蹴鞠(読み)ケマリ

デジタル大辞泉 「蹴鞠」の意味・読み・例文・類語

け‐まり【蹴×鞠】

 
1鹿
2 ()()鹿()()()()()()()()  


しゅう‐きく〔シウ‐〕【蹴×鞠】

けまり

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精選版 日本国語大辞典 「蹴鞠」の意味・読み・例文・類語

け‐まり【蹴鞠】

 

(一)  
(二) 鹿
(一)[] (1245)
(二)(1403)
(三) ()鹿姿()()西()西
︿" />
︿
(二)[](1777)
 

しゅう‐きくシウ‥【蹴鞠】

  1. 〘 名詞 〙けまり(蹴鞠)
    1. [初出の実例]「儻過于蹴鞠之庭、中大兄皮鞋随毬放落」(出典:家伝(760頃)上)
    2. 「歌舞・蹴鞠(シウキク)の隙には、弓馬の達者を召され」(出典:太平記(14C後)一三)
    3. [その他の文献]〔漢書‐東方朔伝〕

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改訂新版 世界大百科事典 「蹴鞠」の意味・わかりやすい解説

蹴鞠 (けまり)


︿712243444158216便1573-92121315



蹴鞠 (しゅうきく)
Cù jú


︿︿︿使1︿︿︿︿︿使
 

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百科事典マイペディア 「蹴鞠」の意味・わかりやすい解説

蹴鞠【けまり】

 
︿()()8()1213()
 

蹴鞠【しゅうきく】

蹴鞠(けまり)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蹴鞠」の意味・わかりやすい解説

蹴鞠
けまり

蹴鞠 (しゅうきく) ともいう。数人が革靴をはき,革製の鞠を落すことなく蹴り上げ,その回数を競う古典的な屋外遊戯。皇極天皇の3 (644) 年,中大兄皇子が法興寺 (飛鳥寺) でこれを行なった話が『日本書紀』にあり,すでにこの頃行われていたことがわかる。盛んになったのは 12世紀頃からで,鎌倉時代に蹴鞠道として完成,難波 (なんば) ,飛鳥井 (あすかい) の2家が,代々指導者としての地位を伝えた。蹴鞠は,懸 (かかり) と呼ばれる,マツ,ヤナギ,サクラ,カエデの木を4隅に植えた約 15m平方の場で行われる。競技は普通,4隅の木の下に2人ずつ8人が立ち,松樹の下に立つ上足 (じょうそく) と呼ばれる最も熟練した者から蹴りはじめ,3度蹴って次々に渡していく。宮廷のみならず,その流行は鎌倉幕府など武人のなかにまで及び,現在でも京都蹴鞠保存会,金刀比羅 (ことひら) 宮 (香川県) などで行われている。

蹴鞠
しゅうきく

蹴鞠」のページをご覧ください。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「蹴鞠」の解説

蹴鞠
けまり

「しゅうきく」とも。古典的な競技の一つ。革製の鞠を一定の高さまで蹴りあげ,地に落とさず蹴り続けてその回数を競った。中国伝来の遊戯であるが,摂関期以後とくに盛んになり,蹴鞠道として完成。正式な競技には懸(かかり)という場を設け,柳・桜・松・楓の4本の木を四方に立て,ふつう8人の競技者(鞠足(まりあし))で行われた。13世紀には難波流・飛鳥井流などの流派が現れ,家業として独占された。これとは別に賀茂の氏人は地下(じげ)鞠を伝承した。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

日本文化いろは事典 「蹴鞠」の解説

蹴鞠

蹴鞠は今から1400年程前に中国から伝わった遊びで、鞠庭〔まりにわ〕と呼ばれる専用の庭で鞠を蹴る技術の高さを競います。相手に受け取りやすく、打ち返しやすい球を送る上手さを競う平和的な競技です。

出典 シナジーマーティング(株)日本文化いろは事典について 情報

普及版 字通 「蹴鞠」の読み・字形・画数・意味

【蹴鞠】しゆうきく

蹴毬。

字通「蹴」の項目を見る

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「蹴鞠」の意味・わかりやすい解説

蹴鞠(しゅうきく)
しゅうきく

蹴鞠

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世界大百科事典(旧版)内の蹴鞠の言及

【蹴鞠】より

…足で皮製の鞠(まり)を一定の高さにけあげて,墜落させることなく,正格な動作でける回数の多いのを優秀とする古典的な遊戯。すでに7世紀の半ば,中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)が法興寺のツキ(槻)の木の下で鞠をけった話は有名であるが,12世紀ころから盛大になって,設備や技術の上にも一定の形式ができ,蹴鞠道としての完成をみるとともに,この種の芸道に関してはすべて技芸の中心的指導者による独占的家業として伝えられた。蹴鞠の演技者を鞠足(まりあし)といい,名手を上足(じようそく),未熟なのを非足(ひそく)という。…

【難波家】より

…摂政太政大臣師実の五男の正二位大納言忠教を祖とする。その子頼輔は蹴鞠(けまり)に秀で,〈本朝蹴鞠一道長〉などと称された。頼輔の子頼経は源義経に党して伊豆に流されたが,その子宗長は蹴鞠の達人として難波流の祖となり,弟雅経も飛鳥井流の祖となった。…

【清明】より


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※「蹴鞠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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