年中行事絵巻(読み)ネンチュウギョウジエマキ

デジタル大辞泉 「年中行事絵巻」の意味・読み・例文・類語

ねんちゅうぎょうじ‐えまき〔ネンチユウギヤウジヱまき〕【年中行事絵巻】

 
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精選版 日本国語大辞典 「年中行事絵巻」の意味・読み・例文・類語

ねんちゅうぎょうじえまき‥ギャウジヱまき【年中行事絵巻】

 

(一)
 

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改訂新版 世界大百科事典 「年中行事絵巻」の意味・わかりやすい解説

年中行事絵巻 (ねんちゅうぎょうじえまき)


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「年中行事絵巻」の意味・わかりやすい解説

年中行事絵巻
ねんじゅうぎょうじえまき


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24 19788 1977

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百科事典マイペディア 「年中行事絵巻」の意味・わかりやすい解説

年中行事絵巻【ねんちゅうぎょうじえまき】

平安後期の絵巻後白河天皇の命で常磐(ときわ)光長が描いたとされるが,光長ら数人の合作であろう。60巻の原本は焼失し,住吉如慶一門の手になる江戸時代の模本17巻が現存。宮廷を中心とする京の年中行事の記録だが庶民生活も多く描きこまれ風俗資料として貴重。絵は流暢(りゅうちょう)な線で《伴大納言絵詞》の画風に近い。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「年中行事絵巻」の意味・わかりやすい解説

年中行事絵巻
ねんじゅうぎょうじえまき

平安時代末期の宮廷,公家における年間の儀式,祭事,法会,遊戯などを中心に,民間の風俗を描いた絵巻。「ねんちゅうぎょうじえまき」ともいう。後白河法皇の下命により御用絵師の常磐光長らが描き,詞は飛鳥井雅経,また藤原教長筆とされるが確証はない。原本は保元2~治承3(1157~79)年頃の成立と推定され,60巻の大作であったがしだいに散逸し,寛文1(1661)年に内裏の火災で焼失。しかし江戸時代初期,焼失以前に後水尾上皇の命で住吉如慶,具慶らが写した白描模本 16巻をはじめ,諸系統の模写が伝存し,平安末期の宮廷や民間の年中行事を知る貴重な資料とみなされている。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「年中行事絵巻」の解説

年中行事絵巻
ねんじゅうぎょうじえまき

宮廷や公家の行事,四季の遊楽を記録した絵巻。平安後期につくられた原本は散逸・焼失したが,土佐広通(住吉如慶(すみよしじょけい))らの模写した白描模本16巻と諸系統の模本が田中家などに伝わり,原本の約3分の1の図様が知られる。原本の制作には常磐(ときわ)光長をはじめ多くの宮廷絵師が参加したという。「古今著聞集(ここんちょもんじゅう)」には,後白河上皇が年中行事絵を作らせ蓮華王院の宝蔵に納めたことが記され,原本はこれにあたると推定される。

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旺文社日本史事典 三訂版 「年中行事絵巻」の解説

年中行事絵巻
ねんじゅうぎょうじえまき

平安末期の絵巻物
12世紀後半の成立。60巻。後白河院の命で常盤光長らが描いたといわれ,平安時代の宮中の儀式,民間の行事,風俗などさまざまな行事が描かれている。数次の火災で焼失し,現在住吉如慶 (すみよしじよけい) らが模写した17巻,その他2巻の模本が残っている。平安後期の宮廷行事・都市生活を知る貴重な風俗史資料。

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世界大百科事典(旧版)内の年中行事絵巻の言及

【細男】より


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※「年中行事絵巻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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