コールドウェル(読み)こーるどうぇる(英語表記)Erskine Preston Caldwell

デジタル大辞泉 「コールドウェル」の意味・読み・例文・類語

コールドウェル(Erskine Caldwell)

 
19031987姿  

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精選版 日本国語大辞典 「コールドウェル」の意味・読み・例文・類語

コールドウェル

 

(一)( Erskine Caldwell  ) 
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コールドウェル」の意味・わかりやすい解説

コールドウェル
こーるどうぇる
Erskine Preston Caldwell
(1903―1987)


()退(1932)(1933)姿()()19351940()193519431951

 

JWE1977

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コールドウェル」の意味・わかりやすい解説

コールドウェル
Caldwell, Erskine

[生]1903.12.17. ジョージア,ホワイトオーク
[没]1987.4.11. アリゾナ
アメリカの小説家。バージニア大学中退後,プロ・フットボール選手などさまざまな職業を経て作家生活に入った。 1929年『私生児』 The Bastardを発表,ジョージア州の奥地を背景とした『タバコ・ロード』 Tobacco Road (1932) ではプア・ホワイトの悲惨な生活をきわめてグロテスクな筆致で描き,名声を得た。同一の手法を用いた『神の小さな土地』 God's Little Acre (33) はわいせつ文書として起訴されたが無罪となった。以後『巡回牧師』 The Journeyman (35) ,『汚れた土地』 Tragic Ground (44) など南部の暗い面を扱った十数編の長編で,30年代の代表的作家に数えられた。一方,『アメリカの土地』 American Earth (31) ,『昇る朝日に跪け』 Kneel to the Rising Sun and Other Stories (35) など数巻の短編集があり,作品としての完成度は長編よりむしろ高い。ほかに,長編『七月の騒ぎ』 Trouble in July (40) ,『夏の最後の夜』 The Last Night of Summer (63) ,『アネット』 Annette (73) ,短編集『男と女』 Men and Women (61) ,童話『わが家の鹿』 The Deer at Our House (66) ,回想記『深南部』 Deep South (68) など作品多数。

コールドウェル
Caldwell

アメリカ合衆国,アイダホ州南西部の都市。ボイジー河畔にあり,1883年オレゴンショートライン鉄道の建設に伴って設置された。地名も鉄道会社の社主の名 A.コールドウェルにちなむ。南部にボイジー灌漑計画で造成されたローウェル湖 (ディアフラット貯水池) がある。各種農産物の加工,集散地としての機能をもつ。 91年創立のアイダホカレッジがある。人口1万 8400 (1990) 。

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改訂新版 世界大百科事典 「コールドウェル」の意味・わかりやすい解説

コールドウェル
Erskine Preston Caldwell
生没年:1903-87


退Deep South19301932Jack Kirkland7God's Little Acre1933193221960

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百科事典マイペディア 「コールドウェル」の意味・わかりやすい解説

コールドウェル

 
1929193219331944  

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世界大百科事典(旧版)内のコールドウェルの言及

【アメリカ文学】より

… 29年の大恐慌を境に,頽廃的ムードの中にも繁栄していた1920年代の社会は冷たく暗い幻滅感と危機感をたたえた社会へと変わり,社会的関心を第一とする作品が目につくようになる。ノリス的自然主義者スタインベックは《怒りの葡萄》(1939)で農民の窮境を叙事詩的に語り,コールドウェルは南部の貧しい白人を,J.T.ファレルは都会の不良少年を,黒人作家R.ライトは抑圧された黒人の姿を,それぞれなまなましく描いた。またT.ウルフやH.ミラーは自伝的作品によって原始的生命をもった個性への復帰を示した。…

※「コールドウェル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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