水蒸気爆発(読み)スイジョウキバクハツ

デジタル大辞泉 「水蒸気爆発」の意味・読み・例文・類語

すいじょうき‐ばくはつ【水蒸気爆発】

 

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精選版 日本国語大辞典 「水蒸気爆発」の意味・読み・例文・類語

すいじょうき‐ばくはつ【水蒸気爆発】

 

(一)   
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「水蒸気爆発」の意味・わかりやすい解説

水蒸気爆発
すいじょうきばくはつ


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水蒸気爆発」の意味・わかりやすい解説

水蒸気爆発
すいじょうきばくはつ
phreatic explosion

爆発的噴火のうち,マグマやこれに由来する本質物質は地表に出てこず,水蒸気が火山体を構成する古い岩石(類質物質)を吹き飛ばす噴火。地下水などが地下のマグマで温められ急激に膨張することによって起こると考えられる。マグマが地下の浅部まで上昇する場合,噴火はまず水蒸気爆発から始まることが多く,比較的活動度の低い火山での噴火も,多くの場合,小規模な水蒸気爆発である。また,地下水や海水と接触したマグマが急冷されて破砕すると同時に,水が急激に気化・膨張することによって発生する爆発をマグマ水蒸気爆発という。一般に,玄武岩質の火山の噴火は爆発的でないといわれるが,たとえば伊豆大島の波浮港は,かつて玄武岩マグマがマグマ水蒸気爆発を起こした際の爆裂火口に海水が浸入してできたものである。

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岩石学辞典 「水蒸気爆発」の解説

水蒸気爆発

地下水などの表面水が爆発的に気化する際に生じる圧力で起こる火山性爆発.地下の天然水が火山の熱源に突然侵入する際や,熔岩流が海や川に流入する際などに起こることがあり,本質的な火山噴火物を伴わない[Suess : 1888, Cotton : 1944, 片山ほか : 1970, 渡辺編 : 1935].

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百科事典マイペディア 「水蒸気爆発」の意味・わかりやすい解説

水蒸気爆発【すいじょうきばくはつ】

 
 

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知恵蔵 「水蒸気爆発」の解説

水蒸気爆発

 
 
(   2007)
 

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世界大百科事典(旧版)内の水蒸気爆発の言及

【火山】より

…以上のような噴火は,マグマが地表に貫入し,マグマそのものが放出されるのでマグマ噴火という。一方,火山体の浅い所に地表水が浸透し,高温ガスや高温岩体に接触して水蒸気となり,その圧力が増大して火口部分を吹き飛ばして起こる噴火を水蒸気爆発という。この場合に放出される岩片は火山体を形成していた古い岩石で,新鮮なマグマは含まれていない。…

【爆発】より

…この状態は爆風と呼ばれ,ここでは化学反応によるエネルギーの補給がないので爆風はしだいに減衰して最後には音波となる。 なお,物理的爆発の一つであるボイラーの爆発は,内圧の上昇によって容器の一部が破壊されたとき,圧力は一時解放されるが,その結果として過熱状態にある水が急速に平衡状態に戻ろうとして突沸するために起こる現象で,この形式の爆発は水蒸気爆発と総称される。そのほか,可燃性のガスや液体蒸気が開放大気中に放出され引火したときに起こる化学的爆発に蒸気雲爆発およびファイアボールがあるが,これらは本質的には可燃性混合気中の火炎伝播である。…

※「水蒸気爆発」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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