デジタル大辞泉
「加藤繁」の意味・読み・例文・類語
かとう‐しげし【加藤繁】
研究。著﹁唐宋時代に於ける金銀の研究﹂﹁支那経済史考証﹂など。
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かとう‐しげし【加藤繁】
(一)東洋史学者。文学博士。島根県に生まれる。東京帝国大学支那史学科選科卒。慶応義塾大学教授、東京帝国大学教授を歴任。わが国における中国経済史学の開拓者といわれる。論文集﹁支那経済史考証﹂がある。明治一三~昭和二一年︵一八八〇‐一九四六︶
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加藤 繁
カトウ シゲシ
明治〜昭和期の東洋史学者 東京帝大教授。
生年
明治13(1880)年9月3日
没年
昭和21(1946)年3月7日
出生地
島根県松江市
旧姓(旧名)
内田
学歴︹年︺
東京帝大文科大学支那史学科選科︹明治39年︺修了
学位︹年︺
文学博士(東京帝大)
主な受賞名︹年︺
帝国学士院賞恩賜賞︹昭和15年︺
経歴
明治39年法政大学清国留学生普通科副主任兼予科講師、40年京都で織田萬監修の﹁清国行政法﹂の編集に従事。臨時台湾旧慣調査会補助委員、大正6年慶応義塾大学講師、9年教授、14年東大講師、昭和11年教授となり東洋史学講座を担当した。16年退官。著書に﹁支那経済史﹂﹁支那古田制の研究﹂﹁史記平準書―漢書食貨志﹂﹁支那経済史概説﹂﹁中国経済史の開拓﹂などがあり、死後門下生により研究論文が﹁支那経済史考証﹂として編集刊行された。
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加藤繁
かとうしげし
(1880―1946)
東洋史学者。とくに中国経済史の開拓者として知られる。島根県松江市生まれ。1906年(明治39)東京帝国大学文科大学支那(しな)史学選科卒業。臨時台湾旧慣調査会補助委員、慶応義塾大学教授、東京帝国大学教授を歴任。主著『唐宋(そう)時代に於(お)ける金銀の研究』2冊(1925~26)は、唐・宋時代に金銀地金が貨幣的機能をもって使用された事実を、くまなく集めた関係史料に批判解釈を加えて明らかにした精密な研究で、その方法と内容とにおいて画期的業績といわれ、文学博士号を得、学士院恩賜賞を贈られた。そのほか『支那古田制の研究』『支那経済史概説』『史記平準書・漢書食貨志訳註(やくちゅう)』『旧唐書食貨志・旧五代史食貨志訳註』があり、没後門下生の編集した論文集には『支那経済史考証』2冊がある。中国社会経済史学界に与えた影響は大きい。
[星 斌夫]
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加藤繁 (かとうしげし)
生没年:1880-1946(明治13-昭和21)
中国経済史研究の先駆者。松江市出身。東京帝大支那史学科選科修了後,台湾旧慣調査会で︽清国行政法︾の編纂に従事。のち慶大,東大教授。主著は︽唐宋時代に於ける金銀の研究︾︵学士院恩賜賞︶,没後主要論文が︽支那経済史考証︾2巻にまとめられた。その研究は周代の井田制,漢代の財政,唐・宋時代の荘園,市場から近代の貨幣や金融に及び中国社会経済史の基礎を築いた。
執筆者‥池田 温
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加藤繁
かとうしげし
[没]1946.3.7. 静岡,下狩野
東洋史学者。文学博士。 1906年東京大学支那史学科選科修了。台湾旧慣調査会補助委員,慶應義塾大学教授を経て,25年東京大学講師,36年教授。中国経済史を専攻。特に唐・宋時代経済史を開拓,実証的研究を行なった。主著﹃唐宋時代に於ける金銀の研究﹄ (1925~26) ,﹃支那経済史考証﹄ (2巻,52~53) 。
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加藤繁 かとう-しげし
1880-1946 明治-昭和時代前期の東洋史学者。
明治13年9月3日生まれ。昭和11年母校東京帝大の教授となり,東洋史講座を担当。未開拓だった中国経済史の研究にとりくみ,昭和2年﹁唐宋時代に於ける金銀の研究﹂で学士院恩賜賞を受賞。昭和21年3月7日死去。67歳。島根県出身。旧姓は内田。著作はほかに﹁支那経済史考証﹂など。
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加藤繁【かとうしげし】
東洋史学者。松江の出身。東大支那史学選科卒。東大教授。周代の井田法,漢代の財政,唐・宋代の荘園などの幅広い研究で中国社会経済史研究の開拓者となった。著書︽支那経済史考証︾︽唐宋時代に於ける金銀の研究︾。
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加藤 繁 (かとう しげし)
生年月日:1880年9月3日
明治時代-昭和時代の東洋史学者。文学博士;東京帝国大学教授
1946年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報