デジタル大辞泉 「新竹」の意味・読み・例文・類語 しんちく【新竹】[地名] 台湾北西部の都市。歴史ある文化都市で、形式的に残る﹁台湾省﹂の省轄市。郊外に先端技術産業を集めた科学工業団地がある。風が強く﹁風城﹂とよばれる。ビーフンなどが有名。シンチュー。 台湾北西部にある県。西隣の新竹市とは別個の行政体だが、県政府は新竹市にある。シンチュー。 しん‐だけ【新竹】 「しんちく(新竹)」に同じ。 しん‐ちく【新竹】 今年生えた竹。今年竹ことしだけ。しんだけ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「新竹」の意味・読み・例文・類語 しん‐ちく【新竹】 〘 名詞 〙 その年にはえた竹。しんだけ。〔菅家文草(900頃)〕 〔謝朓‐出下館詩〕 しん‐だけ【新竹】 〘 名詞 〙 =しんちく(新竹) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「新竹」の意味・わかりやすい解説 新竹しんちく / シンチュー 台湾北西部の市。新竹県の県政府所在地。台北の南西約65キロメートルに位置し、台湾海峡に臨む。台湾最古の都市の一つで旧称を竹塹(ちくざん)といい、1875年新竹と改称された。周辺の地勢は起伏に富み山林が多い。秋冬の季節風が強く﹁新竹の風、基隆(キールン)の雨﹂という諺(ことわざ)がある。米、サツマイモ、ラッカセイ、柑橘(かんきつ)類のほか茶、ヤマナシ、干し柿(がき)の産地として知られる。第二次世界大戦後、新興工業都市として発展し、おもに紡績、セメント、製薬、ガラス、石油化学などの工業が盛んである。また、先端技術産業を集めた新竹工業団地が郊外に建設され、1980年末から操業を開始している。 ﹇劉 進 慶﹈ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「新竹」の意味・わかりやすい解説 新竹【しんちく】 台湾北西部,新竹平野の中心都市。冬の季節風が強いため︿風城﹀の異名もある。縦貫線に沿い,農産物を集散し,製茶,セメント,製紙,食品加工等の工場がある。近年,台湾IT産業の中心地としてめざましい発展をとげ,台北に近い地理的好条件もあって,日本をはじめ海外企業の進出も多い。国立清華大学,国立新竹教育大学,国立交通大学など,教育文化施設も充実している。人口42万8483人︵2013︶。 →関連項目TSMC﹇企業﹈ 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報