消却（読み）ショウキャク

デジタル大辞泉 「消却」の意味・読み・例文・類語

しょう‐きゃく〔セウ‐〕【消却／×銷却】

 
﹇名﹈(スル)
1 消してなくすこと。消去。﹁名簿から名前を―する﹂
2 使ってなくすこと。消費。﹁半年で予算を―する﹂
3 借金などを返すこと。﹁負債を一年で―する﹂
[類語]︵1︶消去・隠滅・抹消・抹殺・消す・消除・消散・払(ふっ)拭(しょく)・ぬぐい去る・掻き消す／︵2︶消費・費消・消耗・消尽・費やす・使う・入れ揚げる・擦る・札(さつ)片(びら)を切る・金に飽かす・金に糸目をつけない  

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精選版 日本国語大辞典 「消却」の意味・読み・例文・類語

しょう‐きゃくセウ‥【消却・銷却】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① 消すこと。消し去ること。
(一)[初出の実例]﹁手形通帳と引合せて其部分を消却すべし﹂(出典‥立会略則︵1871︶︿渋沢栄一﹀為替会社)
 (二)[その他の文献]︹論衡‐治期︺
 (三)② 使ってなくすこと。費やすこと。消費。
 (四)③ 借金などを返済すること。
(一)[初出の実例]﹁社会より荷へる処の負債を消却(ショウキャク)せむがため﹂(出典‥夜行巡査︵1895︶︿泉鏡花﹀六)
 (五)④ 国債や銀行券などを返却すること。
(一)[初出の実例]﹁株式は資本減少の規定に従ふに非ざれば之を消却することを得ず﹂(出典‥商法︵1899︶二一二条)
 (六)⑤ だめになること。破壊されること。︹日葡辞書︵1603‐04︶︺
  

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