デジタル大辞泉 「親近」の意味・読み・例文・類語 しん‐きん【親近】 ﹇名・形動﹈(スル) 1 親しくすること。親しく近づくこと。 2 近い関係にあること。身内であること。また、そのさま。﹁親近者﹂ ﹁自分が最も―な…家族を愛するように﹂︿倉田・愛と認識との出発﹀ 3 側近くに仕える人。側近。﹁総裁の親近﹂ [類語]近い・緊密・接近・密接・近接・不可分・濃い・切っても切れない・水いらず・親しい・近しい・心安い・人なつこい・取っ付きやすい・気安い・睦(むつ)まじい・親密・懇意・昵(じっ)懇(こん)・懇親・別懇・懇(ねんご)ろ・親愛・和気藹藹・仲良し・仲が良い・気が置けない 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「親近」の意味・読み・例文・類語 しん‐きん【親近】 (一)〘 名詞 〙 (二)① ( ━する ) 親しみの気持をもって近づくこと。 (一)[初出の実例]﹁此児幼稚にて付二師匠一在南京。母堂無レ隙之間、不二親近一﹂(出典‥古事談︵1212‐15頃︶三) (二)[その他の文献]︹史記‐鄒陽伝︺ (三)② ( ━する ) 貴人の側近く仕えること。 (一)[初出の実例]﹁天子にまぢかう親近したは﹂(出典‥両足院本山谷抄︵1500頃︶九) (四)③ ( 形動 ) 親しみがあり身近なこと。また、そのさま。 (一)[初出の実例]﹁詩人もまた自分自身あるひはごく親近な人々の衝動を代表して詩を製作したので﹂(出典‥商品としての文学︵1931︶︿杉山平助﹀) (五)④ 親しい人。みより。えんじゃ。︹戦国策‐秦策・孝公︺ しん‐ごん︻親近︼ (一)〘 名詞 〙 ( ﹁ごん﹂は﹁近﹂の呉音 ) 近づき親しむこと。親しく交わること。 (一)[初出の実例]﹁経文不レ簡二別小因及小果一、已制レ求二余経一。明知レ求レ因、制レ不二親近一﹂(出典‥顕戒論︵820︶中) (二)﹁此の女を(きた)なみ蔑(あなづり)て自然(おのづか)ら道に会ふ時も唾を吐き鼻を塞ぎ更に不親近(しんごんせ)ず﹂(出典‥今昔物語集︵1120頃か︶三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「親近」の読み・字形・画数・意味 【親近】しんきん 親密にする。︹史記、恬伝︺始皇甚だ氏をし、信任して之れを賢とす。而して毅を親して、位、上に至る。 字通﹁親﹂の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報