融和（読み）ユウワ

デジタル大辞泉 「融和」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐わ【融和】

 
﹇名﹈(スル)
1 とけてまじりあうこと。また、とけ込んで調和すること。﹁周囲の色と融和する﹂
2 うちとけて互いに親しくなること。﹁融和をはかる﹂﹁仲間と融和する﹂
[類語]和らぐ・緩和・緩衝・和らげる・和む・弛緩・間延び  

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精選版 日本国語大辞典 「融和」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐わ【融和】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① 対立的な要素がなくなって調和すること。
(一)[初出の実例]﹁量子説が古典的な物理学と矛盾して居て、まだどうしても其間の融和がとれない﹂(出典‥物理学と感覚︵1917︶︿寺田寅彦﹀)
 (三)② 気持が他になじんでやわらぐこと。うちとけること。気持が通じ合うこと。
(一)[初出の実例]﹁復直に二人の間は融和して終って﹂(出典‥付焼刃︵1905︶︿幸田露伴﹀三)
 (二)[その他の文献]︹李商隠‐祭薛郎中文︺
 (四)③ 物が他の物質と溶け合って一つになること。
(一)[初出の実例]﹁欧邏巴洲総説︿略﹀夏短く、地或は二粤爾(エル)︿一臂長を一粤爾とす﹀の深の外は融和せず﹂(出典‥輿地誌略︵1826︶一)
  

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普及版 字通 「融和」の読み・字形・画数・意味

【融和】ゆうわ

 
とけこむ。おだやか。︹南詩話、一︺兪、嚴維の、柳、春水慢(ゆる)やかに　塢(くわを)︵の堤︶、夕陽遲し、の句を愛して以爲(おも)へらく、天容時態、融和駘(たいたう)、目に在るが如しと。
字通﹁融﹂の項目を見る。
  

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