文学(読み)ブンガク

デジタル大辞泉 「文学」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐がく【文学】

 
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精選版 日本国語大辞典 「文学」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐がく【文学】

 

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改訂新版 世界大百科事典 「文学」の意味・わかりやすい解説

文学 (ぶんがく)


西︿西literatureliterature︿︿︿︿︿oral literature

 使

 ︿

 調調

 ︿︿退

 151920


︿︿5︿西
      

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「文学」の意味・わかりやすい解説

文学
ぶんがく
literature 英語
littérature フランス語
Literatur ドイツ語


Wortkunst()()


文学ということばの意味


()14123()()45Literature

 5188720()()literature

 schöne Literatur, belles lettresschöpferische Literatur, creative literature


文学の表現

文学は「言語による」形象的表現で、「文字による」形象的表現に限られていない。表現の手段として文字が用いられるようになったのはずっと下った時代、ようやく文字が広く使われ始めてからのことである。

 文学の起源は、人類があるときから言語を表現的に(形象的に。たとえば、神に祈るときに、その神の心を動かすように具体的に表現する)使うようになった遠い原始の時代にさかのぼる。以来、文学は実に長い期間にわたって口誦(こうしょう)・口承の文学であり、文字による文学表現が行われるようになったのは、たかだかシュメールの『ギルガメシュ物語』以来の5000年ほどにすぎない。日本では千二百数十年前の『古事記』以来である。

 ところで、文字による文学表現は、近代の印刷術の普及によって画期的な発展・大衆化をつくりだし、いまでは文学というと印刷された形のものが普通になっている。最近ではまた、ラジオ、テレビの普及に伴って朗読詩や放送劇やテレビ小説やドキュメンタリーなど――もはや直接には文字に頼らずに、音声と映像とで語りかけてくる新たな言語芸術が成立してきており、電子工学の技術的な発展はさらに新たな表現手段の可能性を開くかもしれない。しかし現在のところでは、印刷による文字の文学が支配的な形になっている。

[小田切秀雄]

文学の内容

文学は、人間と状況との関係を人間の側から描くが、つねに個別的・具体的な人間の側から、個別的・具体的な状況との緊張した関係においてとらえまたは描き、固執されたその個別の形象を通して人間性の深い普遍的な真実と状況の本質を表現する。つねに固定に向かい安定しようとする社会の枠組み、種々の秩序、総じて状況に対して、あるときからそれを息苦しく感じる、耐えがたくつらく思う、という形で矛盾として鋭敏に受け止めて苦しみまたは抵抗する生身の人間個人が、文学的表現を促し、または活気づける。文学が個別の形象に執しながら、それを通して普遍をとらえ、表現のために固執される個人の具体性において普遍的な人間性の開示を実現しようとする、ということは、それぞれに違った個性と状況とをもった人間が、ともにこの世界で生きていくという生活条件そのものに発した根源的な要求にかかわり、他人のこととその状況を立ち入って知るという人間認識上の有用性と喜びとともに、状況との葛藤(かっとう)において現れる人間性の深い真実に触れて心が洗われ高められる(アリストテレスのいわゆるカタルシス=浄化)ということがある。

 文学は、歴史的・社会的存在である人間が、歴史や現代においての人間を素材にして、何事かを表現しようとしたものだという意味では、まさに特定の時代・階級のイデオロギーの一つであるが、それと同時に、言語の場合といくらか相似て、歴史や階級を超えて生命を保ち続けるということがある。状況はそれぞれに違ってもつねに生身の個人の側から描くということを通して、人間性の普遍のつねに新たな局面が表現されるためで、優れた文学の永遠性はこのようにして可能になる。

[小田切秀雄]

『アリストテレス著、松浦嘉一訳『詩学』(岩波文庫)』『本間久雄著『文学概論』初版(1926・東京堂出版)』『サルトル著、加藤周一訳『文学とは何か』(1947・人文書院)』『小田切秀雄著『文学概論』(1972・勁草書房)』

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普及版 字通 「文学」の読み・字形・画数・意味

【文学】ぶんがく

 


 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「文学」の意味・わかりやすい解説

文学
ぶんがく
literature

 
 

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世界大百科事典(旧版)内の文学の言及

【文学理論】より

…文芸批評と呼ぶことのできるものは,アリストテレスの《詩学》やホラティウスの《詩論》から今日のいわゆる文芸批評にいたるまで,さまざまのかたちで存在する。その文芸批評が目的とするのは,普通には,文学作品かその作者にかかわりのある諸問題について語ることである。しかも西欧の諸国においては,とくに19世紀以降,文芸批評そのものが文学の中のひとつの分野として確立されるにいたった。…

※「文学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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