粛軍(読み)シュクグン

デジタル大辞泉 「粛軍」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐ぐん【粛軍】

軍の規律を粛正すること。特に二・二六事件後の旧日本陸軍内で、大規模な人事異動により統制派皇道派を一掃したことをさす。

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精選版 日本国語大辞典 「粛軍」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐ぐん【粛軍】

  1. 〘 名詞 〙 軍の規律を厳正にすること。特に昭和一一年(一九三六)の二・二六事件後、旧陸軍の規律粛正のために行なわれた刷新人事をいう。これにより皇道派が一掃され、統制派が支配権を握った。〔新語常識辞典(1936)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「粛軍」の意味・わかりやすい解説

粛軍 (しゅくぐん)


19357︿19313634410783000寿48569姿518

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百科事典マイペディア 「粛軍」の意味・わかりやすい解説

粛軍【しゅくぐん】

 
193634  

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「粛軍」の意味・わかりやすい解説

粛軍
しゅくぐん


193611寿()()()()7

 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「粛軍」の意味・わかりやすい解説

粛軍
しゅくぐん

 
 19366 3000  

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「粛軍」の解説

粛軍
しゅくぐん

1936年(昭和11)3月から翌年9月にかけて,陸軍によってなされた2・26事件後の処置。陸軍は青年将校や事件当時の陸軍上層部を処罰し,隊付将校や在郷軍人会への統制を強化する法の整備,人事権を大臣に集中するための法改正も行った。しかしこれが統制派による皇道派一掃の色合いを帯びてくると,近衛首相はこれを警戒し,反乱幇助(ほうじょ)の罪で起訴されていた真崎甚三郎を無罪にすることでバランスをとろうとした。

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