菅蓑(読み)スガミノ

デジタル大辞泉 「菅蓑」の意味・読み・例文・類語

すが‐みの【××蓑】

スゲの葉で編んだ。すげみの
木曽檜笠ひのきがさこしの―ばかり」〈幻住庵記

すげ‐みの【××蓑】

スゲの葉で編んだ。すがみの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「菅蓑」の意味・読み・例文・類語

すが‐みの【菅蓑】

  1. 〘 名詞 〙(すげ)を編んで作った雨具。菅で作った蓑。
    1. [初出の実例]「親は空にて、血の涙を、降らせば濡れじと、菅蓑や、笠を傾け、爰かしこの、便りを求めて、隠笠」(出典:光悦本謡曲・善知鳥(1465頃))

すげ‐みの【菅蓑】

  1. 〘 名詞 〙 菅の葉を編んで作ったみの。すがみの。
    1. [初出の実例]「木曾の檜笠と越の菅蓑(スゲミノ)だけが、いつも幻住庵の柱に懸けられてあった」(出典芭蕉(1922)〈吉田絃二郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android