デジタル大辞泉 「リュクサンブール公園」の意味・読み・例文・類語 リュクサンブール‐こうえん〔‐コウヱン〕【リュクサンブール公園】 ︽Jardin du Luxembourg︾フランス、パリ中央部、セーヌ川の左岸にある公園。17世紀初めにアンリ4世の妃、マリ=ド=メディシスによりリュクサンブール宮殿と庭園が建造され、フランス革命の際、庭園が公園として市民に開放された。宮殿は現在上院議事堂になっている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「リュクサンブール公園」の意味・わかりやすい解説 リュクサンブール公園りゅくさんぶーるこうえんJardin du Luxembourg パリ市内セーヌ川の左岸にある公園。アンリ4世の妃(きさき)マリ・ド・メディシスが、王の死後リュクサンブール公の邸(やしき)と周辺の土地を買い取り、1615年から10年がかりでつくったのがリュクサンブール宮殿と庭園である。建築家はサロモン・ド・ブロスで、フィレンツェのピッティ宮がモデルになった。宮殿はその後たびたび改装され、現在は上院議事堂として使われている。庭園はフランス大革命のときに開放されて公園になり、隣接していた修道院を取り壊して拡張された。この公園は花壇と泉池が非常に美しく、歴代の王妃、著名な女性、芸術家などの像が園内に立ち並んでいる。市街地の真ん中にあり、パリ大学にも近いため、幼児を連れた母親や大学生の憩いの場としてよく利用されている。 ﹇紅山雪夫﹈ リュクサンブール宮殿 アンリ4世の妃マリ・ド・メディシスが造営した宮殿。建築家サロモン・ド・ブロスの設計により、1625年に完成。現在は上院議事堂として使われている。庭園はフランス大革命の際に開放され、公園となった。フランス パリ©Masashi Tanaka"> リュクサンブール宮殿 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「リュクサンブール公園」の解説 リュクサンブールこうえん【リュクサンブール公園】 フランスの首都パリの6区、セーヌ川左岸のサンジェルマンとカルチエラタンの間に広がる公園。広さ22.5haと、パリ市内で最も広い面積を持つ公園である。公園内にはあやつり人形の劇場やメリーゴーラウンド、ポニーの騎乗ができる施設、音楽公演が行われているガゼボ︵広場︶、ボート遊びのできる池があり、食事とワインが楽しめるレストランもある。公園北側には、フランス国会の上院︵元老院︶として使用されているリュクサンブール宮殿がある。また、この公園に隣接して劇場のオデオン座がある。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報