出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…同考官がまず予選を行い,その推薦した硃巻を正,副考官が審査して最後的な決定を下し,姓名を現して発表する。合格率は100人に1人以下になることもまれでなく,合格者は挙人と称せられ,生涯の資格となる。 郷試の行われた翌年の3月,北京の貢院において全国の挙人の希望者を集めて会試を行うが,その直前に挙人覆試が課せられる。…
…これら読書人の中で,郷紳は,清代中期までは,衿士(きんし)あるいは士人(しじん)という雅称で呼ばれる生員とははっきり区別され,地方官の側から地方の世論の形成者,行政の実質的支持者として重視されてきた。省の科挙試験の合格者で任官資格をもつ挙人(きよじん)は両者の中間の位置にあったが,どちらかといえば郷紳に近い。 明代後半期以来,商品生産と貨幣経済発展は,農村内部に市場町としての鎮を発達させ,鎮をなかだちとして,県城(県都)を中心とする県も単なる行政区画にとどまらず,経済的・社会的に緊密な関係をもつ単位としての性格を帯びてきた。…
…官僚に準ずる身分であることが法的に保証され,みだりに逮捕されず,税制上の優遇その他の特権を受ける。(4)挙人・進士。生員はさらに試験によって挙人,ついには進士にまで進む。…
※「挙人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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