イラン革命(読み)イランカクメイ

デジタル大辞泉 「イラン革命」の意味・読み・例文・類語

イラン‐かくめい【イラン革命】

1979年、パフラビー朝の独裁を廃して、イスラム教に基づく共和国を樹立した革命。亡命中のホメイニ師が帰国して指導者となった。イスラム革命。

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精選版 日本国語大辞典 「イラン革命」の意味・読み・例文・類語

イラン‐かくめい【イラン革命】

  1. 一九七九年、パーレビー朝の独裁を廃して、イスラム教にもとづく共和国を樹立した革命。亡命中のホメイニ師が帰国して指導者となった。

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改訂新版 世界大百科事典 「イラン革命」の意味・わかりやすい解説

イラン革命 (イランかくめい)


19792enqelāb-e Islāmī1953637174便7814089︿1012101179211

 使調

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「イラン革命」の意味・わかりやすい解説

イラン革命
いらんかくめい


1979211姿

 ()196270

 

 使()

 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イラン革命」の意味・わかりやすい解説

イラン革命
イランかくめい
Iranian Revolution of 1978-79

 
197879 194179197319781 19781119791 S. 19792121141調
19805  

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百科事典マイペディア 「イラン革命」の意味・わかりやすい解説

イラン革命【イランかくめい】

1979年イランのパフラビー朝の独裁体制を打倒し,イスラム共和制を樹立した革命。イランでは〈イスラム革命〉と呼ぶ。アメリカの支持のもと,石油収入により急速な近代化を進める国王は,土地改革を中心とする上からの〈白色革命〉を断行。さらに経済格差の拡大や都市への人口集中等が重なり,伝統的土地所有者,商人,民衆などから強い反発を受けた。これに宗教界も加勢し,1978年,聖地コムでの学生デモ弾圧をきっかけに全国的な蜂起となった。1979年国王が国外脱出,同年2月,亡命中の宗教指導者ホメイニーが帰国して革命政府を樹立した。革命には民族主義派や社会主義者なども積極的に関わったが,1981年,〈法学者の統治〉論を取り入れたイスラム共和国が成立。宗教上の最高指導者が立法・行政・司法を超える監督権をもつ体制を布いた。その後イランは〈革命の輸出〉を唱えて,欧米諸国のほか周辺イスラム諸国からも警戒されることになった。
→関連項目イランイラン・イラク戦争中東モハンマド・レザー・パフラビー

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知恵蔵 「イラン革命」の解説

イラン革命

1979年、イランのパーレビ王朝が倒壊し、イラン・イスラム共和国が成立、ウラマー(イスラム法学者)の統治(ベラーヤテ・ファギーフ)と呼ばれる宗教指導者による支配体制が樹立された。反パーレビ運動を一貫して推進してきたカリスマ的指導者ホメイニがこの体制を指導した。しかし、88年に対イラク戦争の停戦を受諾することで、革命を武力で輸出しようという路線は挫折した。89年ホメイニの後継者とされていたモンタゼリが退けられ、同年6月にホメイニが死去すると、2代目の最高指導者にハメネイが就任した。だが、ホメイニのカリスマ性は継承できず、イランのイスラム体制は民衆への磁力を弱めた。さらに問題なのは、経済の停滞であり、少なからぬ数の国民は生活苦から革命体制への倦怠感をあらわにし始めている。宗教に指導された近代化、というイランの革命政権が掲げた理念は厳しい現実に直面している。

(高橋和夫 放送大学助教授 / 2007年)

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「イラン革命」の解説

イラン革命(イランかくめい)


2(1974)781121011退79211

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世界大百科事典(旧版)内のイラン革命の言及

【ホメイニー】より

イラン革命の指導者。イラン中部のホメイン村に生まれ,アラーク,コムで修学,有力アーヤトッラーの一人となった。…

※「イラン革命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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