幻想文学(読み)ゲンソウブンガク

デジタル大辞泉 「幻想文学」の意味・読み・例文・類語

げんそう‐ぶんがく〔ゲンサウ‐〕【幻想文学】

超自然的な事象を題材とする文学の総称。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「幻想文学」の意味・わかりやすい解説

幻想文学 (げんそうぶんがく)


︿︿︿

 ︿︿︿

 ︿︿︿︿西

 西1819E.T.A.L.A.von︿petits romantiques201919M.G.2019

 20192020︿

 2︿19SF20
 

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「幻想文学」の意味・わかりやすい解説

幻想文学
げんそうぶんがく
fantastic literature


姿

 1819西1920T1971

 ()()西()()

 16171817192183020西C()19



T19751111978802141982851982

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「幻想文学」の意味・わかりやすい解説

幻想文学【げんそうぶんがく】

 
︿︿︿西1819E.T.A.20︿︿SF  

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「幻想文学」の意味・わかりやすい解説

幻想文学
げんそうぶんがく
littérature fantastique

フランスにおいては,イギリスのゴシック小説およびドイツの E.ホフマンの影響のもとで,ほぼ 19世紀初頭ロマン派の台頭とともに生れた文学ジャンルで,以後文学流派の変遷にもかかわらず多くの作家が注目すべき作品を残している。広義には神秘的空想の世界,狭義には幽霊や悪魔などの超自然の世界を描いた文学をいい,怪奇と恐怖が入り交っていることが多い。人間の現実は常に不可思議な非現実に裏打ちされたものであり,その探究は人間のより根源的な姿を明らかにする。また機械文明と合理主義に対する人間解放の意味をもつといえ,現代においてもその文学上の重要性は失われていない。おもな作者は 18世紀の先駆者カゾット,サドをはじめ,ノディエ,ネルバル,ゴーチエなどのロマン派作家,バルベー・ドールビイ,ビリエ・ド・リラダン,ロートレアモン,アポリネール,それに続くブルトンをはじめとするシュルレアリストたちで,現代でもピエール・ド・マンディアルグ,グラックなど多数を数えることができる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

知恵蔵 「幻想文学」の解説

幻想文学

ファンタジー(fantasy)とは、想像世界で起きる途方もない出来事を描いた物語。その世界では超自然的な法則が大手を振ってまかり通るので、何が起きても全く不思議ではない。典型的ファンタジーとしては、ジェームズ・バリーの児童劇『ピーターパン』(1904年)、トールキンの『指輪物語』(54〜55年)などがあげられる。一方、フランスの文学理論家ツヴェタン・トドロフは『幻想文学論序説』(1973年)において、(1)登場人物が(ひいては読者が)感じる戸惑い、(2)出来事が超自然のものとも、合理的解釈が可能なものとも定めがたい決定不能性、にこそ幻想的なるもの(the fantastic)の本質があるとした。クライマックスで館がいかなる理由で崩れたのかを決めがたい、エドガー・アラン・ポー『アッシャー家の崩壊』(1839年)、幽霊が本当にいたのかどうかが最後まで確定しがたいヘンリー・ジェームズ『ねじの回転』(1898年)などは、トドロフのいう幻想文学に最も接近した作品である。

(井上健 東京大学大学院総合文化研究科教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android