デジタル大辞泉 「そっと」の意味・読み・例文・類語 そっ‐と ﹇副﹈(スル) 1 音を立てないように物事をするさま。静かに。﹁障子をそっと閉める﹂ 2 他人に気づかれないように物事をするさま。こっそり。ひそかに。﹁秘密をそっと打ち明ける﹂ 3 干渉しないで、静かにしておくさま。﹁しばらくそっとしておこう﹂ 4 少し。ちょっと。 ﹁沢山にあらば、皆々を申し入れうが、―した樽を下された程に﹂︿虎明狂・口真似﹀ [類語]︵2︶こっそり・ひそか・忍びやか・内(うち)内(うち)・内(ない)内(ない)・内輪・内部・内密・内幕・内(うち)裏(うら)・内分・内聞・内情・内実・秘密・内緒・内証・隠(おん)密(みつ)・極(ごく)秘(ひ)・厳(げん)秘(ぴ)・丸(まる)秘(ひ)・機密・枢(すう)密(みつ)・天機・機事・密事・秘事・暗部・隠し事・秘め事・密(みそ)か事・内(ない)緒(しょ)事・秘中の秘・密(みそ)か・密(ひそ)か・秘めやか・やおら・おもむろに・そろり・そろそろ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「そっと」の意味・読み・例文・類語 そっ‐と (一)〘 副詞 〙 (二)① 少しの程度であることを表わす語。ちょっと。 (一)[初出の実例]﹁麝香も鸚武もそっとは不レ近レ人者也﹂(出典‥杜詩続翠抄︵1439頃︶五) (三)② 静かに、また、内々(ないない)にするさまを表わす語。ひそかに。こっそりと。 (一)[初出の実例]﹁つびの中へ入た処を、そっととらへたと言様に﹂(出典‥史記抄︵1477︶三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例