雨戸(読み)アマド

デジタル大辞泉 「雨戸」の意味・読み・例文・類語

あま‐ど【雨戸】

窓や縁側などの外側に立てる戸。風雨を防ぎ、また防犯のためのもの。
[類語]ドアシャッター格子戸網戸開き戸引き戸繰り戸大戸妻戸切り戸潜り戸枝折り戸木戸鎧戸門戸門扉

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精選版 日本国語大辞典 「雨戸」の意味・読み・例文・類語

あま‐ど【雨戸】

  1. 〘 名詞 〙 家屋の窓や縁、出入口の外側に建てる戸。戸締まり、風雨の防止、保温などのためのもの。
    1. [初出の実例]「五月雨の雲は月日のあま戸哉〈氏重〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)三)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「雨戸」の意味・わかりやすい解説

雨戸
あまど


1617()()殿()()()()()()1()()()

 

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改訂新版 世界大百科事典 「雨戸」の意味・わかりやすい解説

雨戸 (あまど)


︿︿321

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雨戸」の意味・わかりやすい解説

雨戸
あまど

日本風の建物で,風雨を防ぐために縁側や窓に立てる板戸。普通は,ガラス戸,障子などの外側につけ,昼間は戸袋に格納するようになっている。洋風住宅が普及したため一時雨戸がすたれたが,最近は雨戸が防災,防音,断熱などに大きな効果をもつことが評価されて,アルミサッシでもガラス戸の外側に雨戸のついたものが市販されるようになった。特に断熱効果のある戸を用いると,夜間の熱損失を防ぐので,省エネルギーに役立つ。

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「雨戸」の解説

あまど【雨戸】

防風・防雨、夜間の室内の保温、防犯などの目的で、窓や縁側などの外側に取り付ける戸。開口部の脇などに戸袋(とぶくろ)を設け、開けている時はここに戸を収めておく。従来は木製だったが、現在はアルミニウム製のものが多い。シャッター形式で自動開閉できるものもある。

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リフォーム用語集 「雨戸」の解説

雨戸

窓や庭へ出る戸などの外側に立てる建具の事。風雨を防ぐほか、防犯・防火の役割を果たす。その他、直射日光による室温の変化も防ぐ事ができる。形状は、引戸とシャッターに2種類がある。

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世界大百科事典(旧版)内の雨戸の言及

【縁側】より

…和風の住宅で,主室と屋外の間にある板張りまたは畳敷きの副次的な空間のこと。通常は主室との間を明障子(あかりしようじ),外部との間をガラス戸と雨戸で仕切り,主室の補助に使うが,連続させて廊下(通路)を兼ねさせることもある。日本の住宅では古墳時代から,主室の前に簀の子(すのこ)の広縁を設けていた。…

【書院造】より

…張付壁,襖障子,格天井には金箔地に濃彩の絵が描かれ,欄間には彫刻を彫り彩色をほどこし,長押(なげし)の釘隠(くぎかくし)をはじめ諸所に飾金具を打ち,諸座敷は華麗な色彩と光で豪華によそおわれた。外回りの建具は引違障子(舞良戸(まいらど)と明障子(あかりしようじ)の併用または腰高障子)をたて,また雨戸が発明されて外縁を内縁に転化する工夫が加えられた。このような大規模の書院造遺構は二条城二の丸殿舎,西本願寺表書院に典型的作例を見いだせる。…

【戸】より

…平安後期には〈(ふすま)〉が登場し,〈明障子(あかりしようじ)〉(現在の障子)が現れるのも平安末期である(図3)。また〈雨戸〉は桃山時代以降のものである。室町以降の書院造を基本とする和風住宅では回転式の扉はほとんど使われないが,社寺では伝統的に扉の用いられる例が多い。…

※「雨戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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