学習(読み)ガクシュウ(英語表記)learning

翻訳|learning

デジタル大辞泉 「学習」の意味・読み・例文・類語

がく‐しゅう〔‐シフ〕【学習】

[名](スル)
学問・技術などをまなびならうこと。「学習の手引」「学習会」
学校で系統的・計画的にまなぶこと。「英語を学習する」
人間も含めて動物が、生後に経験を通じて知識や環境に適応する態度・行動などを身につけていくこと。不安や嫌悪など好ましくないものの体得も含まれる。
人工知能(AI)がデータを読み込み、基準や規則性などを見つけ出すこと。→機械学習
[類語]研鑽けんさん勤学研修研学修学修業しゅぎょう・しゅうぎょう修練習練稽古けいこ学問勉強勉学学業復習覚える学ぶ習得会得体得つかむのみこむマスター身に付ける

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精選版 日本国語大辞典 「学習」の意味・読み・例文・類語

がく‐しゅう‥シフ【学習】

 

(一)  
(二) 
(一)[](718)
(二)(175164)
(三)[]
(三) 
(一)[](1947)
(四) 
 

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改訂新版 世界大百科事典 「学習」の意味・わかりやすい解説

学習 (がくしゅう)
learning


︿

1︿E.L.︿︿︿

 2︿-︿



1 

2 

3 ︿︿

4 ︿︿

5 ︿





 




姿姿

23



 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「学習」の意味・わかりやすい解説

学習
がくしゅう




 

 

学習の機構


performancelatent learning

 reinforcementcontingency

 conditioning使

 

学習の基礎事実


plateau

 massed learningdistributed learningwhole methodpart methodtransfer

 discrimination learninglearning set

 reversal learning()

 

動物の学習


()()

 (1)habituation(2)(3)(4)latent learning(5)insight learning(6)(2)(3)associative learning()memory traceengram



5 19826 1983

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「学習」の意味・わかりやすい解説

学習
がくしゅう
learning

 

(1)  () (2) (3)  () (4) (5) (6) (7) 17201970 1930E.C.E. (SR) 
 ()  () 19 I. (SS) 
(1) (2) (3) (4) 
2 ()   

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最新 心理学事典 「学習」の解説

がくしゅう
学習
learning

学習の定義はさまざまであるが,最も広くとらえると経験による行動の永続的可塑性である。したがって,特定の経験に依存しない単なる成熟による行動変化は,学習に含まれない。経験による可塑性の最も基礎になるのは,同じ刺激反復によって反応が減衰,または消失する馴化habituationである。疲労の場合は反応できなくなってくるので,繰り返し与えている刺激の強度を弱めると,さらに反応は減弱する。一方,馴化の場合は反応できなくなっているわけではないので,刺激を弱くすると逆に反応が復活する。これが鋭敏化sensitizationであり,反復刺激によって逆に反応が増大する。

 条件づけconditioningは単なる行動の変化ではなく,行動と環境との関係の学習であり,レスポンデント条件づけとオペラント条件づけに分けられる。ある刺激と別の刺激の対呈示による学習がレスポンデント条件づけrespondent conditioning,または古典的条件づけclassical conditioningである。これを体系化したのがパブロフPavlov,I.P.の条件反射学である。一般的には生まれつきの反射(無条件反応unconditioned response)を引き起こす無条件刺激unconditioned stimulusと,中性的な刺激を対呈示することにより,その中性的な刺激が条件刺激conditioned stimulusとなって当該の反応を条件反応conditioned responseとして引き起こすようになる。多くの場合,二つの刺激呈示の時間的接近が必要であるが,食物嫌悪学習のように時間的接近がなくても条件づけが成立する場合がある。このような刺激間の結びつきの研究を発展させたものが連合学習理論associative learning theoryである。もう一つの条件づけがオペラント条件づけoperant conditioning(または道具的条件づけinstrumental conditioning)で,行動の自発がなんらかの結果を生み出し,それが当該反応の自発を促進したり(強化),抑制したり(罰)する。この行動自発とその結果との関係を随伴性contingencyという。また,ある刺激の呈示に対して反応が自発される場合には,その刺激を弁別刺激discriminative stimulusという。

 さまざまな行動の自発がいわば無作為に行なわれ,たまたまその結果が良ければそれが学習されるとするものが試行錯誤学習trial and error learningであり,無作為ではなくある予測をもって行動がなされるのが洞察学習insight learningである。洞察学習の場合には徐々に学習が進行するのではなく,基本的には1回で学習が成立する。ただし,実際にはこれらの学習は同時に進行することがあり,純粋に試行錯誤,純粋に洞察という場合だけではない。自分が行動するのではなく,他者の行動を見て学習するのが観察学習observational learningであり,この場合も基本的には第1試行から学習が成立する。学習の機構として,反応とその結果の関係(随伴性)が必要とする考え方と,時間的接近contiguityのみで十分であるとする考えの両方がある。学習成立後に行動に強化が伴わないようにしたり,無条件刺激が呈示されないようにすると,反応が出現しないようになる。これを消去extinctionというが,消去もまた経験による行動変化であり,学習の一つである。 →馴化-鋭敏化
〔渡辺 茂〕

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百科事典マイペディア 「学習」の意味・わかりやすい解説

学習【がくしゅう】

 
︿︿
 

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普及版 字通 「学習」の読み・字形・画数・意味

【学習】がくしゆう(しふ)

 
()

 

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「学習」の解説

学習

 
 

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世界大百科事典(旧版)内の学習の言及

【S‐R説】より

…学習とは,ある刺激Sに対して生体の特定反応Rが連合するのが基本だとする学習理論。S‐R連合(学習成立)の条件からさらに三つの立場に分かれる。…

【S‐S説】より

…学習心理学におけるS‐R説と対立する理論で記号意味説ともいう。学習とは時間的空間的に接近した二つの刺激があるとき,前の刺激が後の刺激についての記号として意味をもつようになることであると考える。…

【学習制御】より


便

【機械学習】より

…コンピューターやロボットなどの機械に自動的に概念や行動プログラムを学習させる研究分野。さまざまな分野で多岐にわたる手法が開発されているが,現状では,パラメーター調節などの特殊な場合を除いて,人間が直接知識を与える方法にまさる学習手段は開発されていない。…

【条件づけ】より

…学習の最も基本的で典型的な型,およびそれを形成する手続・過程。個体にとって意味のない刺激に対し反応を除去していく消極的過程の慣れに対し,大部分の学習は新しい反応を獲得する積極的過程で,積極的学習positive learningという。…

【ニューラルコンピューティング】より

…コンピューターは,大規模な単純計算をきわめて正確かつ高速に実行することができる。これに対して生物の脳は,正確で高速な単純計算は不得意であるが,ヒトの脳で顕著に発達した論理的思考能力や推論能力をはじめ,生物全般に見られる優れたパターン認識能力や学習能力などさまざまな機能を有している。ニューラルコンピューティングは,現代のコンピューターには難しいが生物の脳がすでに実現しているこれらの情報処理機能を,脳に学ぶことによって人工的に実現しようとする試みである。…

【認知発達】より

…認知発達とは人間の知識や知覚,記憶,学習などの認知機構の起源とその変遷を探る領域であり,人間の知を探ることを大目標とする認知科学の中で,非常に重要で,中核的であると言ってもよい研究分野である。認知発達という領域の確立に最大の貢献をした個人はなんといってもピアジェである。…

※「学習」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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