中国唐代の訳経僧,密教付法の第5祖。インド摩羅耶国の王族といわれ,本名はバジュラボディVajrabodhi(跋日羅菩提)。ナーランダー寺に出家し律,唯識を修め,さらに竜智から金剛頂など真言密教の奥旨を受けた。のち唐への伝導を決意,海路により720年(開元8)長安に達し,20年の間,訳経のかたわら密教の普及につとめ,玄宗の勅命により大慈恩寺に住した。のち洛陽に没した。《金剛頂瑜伽中略出念誦経》訳出は金剛界系密教の基礎となった。
執筆者:藤善 真澄
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タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...