進士(読み)シンシ(英語表記)jìn shì

デジタル大辞泉 「進士」の意味・読み・例文・類語

しん‐し【進士】

 

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3 2()()()  

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精選版 日本国語大辞典 「進士」の意味・読み・例文・類語

しん‐し【進士】

 

(一)   (  )
(二) 殿
(一)[](1470)
(二)[]
(三) 
(一)[](718)
(四) ()
(一)[]麿(740)
(二)(10)
 

し‐じ【進士】

  1. 〘 名詞 〙しんし(進士)
    1. [初出の実例]「文人(もんにん)は、博士よりはじめて、しじよりいでたる人廿人、擬生(ぎさう)も召したり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下)

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改訂新版 世界大百科事典 「進士」の意味・わかりやすい解説

進士 (しんし)
jìn shì


1殿殿22

 殿


︿73316


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「進士」の意味・わかりやすい解説

進士
しんし
jin-shi; chin-shih

 
 (600)  (1905)  ()   

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百科事典マイペディア 「進士」の意味・わかりやすい解説

進士【しんし】

 
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「進士」の意味・わかりやすい解説

進士
しんし

中国、科挙(かきょ)の科目の一つ。また唐代では貢挙に合格した者、宋(そう)代以降は皇帝自ら行う殿試に合格した者の称号。

[編集部]

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旺文社世界史事典 三訂版 「進士」の解説

進士
しんし

隋代の606年に設けられた,科挙の科目またはその合格者
秀才,明経などとともに科目の1つだったが,宋の中期には科挙は進士1科だけとなった。このため,本来の詩賦の上に論策・経義も含まれるようになり従来の科を包含することになった。合格者は,任官の有無にかかわらず種々の特権を与えられた。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「進士」の解説

進士(しんし)


606

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普及版 字通 「進士」の読み・字形・画数・意味

【進士】しんし

官吏となる資格試験。

字通「進」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の進士の言及

【科挙】より


(605618)

 

【紀伝道】より


()220220

【考試】より


(3)2

【進士氏】より



【宋】より

…すなわち,皇帝が試験の及落に最終の決定権をもち,及第者はその恩義に感じ,天子の門生として終生忠誠をつくすことになり,君主独裁制を強化するのに貢献した。また太宗以後は及第者の数が激増し,とくに進士科が重視されて,〈進士及第者にあらずんば美官を得ず〉といわれたように,進士でなければ出世できないことになった。事実,宰相などの高官にのぼった者の大部分がその及第者であった。…

【中国】より

…やがての時代をへて時代に入ると,南方優越の形勢は決定的となる。科挙における進士合格者の数,学者芸術家の数,税負担の額,すべて江蘇,浙江を頂点とする南方が圧倒的である。モンゴル民族の征服王朝たる元朝が南人に対して過酷であったことが,かえって南方士大夫の文化を発展させ精彩を与えることとなったという(内藤湖南)。…

※「進士」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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