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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…歴史的には,政党は通常ごく少数の政治家,地方有力者などから成り立つ非大衆的組織から,大衆的基盤のうえに立ち大規模な党員を擁する組織へと発展してきた。M.ウェーバーは,これを〈貴族政党〉から〈名望家政党〉へ,ついで〈大衆政党〉へと3段階的にとらえている。現代政党の一般的特徴は大衆政党化であるが,このような傾向はイギリスの政党に典型的にみられるように,19世紀中ごろからの選挙権の拡張に伴ってしだいに顕著化してきた。…
…彼はロシアの労働者の意識が自然発生的であり,また,官憲の弾圧が厳しい状況のもとで革命運動を行う必要から,この考えを主張した。前衛政党と対立する概念は大衆政党であり,広範な大衆に党への加入を認める考え方であるが,ヨーロッパの労働運動,労働者政党の主流がこれに近く,ロシアでもメンシェビキ系がこの理念を採っていた。ロシア革命ののち,ボリシェビズム,とくに前衛政党の考え方が世界の労働運動,民族解放運動に広まったが,これをめぐってヨーロッパの労働運動は共産党系列と社会民主主義系列とに分裂することとなる。…
※「大衆政党」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...
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