デジタル大辞泉 「消耗」の意味・読み・例文・類語 しょう‐もう〔セウ‐〕【消耗】 ﹇名﹈(スル)︽﹁しょうこう︵消耗︶﹂の慣用読み︾ 1 使って減らすこと。また、使って減ること。﹁電力を消耗する﹂ 2 体力や気力を使い果たすこと。﹁神経を消耗する作業﹂ [類語]減・減る・減ずる・減少・目減り・減らす・約める・低減・半減・累減・逓減・漸減・急減・激減・減損・縮減・軽減・削減・減量・減殺・減衰・減(げん)耗(こう)・摩耗・摩滅・減摩・損耗・摩損・磨り減る・磨り減らす・消費・費消・消尽・消却・費やす・使う・入れ揚げる・擦る・札(さつ)片(びら)を切る・金に飽かす・金に糸目をつけない しょう‐こう〔セウカウ〕【消耗】 [名](スル)「しょうもう(消耗)」に同じ。「次第に―して行くより外には何の事実も認められなかった」〈漱石・道草〉「勢を―する季節の変化を見るまでは」〈長塚・土〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「消耗」の意味・読み・例文・類語 しょう‐もうセウ‥【消耗】 (一)〘 名詞 〙 ( ﹁もう﹂は﹁耗﹂の慣用音。本来は﹁しょうこう﹂ ) (二)① 使ってなくすこと。また、使ってなくなること。 (一)[初出の実例]﹁大失敗を為し多年貯蓄せし財産を過半消耗(セウモウ)せしが﹂(出典‥花間鶯︵1887‐88︶︿末広鉄腸﹀上) (三)② 体力・精神力などを使い果たすこと。また、戦力などを失うこと。 (一)[初出の実例]﹁其の精力、元気をいたく消耗(シャウモウ)さして﹂(出典‥和蘭皿︵1904︶︿生田葵山﹀糸の縺れ) しょう‐こうセウカウ【消耗】 〘 名詞 〙 ( 「こう」は「耗」の漢音。「しょうごう」とも ) =しょうもう(消耗)〔漢語字類(1869)〕[初出の実例]「本年国内に消耗せる烟草の価は、一億三千五百二十万弗(ドル)」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)「ただ矛盾から出る一目的の消耗(セウカウ)と解釈してゐた」(出典:それから(1909)〈夏目漱石〉一一)[その他の文献]〔易経疏‐否卦〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「消耗」の読み・字形・画数・意味 【消耗】しようもう(せうもう)・しようこう(せうかう) すりへる。唐・陸亀〔江湖散人歌〕詩 人の事業、轉(うた)たす ほ漁の煕煕(きき)(楽しみ和らぐ)を存するり字通「消」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報