当用漢字(読み)トウヨウカンジ

デジタル大辞泉 「当用漢字」の意味・読み・例文・類語

とうよう‐かんじ〔タウヨウ‐〕【当用漢字】

 
使211946111618505619811095  

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精選版 日本国語大辞典 「当用漢字」の意味・読み・例文・類語

とうよう‐かんじタウヨウ‥【当用漢字】

 

(一)   使
 

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百科事典マイペディア 「当用漢字」の意味・わかりやすい解説

当用漢字【とうようかんじ】

 
使185019461954281948197219731981
 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「当用漢字」の意味・わかりやすい解説

当用漢字
とうようかんじ

 
1946732 1850使使4849481850 881519254 () 2873 ()  () 762877 190079 194581310  

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「当用漢字」の意味・わかりやすい解説

当用漢字
とうようかんじ

1946年(昭和21)11月から81年10月まで用いられた「当用漢字表」に掲げられた1850字の漢字。81年廃止、新しく定められた「常用漢字表」に吸収された。「当用漢字表」は、第二次世界大戦後、漢字乱用の弊を除く目的で、法令・公用文・新聞雑誌および一般社会で使用する漢字の範囲を示すとして、国語審議会の答申に基づき内閣訓令・告示として1946年に公布され、「同別表」(教育漢字881字、1948年)、「同音訓表」(1948年、のち73年改訂)、「同字体表」(當→当、藝→芸などの簡略字体採用、1949年)、「人名用漢字別表」(1951年)などを伴って、公用文、新聞その他に採用され、小・中・高の学校教育にも適用された。国語表記の簡易化を目ざす施策であったが、1974~82年の国語審議会の審議を経て、「常用漢字表」に席を譲った。当用漢字は、字体表・音訓表も含めて、それに包摂されている。

[林 巨樹

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改訂新版 世界大百科事典 「当用漢字」の意味・わかりやすい解説

当用漢字 (とうようかんじ)

日常生活に使用する漢字の範囲として,1946年11月に内閣訓令および告示によって公布された〈当用漢字表〉にある1850種の漢字。48年には〈当用漢字別表〉が公布され,1850字のうち881字は義務教育で学ぶべき漢字,すなわち教育漢字とされた。音訓表,字体表もおのおの公布され,人名漢字についても制限が加えられた。その後の改定を経て,今日では〈常用漢字表〉が〈漢字使用の目安〉とされている。
常用漢字
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世界大百科事典(旧版)内の当用漢字の言及

【国語国字問題】より


使(1946)881(1948)使調調(1951)92

【常用漢字】より

…漢字使用の目安というが,その目安については特に注を設けて,〈この表を無視してほしいままに漢字を使用してもよいというのではなく,この表を努力目標として尊重することが期待される〉と述べる一方で,〈この表を基に,実情に応じて独自の漢字使用の取決めをそれぞれ作成するなど,分野によってこの表の扱い方に差を生ずることを妨げない〉とも述べている。常用漢字の前身である〈当用漢字〉が〈現代国語を書きあらわすために,日常使用する漢字の範囲〉と規定されて,漢字使用を制限する趣旨が強調されたのに対して,今度はゆるやかな標準として示された。当用漢字表が終戦直後の革新的情勢に対応するのに対して,常用漢字表は戦後30年続いた泰平的ムードに対応する。…

【正書法】より


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※「当用漢字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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