デジタル大辞泉 「幾度」の意味・読み・例文・類語 いく‐ど【幾度】 1どのくらいの回数。何度。いくたび。﹁幾度読んでもおもしろい﹂﹁幾度となく注意する﹂ 2 ︵﹁いくどか﹂の形で︶若干の回数。何回。いくたび。﹁幾度かお会いしたことがある﹂ 3 ︵﹁いくども﹂の形で︶度数の多いこと。たびたび。いくたび。﹁幾度も足を運んだ﹂ [類語]たびたび・よく・しばしば・ちょくちょく・往往・ちょいちょい・しきり・しょっちゅう・頻繁・頻頻・しげしげ・足繁く・あまたたび・何度も・再三・再再・再三再四・再び・また・重ねて・再度・又又・又も・またもや・またぞろ・懲りずまに・二の舞・性(しょ)懲(うこ)りもない・轍(てつ)を踏む・前車の轍(てつ)を踏む・前轍(てつ)を踏む・改めて・またしても・くれぐれ・くれぐれも・返す返す・よくよく・とくと・とっくり・重重・重ね重ね・幾重にも・念入り・二度と・二度と再び・くどくど・うだうだ・ぐだぐだ・くだくだ・たらたら・ああだこうだ・四の五の・四の五の言う いく‐たび【幾度】 「いくど」に同じ。「幾度しかられたことか」「失敗したことは幾度もある」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「幾度」の意味・読み・例文・類語 いく‐たび【幾度】 (一)〘 名詞 〙 ( 副詞的に使われることが多い ) (二)① どれほどの回数。何度。幾回。 (一)[初出の実例]﹁然らば則ち一宵に幾廻(イクタヒ)喚しし乎(や)﹂(出典‥日本書紀︵720︶雄略元年三月︵前田本訓︶) (三)② 何度も。たびたび。 (一)[初出の実例]﹁いくたひせらるるも験もないに、又云へばかうせらるるぞ﹂(出典‥史記抄︵1477︶九) いくそ‐たび︻幾度︼ (一)〘 名詞 〙 どれくらいの回数。何回。また、多くの回数。何度も。 (一)[初出の実例]﹁蘆辺こぐ棚なし小舟(をぶね)いくそたび行きかへるらん知る人もなみ﹂(出典‥伊勢物語︵10C前︶九二) いく‐ど︻幾度︼ (一)〘 名詞 〙 どれほどの度数。何回。また、多くの回数。 (一)[初出の実例]﹁文も幾度(イクド)かやりやす﹂(出典‥洒落本・南客先生文集︵1779‐80︶) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「幾度」の読み・字形・画数・意味 【幾度】いくたび 何度も。唐・杜甫︹裴施州に寄す︺詩 度か書を寄する、白鹽︵州の地名、杜甫の居地︶の北 我にる、羔裘(かうきう) 字通﹁幾﹂の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報