挙人(読み)キョジン

デジタル大辞泉 「挙人」の意味・読み・例文・類語

きょ‐じん【挙人】

 
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こ‐じん【挙人】

きょじん(挙人)1

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精選版 日本国語大辞典 「挙人」の意味・読み・例文・類語

きょ‐じん【挙人】

 

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こ‐じん【挙人】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「こ」は「挙」の呉音 ) 令制で、大学寮から推薦された、式部省の官吏登用の受験有資格者。きょじん。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「挙人」の意味・わかりやすい解説

挙人
きょじん


3()西鹿()()()()()


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旺文社世界史事典 三訂版 「挙人」の解説

挙人
きょじん

科挙で最終段階の進士の試験の受験資格を有する者
清代には3年に1回各省で行われる郷試の合格者を挙人と呼び,会試に合格した進士に次いで重んじられた。挙人で終わったものは郷紳として地方の支配層になるか,高官秘書幕友)となり,政治手腕をふるった例が多い。

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普及版 字通 「挙人」の読み・字形・画数・意味

【挙人】きよじん

官人として推薦される。

字通「挙」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の挙人の言及

【科挙】より

…同考官がまず予選を行い,その推薦した硃巻を正,副考官が審査して最後的な決定を下し,姓名を現して発表する。合格率は100人に1人以下になることもまれでなく,合格者は挙人と称せられ,生涯の資格となる。 郷試の行われた翌年の3月,北京の貢院において全国の挙人の希望者を集めて会試を行うが,その直前に挙人覆試が課せられる。…

【郷紳】より

…これら読書人の中で,郷紳は,清代中期までは,衿士(きんし)あるいは士人(しじん)という雅称で呼ばれる生員とははっきり区別され,地方官の側から地方の世論の形成者,行政の実質的支持者として重視されてきた。省の科挙試験の合格者で任官資格をもつ挙人(きよじん)は両者の中間の位置にあったが,どちらかといえば郷紳に近い。 明代後半期以来,商品生産と貨幣経済発展は,農村内部に市場町としての鎮を発達させ,鎮をなかだちとして,県城(県都)を中心とする県も単なる行政区画にとどまらず,経済的・社会的に緊密な関係をもつ単位としての性格を帯びてきた。…

【中国】より

…官僚に準ずる身分であることが法的に保証され,みだりに逮捕されず,税制上の優遇その他の特権を受ける。(4)挙人・進士。生員はさらに試験によって挙人,ついには進士にまで進む。…

【明】より




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※「挙人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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