デジタル大辞泉 「真面目」の意味・読み・例文・類語 まじ‐め【真‐面‐目】 ﹇名・形動﹈︽﹁まじ﹂は﹁まじまじ﹂の﹁まじ﹂と同じか︾ 1 うそやいいかげんなところがなく、真剣であること。本気であること。また、そのさま。﹁真面目な顔﹂﹁真面目に話をする﹂ 2 真心のあること。誠実であること。また、そのさま。﹁真面目な人柄﹂﹁真面目に暮らす﹂ [派生]まじめさ﹇名﹈ [類語]大まじめ・几帳面・生まじめ・くそまじめ・忠実・愚直・四角四面・誠実・篤実・真摯・至誠・信実・篤厚・質実・堅実・堅(かた)気(ぎ)・実直・謹厳・生一本・一本気・勤勉・律儀・義理堅い・義理立て・良心的・プレーン・単純・純粋・純・シンプル・純然・純一・至純・純(じゅ)乎(んこ)・純正・純良・単一・純化・質素・簡素・つましい・地味・つづまやか・つつましい・つつましやか・清貧・素朴・純朴・朴(ぼく)訥(とつ)・質朴・真率・清楚・実(じっ)体(てい)・朴直・忠(ま)実(め)忠(ま)実(め)しい・きりきりしゃん・きりり・きりっと・甲斐甲斐しい・きびきび・てきぱき・しゃきしゃき・はきはき・すいすい・忠(ま)実(め)・忠(ま)実(め)やか・小(こ)忠(ま)実(め)・手(て)忠(ま)実(め)・足(あし)忠(ま)実(め)・筆(ふで)忠(ま)実(め)・骨身を惜しまず・きちんと・規則正しい・手取り足取り・ちゃんと・しっかり・しゃんと・きちんきちん・きっちり・かっちり・がっちり・規則的・整然 しん‐めんもく︻真面目︼ ﹇名・形動﹈ 1 人や物事の本来のありさまや姿。真価。しんめんぼく。﹁真面目を発揮する﹂﹁真面目を保つ﹂ 2 まじめであること。また、そのさま。しんめんぼく。 ﹁此(か)くも―な煩悶の為に…猶(なお)故郷へは帰らず﹂︿荷風・あめりか物語﹀ [類語]本領・売り・強み・長所・特長・見どころ・取り柄・美点・身上・魅力・持ち味・特色・特質・特性・売り物・真価・真骨頂・本調子・セールスポイント・チャームポイント・ストロングポイント・メリット しん‐めんぼく【真面目】 [名・形動]「しんめんもく(真面目)」に同じ。「一夕医話いっせきいわ等と趣を殊ことにした、―な漢蘭医法比較研究」〈鴎外・渋江抽斎〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「真面目」の意味・読み・例文・類語 しん‐めんもく【真面目】 (一)〘 名詞 〙 (二)① そのものの本来のありさまやすがた。真価。しんめんぼく。 (一)[初出の実例]﹁西洋所説の臓腑・経絡・骨節等、其既に知所を以て、大凡は、其真面目を語り示せる程にはなりたり﹂(出典‥蘭東事始︵1815︶下) (二)﹁瞽女(ごぜ)のうたふ越後節の真面目(シンメンモク)はこれでございだ﹂(出典‥滑稽本・浮世床︵1813‐23︶二) (三)[その他の文献]︹蘇軾‐題西林壁詩︺ (三)② ( 形動 ) まじめであること。また、そのさま。実直。真摯。しんめんぼく。 (一)[初出の実例]﹁何か真面目(シンメンモク)になって謀(たばか)るぜ﹂(出典‥滑稽本・七偏人︵1857‐63︶初) まじ‐め︻真面目︼ (一)〘 名詞 〙 ( 形動 ) (二)① 真剣な顔つきであること。本気であること。また、そのようなさま。 (一)[初出の実例]﹁これやこの我にあふみの鏡山とらへはすれどまじめなる顔﹂(出典‥仮名草子・仁勢物語︵1639‐40頃︶下) (三)② 誠実であること。まごころがこもっていて、飾りけがないこと。誠意があること。また、そのようなさま。 (一)[初出の実例]﹁こんのめりやすのもも引、白たび、ごくまじめなこしらへ﹂(出典‥安愚楽鍋︵1871‐72︶︿仮名垣魯文﹀二) しん‐めんぼく【真面目】 〘 名詞 〙 =しんめんもく(真面目) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例