屈折語(読み)クッセツゴ

デジタル大辞泉 「屈折語」の意味・読み・例文・類語

くっせつ‐ご【屈折語】

言語類型的分類の一。単語の実質的な意味をもつ部分と文法的な意味を示す部分とが密接に結合して、語そのものが語形変化することにより、文法的機能が果たされる言語。インド‐ヨーロッパ語族セム語族の諸言語など。→孤立語膠着語こうちゃくご抱合語

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精選版 日本国語大辞典 「屈折語」の意味・読み・例文・類語

くっせつ‐ご【屈折語】

 

(一)   1900
 

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改訂新版 世界大百科事典 「屈折語」の意味・わかりやすい解説

屈折語 (くっせつご)


leipō︿leip-  -ō-ō︿︿︿eliponlip-kataba︿qatala︿;yaktubu︿yaqtulu︿;'uktub︿'uqtul︿;kātibun︿qātilun︿k-t-b︿q-t-l︿


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「屈折語」の意味・わかりやすい解説

屈折語
くっせつご


()djadjadjad- -ja-ja(1)(2)(3)



1967YR19801950

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百科事典マイペディア 「屈折語」の意味・わかりやすい解説

屈折語【くっせつご】

言語の形態論的手法の特徴による分類。屈折語では名詞や動詞などの語形変化にともなう文法的意味と1対1で対応する形態素が分割されにくい。屈折語としての性格の強い印欧語では,語形変化の際,語幹と変化語尾の境界があいまいで,しばしば語根の母音交替を伴う。例えば英語のrun(走る)の過去形ran。→孤立語膠着語
→関連項目言語類型論語幹語尾

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「屈折語」の意味・わかりやすい解説

屈折語
くっせつご
inflexional language

言語を文法形態から分類したときのタイプの一つ。単語において語幹語尾が密接に結合していて,膠着語のような一貫した切り離しは不可能であり,かつ語尾にあたる要素が2つ以上の文法的意味を表わすことが特徴である。ギリシア語 paideú-ō (私が教える) の-ōは「直説法」「現在」「一人称」「単数」の意味をあわせもっている。この点をとらえて総合的言語 synthetic languageということもある。インド=ヨーロッパ語族やセム語族がその代表であるが,この語族に属しても,なかには英語のように孤立語に近づいている言語もある。

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世界大百科事典(旧版)内の屈折語の言及

【孤立語】より


︿︿︿︿︿︿

 19W.

※「屈折語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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