コリント人への手紙(読み)コリントビトヘノテガミ(英語表記)Letters of Paul to the Corinthians

デジタル大辞泉 「コリント人への手紙」の意味・読み・例文・類語

コリントびとへのてがみ【コリント人への手紙】

 
使212  

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精選版 日本国語大辞典 「コリント人への手紙」の意味・読み・例文・類語

コリントびとへのてがみ【コリント人への手紙】

  1. コリントしょ(━書)

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改訂新版 世界大百科事典 「コリント人への手紙」の意味・わかりやすい解説

コリント人への手紙 (コリントびとへのてがみ)
Letters of Paul to the Corinthians


使53-553使1823122549-522使15361822506km50︿1調︿13︿118121013︿24︿129289︿使

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コリント人への手紙」の意味・わかりやすい解説

コリント人への手紙
コリントびとへのてがみ
Pros Korinthious; The Letters to the Corinthians

新約聖書中のパウロの書簡でコリントに彼が立てたキリスト信徒の集団にあてられたもの。1書と2書がある。1書はコリントを去ってエフェソス伝道中に伝えられたコリント教会内の紛争や不道徳な行為などについて,あるいは結婚や処女,献金などについて寄せられた種々の質問に関して,57年頃パウロが教示を与えたもの。具体的な諸問題に与えた彼の実践的な解決は異教世界のなかにおかれた教会のかかえる困難に対する力強い導きであり,しかもそのなかには愛の必要,復活の信仰などについて確固とした教説が示されていて,パウロの伝道を知るうえにきわめて価値の高いものである。しかしこの書簡は一部のコリント人の反感を喚起したので,パウロは悪化した情勢の打開をはかってコリントへおもむいたが不首尾に終った。そこでパウロはエフェソスへ戻り使徒としての権威に基づいて自分を弁護し,また反対者を激しく非難する書簡をテトスに託した。これがコリント2書の 10~13章に相当する。しかしその後の事情の好転を聞き,コリント人へ及ぼす影響を考慮してコリント人に対する彼の愛情と協調の精神に満ちた書簡を再びテトスに託した。これが1~9章に相当し,この2つのまったく違った動機により書かれた書簡がなんらかの理由で1つにされて,コリント2書を形成したらしい。

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世界大百科事典(旧版)内のコリント人への手紙の言及

【パウロ】より


Paulos

 13(12)(1)7使

※「コリント人への手紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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