コマーシャル(読み)こまーしゃる(英語表記)commercial

翻訳|commercial

デジタル大辞泉 「コマーシャル」の意味・読み・例文・類語

コマーシャル(commercial)

 
1CM
2 
[]P()R()C()M()  

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精選版 日本国語大辞典 「コマーシャル」の意味・読み・例文・類語

コマーシャル

 

(一)   ( [] commercial )
(二) (  ) 1914
(三) (  ) 
(一)[](1955)
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コマーシャル」の意味・わかりやすい解説

コマーシャル
こまーしゃる
commercial


commercial messageCM使19512691630771953828330


種類


5

(1)() CMCM

(2)VTRCM CMCM使CGCM

(3) CMCF

(4)CM CM

(5)CM CM

 CM51102202303010511021523020240252503010CMCMCMCMCM1530()CMcowcatcherCMhitchhikeCM

 station breakCM1510153060CM15CM使406020CMparticipating commercialCM

 CMCM使CMCMCMCMCM

 CM1

(1)L 

(2) 

(3) 

(4) 2

(5)F 

(6) 1820

(7) 


自主規制

ところで、日本で民間放送が発足する初期のころ、民放関係者は、日本人の放送コマーシャルへの拒否反応を、真剣に恐れていた。長い間のNHKラジオのみの聴取習慣や日本人の商人蔑視(べっし)意識から、番組の途中や番組と番組の間に「物売り」の声を挿入することへの反感が予想されたからである。商業放送という呼称を避けて「民間放送」という呼び方を選んだことや、民放ラジオが開局した1951年(昭和26)に初めて決められた日本民間放送連盟の「放送基準」のなかに「コマーシャルは、短いほどよい」という一節があることなどに、それは示されている。民放連放送基準は、当時、番組提供の場合のプログラム・コマーシャルの長さについて、「5分番組では1分以内」、「30分番組では3分以内」などCM量の自主規制を設けていた。

 だが、番組CMの規制外にあったスポットCMの量は、時代とともに増加している。1960年代後半以降その勢いはとりわけ顕著で、1990年代に入ると、スポットCMの扱い額はテレビ局の年間総扱い額の半分を各年とも超え、民放テレビ局経営の根幹を担うに至っている。この状況は当分の間続き、経営の在り方が変化しない限り不変だと思われる。同時に、コマーシャルは国民生活のなかにすっかり定着し、生活情報として現代生活になくてはならないものとなり、時代の気分を豊かにする存在にすらなっている。反面、その社会的影響についての論議も盛んになされ、CM過剰論の声も聞かれた。そのため、民放連は1975年に、テレビCMの総量をスポットCMやガイドを含め、「週間放送総時間の18%以内」とする放送基準の改正を行っており、2011年(平成23)時点でもこの基準は遵守(じゅんしゅ)されている。21世紀に入って、放送界の多チャンネル化、デジタル化はさらに進んでいるが、コマーシャルが日常生活に不可欠のものであることに変わりはないといえる。

[伊藤誠二]

『広告批評編『広告大入門』(1992・マドラ出版)』『全日本CM放送連盟編『ACC CM年鑑』各年版(宣伝会議)』『電通出版事業部編・刊『電通広告年鑑』各年版』『東京コピーライターズクラブ編『コピー年鑑』各年版(宣伝会議)』『日本民間放送連盟編『日本民間放送年鑑』各年版(コーケン出版)』『日本広告業協会教育セミナー委員会編『広告ビジネス入門』各年版(日本広告業協会)』

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世界大百科事典(旧版)内のコマーシャルの言及

【CF】より

…本来は映画用フィルムで製作されたテレビのCM(commercial message)のことであったが,現在ではビデオテープにより製作されたものも含めてテレビCMそのものをさすようになった。CFはcommercial filmの略で,日本での造語であり,日本では単にコマーシャルといわれることが多い。テレビCMはアメリカで生まれ,初期には,スタジオや中継現場からテレビカメラを通して放送された。…

※「コマーシャル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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