バイヤー(読み)ばいやー(英語表記)Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer

デジタル大辞泉 「バイヤー」の意味・読み・例文・類語

バイヤー(Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer)

 
183519171905  

バイヤー(buyer)

買い手。特に外国から買い付けに来た貿易業者。
[類語]買い手買い主買い方

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精選版 日本国語大辞典 「バイヤー」の意味・読み・例文・類語

バイヤー

  1. ( Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer ヨハン=フリードリヒ=ウィルヘルム=アドルフ=フォン━ ) ドイツの有機化学者。天然藍の主成分であるインジゴ(青藍)の構造および合成法を研究し、ドイツ染料工業の基礎を確立。一九〇五年ノーベル化学賞受賞。(一八三五‐一九一七

バイヤー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] buyer ) 買手。特に、外国人の貿易買付け人。〔外来語辞典(1914)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バイヤー」の意味・わかりやすい解説

バイヤー
ばいやー
Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer
(1835―1917)




 ()

 300()186518701880()10188218851905


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改訂新版 世界大百科事典 「バイヤー」の意味・わかりやすい解説

バイヤー
Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer
生没年:1835-1917


退1856R.W.A.5860647275J.1905︿19051920278188020尿︿E.V.R.K.C.T.


バイヤー
Herbert Bayer
生没年:1900-85


Haag192125-28382Aspen


バイヤー
Ferdinand Beyer
生没年:1803-63

ドイツの作曲家。ピアノの初歩教則本,いわゆる《バイエル・ピアノ教則本》の作曲者として知られる。作曲家としては今日ほとんど忘れられた存在であるが,ピアノのためのサロン風小品や編曲などが残されている。上記ピアノ教則本の日本への導入は,1880年(明治13)に音楽取調掛(東京芸術大学音楽学部の前身)の招きで来日したアメリカの音楽教育家メーソンLuther Whiting Mason(1828-96)が20冊を持ち込んだことに始まる。以後,日本の初等音楽教育の中心となってきた。
執筆者:

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化学辞典 第2版 「バイヤー」の解説

バイヤー
バイヤー
Baeyer, Johann Friedrich Wilhelm Adolf von


R.W.E. Bunsen()F.A. Kekulé()1858186018711875o-(1880)(1883)尿Kekulé1885()E.H. Fischer()C. Graebe()V. Meyer()R. Willstätter()1905

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DBM用語辞典 「バイヤー」の解説

バイヤー【buyer】

製品やサービスの購入者のこと。ダイレクト・マーケティングでのバイヤー(購入者)をつぎのように区別される。(1)アクティブ・バイヤー(活発な購入者)1年あるいは18ケ月以内に購入している人。(2)マルチ・バイヤー(多頻度購入者)2回以上購入した人。(3)フォーマー・バイヤー(以前の購入者)アクティブ期間を過ぎた人。(4)ホットライン・リスト(最新購入者)新しくリストに加えられた名前。(5)1000円、2500円、5000円、1万円など特定の価格ラインに反応するバイヤー(価格ライン購入者)。(6)ギフト・バイヤー(ギフト購入者)誰かにギフトするために購入した人。(7)プレミアム・バイヤー(おまけ付き購入者)プレミアムの提供につられて購入する人。(8)クレジットカード・バイヤー(クレジットカード購入者)注文をクレジットカードで支払った人。(9)カタログ・バイヤー(カタログで購入した人)。(10)テレビ・バイヤー(テレビ・ショッピングで購入した人)。(11)インターネット・バイヤー(ウェブページで購入した購入者)。(12)スペースアド・バイヤー(雑誌や新聞の広告で購入した人)。一度購入したメディアで購入する傾向があるので、どのメディアで購入しいてるかを分析することが重要。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バイヤー」の意味・わかりやすい解説

バイヤー
Baeyer, (Johann Friedrich Wilhelm) Adolf von

[生]1835.10.31. ベルリン
[没]1917.8.20. シュタルンベルク
ドイツの有機化学者。 1858年ベルリン大学で学位取得,同大学私講師 (1860) 。ハイデルベルク大学で R.ブンゼンに学び (58) ,次いで A.ケクレに師事して大きな影響を受けた。ヘント大学 (58) ,ゲベルベ研究所 (60~72) を経てシュトラスブルク大学教授 (72) ,ミュンヘン大学教授 (75) 。インジゴの合成 (80) と構造決定 (83) ,フタレイン系染料の発見,尿酸誘導体,ポリアセチレン,オキソニウム塩の研究,炭酸同化作用の研究 (70) ,環状有機化合物の構造についての張力説 (85) ,ベンゼン構造の集中式の提案 (87) など多彩な研究をし,門下に E.フィッシャーや R.ウィルシュテッターなど有名な有機化学者を輩出した。有機染料とヒドロ芳香族化合物の研究による有機化学および化学工業に対する貢献によって 1905年ノーベル化学賞を受賞した。
 


Bayer Herbert

 
[]1900.4.5. 
[]1985.9.30. 
1938  

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百科事典マイペディア 「バイヤー」の意味・わかりやすい解説

バイヤー

オーストリア出身のデザイナー。ハーク生れ。バウハウスで学び,のち教授となる。モホリ・ナギらとともに新しいディスプレーや印刷美術,タイポグラフィー,フォト・モンタージュなどを発表。1938年から米国で活動した。代表作に書体〈ユニバーサル・タイプ〉(1926年),カンディンスキー展のポスター(1926年)などがある。

バイヤー

ドイツの有機化学者。ブンゼン,ケクレに学び,1875年ミュンヘン大学教授。有機合成に関する研究を広く行い,1880年天然染料藍(あい)の色素成分であるインジゴの合成に成功,その構造を決定し,工業的製法を研究。炭素化合物の構造の安定度についてバイヤーの張力説を提唱。1905年ノーベル化学賞。

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流通用語辞典 「バイヤー」の解説

バイヤー【buyer】

 
調  

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世界大百科事典(旧版)内のバイヤーの言及

【インドール】より

複素環式芳香族化合物の一つで,2,3‐ベンゾピロール,1‐アザインデン,1‐ベンズアゾールなどと呼ばれる。1866年J.F.W.A.vonバイヤーがインジゴの構造研究の際はじめて見いだし,インジゴにちなみ命名された。コールタール,ジャスミン油などの花精油,哺乳類排出物などの中に存在する。…

【塗料】より

…85年イギリスのパークスAlexander Parkes(1813‐90)はこれを塗料に利用する特許を取得した。1872年,ドイツのJ.F.W.A.vonバイヤーはフェノールとホルマリンにより不溶性物質(フェノール樹脂の発端)を発見し,イギリスのW.スミスが初めてグリセリンと無水フタル酸からグリプタル樹脂(アルキド樹脂)を1901年工業的につくりだした。これを油で変性して塗料に適するようにしたのはさらに10年後であった。…

【バウハウス】より

…このころからバウハウスの卒業生が教授陣に加わりはじめる。タイポグラフィーと広告の部門を築いたH.バイヤー,家具に新境地をひらいていたM.L.ブロイヤー,彫刻のシュミットJ.Schmidtらである。 バウハウスはワイマール時代には建築の部門をもっていなかったが,27年グロピウスは建築部門を設けるとともに,スイス人の建築家マイヤーHannes Meyer(1889‐1954)を招いた。…

※「バイヤー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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