情報が記述されています︵上からちょっと降りた所です︶。この欄を見ると d:Q335669へのリンクが張られています。このページはピカチュリンという﹁たんぱく質﹂に関する情報をまとめたページです。テンプレートで表示される遺伝子オントロジー系の情報は、こちらのたんぱく質のページの方に書かれていることが分かります。 一方、たんぱく質のページの方には、自分をコードしている遺伝子について記述している﹁encoded by︵P702︶﹂という欄があります。この﹁encoded by︵P702︶﹂の欄と、先ほどの﹁encodes︵P688︶﹂の欄を通して、遺伝子のページとたんぱく質のページが相互に接続されています。 これにより﹁たんぱく質﹂として立てられているページ︵たとえばリーリン︶においてこのテンプレートを使用しても、﹁encoded by︵P702︶﹂の欄に書かれている情報を参照して、自動で遺伝子のページを見つけて情報を取ってきて表示してくれる、という仕組みになっています。- ^ a b c GRCh38: Ensembl release 89: ENSG00000164690 - Ensembl, May 2017
- ^ a b c GRCm38: Ensembl release 89: ENSMUSG00000002633 - Ensembl, May 2017
- ^ Human PubMed Reference:
- ^ Mouse PubMed Reference: