コシアブラ(英語表記)Acanthopanax sciadophylloides Fr.et Sav.

改訂新版 世界大百科事典 「コシアブラ」の意味・わかりやすい解説

コシアブラ
Acanthopanax sciadophylloides Fr.et Sav.


10m5730cm851.5mm5245mm


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コシアブラ」の意味・わかりやすい解説

コシアブラ
こしあぶら / 漉油
[学] Chengiopanax sciadophylloides (Fr. et Sav.) C.B.Shang et J.Y.Huang
Acanthopanax sciadophylloides Fr. et Sav.


APG155()10207308910()()

 ()()

 20211117

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コシアブラ」の意味・わかりやすい解説

コシアブラ(濾油)
コシアブラ
Acanthopanax sciadophylloides

ウコギ科の落葉高木。日本各地の山中に自生する。幹の高さ 16m,径 60cmに及ぶ。葉は5小葉から成る掌状複葉で互生する。小葉は倒卵状の楕円形で短い柄をもち,長さ 10~20cm,先端はとがり,縁にとげ状の鋸歯をもつ。夏に,長い柄のある散形花序を出し,小型の5弁の淡黄緑色花を多数つける。秋に,黒紫色で径 5mmの球形の液果を結ぶ。古くはこの木より樹脂液をとり,こして塗料に使用したのでこの和名がある。

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百科事典マイペディア 「コシアブラ」の意味・わかりやすい解説

コシアブラ

北海道〜九州の山地に生えるウコギ科の落葉高木。葉は互生し,5小葉からなる掌状複葉。夏,枝先に淡黄色の小花が球状にまとまった散形花序を多数つける。果実は球形で黒紫色に熟す。材は白く,木目が細かく光沢があるので,細工物,箸(はし),楊枝(ようじ)などにされる。山形県米沢市笹野の一刀彫はこの材が用いられる。昔,樹脂から金漆(ごんぜつ)という漆に似た塗料をつくったことからゴンゼツノキともいう。

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世界大百科事典(旧版)内のコシアブラの言及

【シラキ(白木)】より


 

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