大衆政党(読み)たいしゅうせいとう(英語表記)mass party

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大衆政党」の意味・わかりやすい解説

大衆政党
たいしゅうせいとう
mass party




 M1867

 

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百科事典マイペディア 「大衆政党」の意味・わかりやすい解説

大衆政党【たいしゅうせいとう】

普通選挙制下で,議院外に大衆的下部組織をもつ政党。議会内的な名望家政党の対。→政党
→関連項目日本社会党

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大衆政党」の意味・わかりやすい解説

大衆政党
たいしゅうせいとう
mass party

 
 

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世界大百科事典(旧版)内の大衆政党の言及

【政党】より

…歴史的には,政党は通常ごく少数の政治家,地方有力者などから成り立つ非大衆的組織から,大衆的基盤のうえに立ち大規模な党員を擁する組織へと発展してきた。M.ウェーバーは,これを〈貴族政党〉から〈名望家政党〉へ,ついで〈大衆政党〉へと3段階的にとらえている。現代政党の一般的特徴は大衆政党化であるが,このような傾向はイギリスの政党に典型的にみられるように,19世紀中ごろからの選挙権の拡張に伴ってしだいに顕著化してきた。…

【前衛】より

…彼はロシアの労働者の意識が自然発生的であり,また,官憲の弾圧が厳しい状況のもとで革命運動を行う必要から,この考えを主張した。前衛政党と対立する概念は大衆政党であり,広範な大衆に党への加入を認める考え方であるが,ヨーロッパの労働運動,労働者政党の主流がこれに近く,ロシアでもメンシェビキ系がこの理念を採っていた。ロシア革命ののち,ボリシェビズム,とくに前衛政党の考え方が世界の労働運動,民族解放運動に広まったが,これをめぐってヨーロッパの労働運動は共産党系列と社会民主主義系列とに分裂することとなる。…

※「大衆政党」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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