寺田寅彦(読み)テラダトラヒコ

デジタル大辞泉 「寺田寅彦」の意味・読み・例文・類語

てらだ‐とらひこ【寺田寅彦】

 
18781935()()()  

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精選版 日本国語大辞典 「寺田寅彦」の意味・読み・例文・類語

てらだ‐とらひこ【寺田寅彦】

 

(一)()
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「寺田寅彦」の意味・わかりやすい解説

寺田寅彦
てらだとらひこ
(1878―1935)


()()()190336190919111912X19132X西()1917

 

 ()192319231619361938619381939



171960196219855

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改訂新版 世界大百科事典 「寺田寅彦」の意味・わかりやすい解説

寺田寅彦 (てらだとらひこ)
生没年:1878-1935(明治11-昭和10)


1872-19321903091116X1727A.30

 190519231923192919331936︿

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20世紀日本人名事典 「寺田寅彦」の解説

寺田 寅彦
テラダ トラヒコ

明治〜昭和期の物理学者,随筆家,俳人



生年
明治11(1878)年11月28日

没年
昭和10(1935)年12月31日

出生地
東京市麴町区平河町(現・東京都千代田区)

出身地
高知県高知市

別名
筆名=吉村 冬彦(ヨシムラ フユヒコ),藪柑子,牛頓,寅日子,木螺山人

学歴〔年〕
東京帝国大学大学院実験物理学専攻〔明治37年〕修了

学位〔年〕
理学博士〔明治41年〕

主な受賞名〔年〕
帝国学士院賞恩賜賞〔大正6年〕「X線回折の研究」

経歴
五高在学中、夏目漱石に英語と俳句を学び、田丸卓郎に数学と物理を学び、決定的な影響を受ける。東京帝大に入学した明治32年「ホトトギス」に小品文「星」を発表。在学中、漱石をしばしば訪ねる。俳句は新聞「日本」や正岡子規編「春夏秋冬」にも入集。また、松根東洋城らと連句の研究にも力を入れた。俳誌「渋柿」に連載。一方、37年東京帝大理科大学講師となり、42年助教授、同年ドイツに留学。大正5年教授に就任。11年から航空研究所、13年から理化学研究所、15年地震研究所の研究員を兼任。音響学、地球物理学などの実験的研究に従事。大正9年吉村冬彦の筆名で「小さな出来事」を発表し、随筆作家として認められる。「藪柑子集」「冬彦集」「柿の種」「蛍光板」などの著書があり、文芸形式としての随筆を開拓した。「寺田寅彦全集」(全18巻 岩波書店)がある。

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百科事典マイペディア 「寺田寅彦」の意味・わかりやすい解説

寺田寅彦【てらだとらひこ】

 
1909219161917調
西  

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「寺田寅彦」の解説

寺田寅彦
てらだとらひこ


1878.11.281935.12.31

()1913(2)X27(2)西24

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「寺田寅彦」の意味・わかりやすい解説

寺田寅彦
てらだとらひこ

[生]1878.11.28. 東京
[没]1935.12.31. 東京
物理学者,随筆家。筆名,吉村冬彦,藪柑子ほか多数。第五高等学校を経て 1903年東京大学物理学科卒業。五高在学中から夏目漱石を知り,終生その門下であった。実験物理学を専攻し 16年東大教授。同大学の地震研究所,理化学研究所などに関係したが,病気療養中の 20年頃から本格的に写生文を書きはじめ,20年の『病室の花』以後,『冬彦集』 (1923) ,『藪柑子集』 (23) ,『万華鏡 (カレイドスコープ) 』 (29) ほか多くの著書を刊行。的確な写生表現力,人間関係への強い関心,自然科学の知識を根底におく精細な観察力などにより,理知と抒情を高次元で統一した独自な作風を示した。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「寺田寅彦」の解説

寺田寅彦 てらだ-とらひこ

1878-1935 明治-昭和時代前期の物理学者,随筆家。
明治11年11月28日生まれ。ドイツに留学。大正5年東京帝大教授。理化学研究所などの所員をかね,実験物理学,応用物理学,地球物理学など幅ひろい研究を展開した。6年学士院恩賜賞。また夏目漱石(そうせき)に師事し,「藪柑子集(やぶこうじしゅう)」などの随筆をのこす。昭和10年12月31日死去。58歳。東京出身。東京帝大卒。筆名は吉村冬彦。俳号は藪柑子,寅日子など。
【格言など】天災は忘れた頃にやってくる

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旺文社日本史事典 三訂版 「寺田寅彦」の解説

寺田寅彦
てらだとらひこ

1878〜1935
明治〜昭和初期の物理学者・随筆家
東京の生まれ。東大理学部卒。1916年東大教授となり,'17年X線による結晶構造の研究で世界的名声を博し,恩賜賞をうけた。また夏目漱石に師事し,多くの写生文・科学随筆を発表した。著書に『地球物理学』『藪柑子 (やぶこうじ) 集』など。

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367日誕生日大事典 「寺田寅彦」の解説

寺田 寅彦 (てらだ とらひこ)

生年月日:1878年11月28日
明治時代-昭和時代の物理学者;随筆家。東京帝国大学教授
1935年没

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世界大百科事典(旧版)内の寺田寅彦の言及

【大陸移動説】より

… 大陸移動説はイギリスのホームズArthur Holmes,南アのデュ・トアAlexanderhogie du Toit,オーストラリアのケアリーS.Warreu Careyらによって支持された。日本の寺田寅彦もウェゲナーの大陸移動説に共鳴し,本州日本海岸沿いに小さい島が特に多いことが日本海が開いた証拠であろうと考えた(1927年発表)。そして1928年には山形県の飛島(とびしま)と本州との距離を一定期間ごとに測定することでこの学説を実証することを測地学委員会に提案し,自身で現地調査を行った。…

※「寺田寅彦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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