石川千代松(読み)イシカワチヨマツ

デジタル大辞泉 「石川千代松」の意味・読み・例文・類語

いしかわ‐ちよまつ〔いしかは‐〕【石川千代松】

 
18611935  

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「石川千代松」の意味・読み・例文・類語

いしかわ‐ちよまつ【石川千代松】

 

(一)
 

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「石川千代松」の意味・わかりやすい解説

石川千代松
いしかわちよまつ
(1861―1935)


1882151883318901924()18831891()



1019351936

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

20世紀日本人名事典 「石川千代松」の解説

石川 千代松
イシカワ チヨマツ

明治〜昭和期の生物学者 東京帝国大学名誉教授。



生年
安政7年1月8日(1860年)

没年
昭和10(1935)年1月17日

出生地
江戸・本所亀沢(東京都墨田区)

学歴〔年〕
東京大学理学部生物学科〔明治15年〕卒

学位〔年〕
Ph.D.(フライブルク大学),理学博士〔明治34年〕

経歴
明治15年東大御用掛凖助教、16年助教授、18年ドイツ留学、ワイズマンに師事。フライブルク大学でPh.Dを取得。23年帰国、帝大農科大学教授となり、大正13年定年退官、名誉教授。この間東京帝室博物館長兼任、明治44年帝国学士院会員。39年以降豪州、欧米各国に差遣、大正15年ハワイ、カリフォルニアを巡遊、大正15年〜昭和2年ロックフェラー財団の招待により米国各地を巡歴した。東大でモース教授の影響を受け、受精現象の細胞学的研究、琵琶湖産小アユの陸封型立証、人工養殖など応用面にも活躍した。著書に「動物進化論」「進化新論」「動物学講義」「人間」など。「石川千代松全集」(全10巻)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「石川千代松」の意味・わかりやすい解説

石川千代松 (いしかわちよまつ)
生没年:1860-1935(万延1-昭和10)

動物学者。江戸の旗本の子として生まれる。東京大学理学部動物学科を卒業(1882)。学生のころ初代の動物学教授となったアメリカのE.S.モースの影響を受け,進化論に関心を示す。1883年モースの講義をまとめた《動物進化論》を著したのを手始めに進化論の啓蒙活動を行う。84年ドイツに留学,A.ワイスマンに師事し,師の生殖質連続説や進化理論に強く影響される。91年に著した《進化新論》にはそれがよく現れている。帰朝後,東京大学理学部助教授,農学部教授となる。進化論以外では細胞学,発生学に貢献。上野動物園史上にも重要な役割をはたした。《動物学講義》《石川大動物学》などの著書がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石川千代松」の意味・わかりやすい解説

石川千代松
いしかわちよまつ

 
[]1(1860).6.6. 
[]1935.1.17. 
 (1882)  E.S. C.O. (86) A. (90)   

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「石川千代松」の意味・わかりやすい解説

石川千代松【いしかわちよまつ】

 
1883  

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石川千代松」の解説

石川千代松 いしかわ-ちよまつ

1860-1935 明治-昭和時代前期の動物学者。
安政7年1月8日生まれ。明治16年母校東京大学の助教授となり,モース教授の講義をまとめて「動物進化論」を出版する。17年ドイツに留学し,ワイスマンに師事。明治23年帝国大学教授。44年学士院会員。発生学,細胞学などの研究をおこない,進化論の普及と生物学の啓蒙(けいもう)につとめた。昭和10年1月17日死去。76歳。江戸出身。著作に「動物学講義」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

山川 日本史小辞典 改訂新版 「石川千代松」の解説

石川千代松
いしかわちよまつ


1860.1.81935.1.17

1883(16)

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

367日誕生日大事典 「石川千代松」の解説

石川 千代松 (いしかわ ちよまつ)

生年月日:1860年1月8日
明治時代-昭和時代の動物学者;生物学者。理学博士;帝大農科大学教授
1935年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の石川千代松の言及

【進化論】より

…明治時代に入り,松森胤保(たねやす)《求理私言》(1875)に進化のことが書かれたが,進化論の最初の体系的な紹介は1878年に東京大学動物学教授として来日したアメリカ人E.S.モースによってなされた。その講義はのち石川千代松訳《動物進化論》(1883)として刊行された。石川は《進化新論》(1891)を,丘浅次郎は《進化論講話》(1904)にはじまる多数の著作を書き,進化論を普及させた。…

【養殖】より


 鹿1909西30cm

※「石川千代松」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」