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30︵三十、卅、丗、さんじゅう、みそ、みそじ︶は自然数、また整数において、29の次で31の前の数である。
性質
●30は合成数であり、正の約数は 1, 2, 3, 5, 6, 10, 15, 30 である。
●約数の和は72。
●自身を除いた約数の和は 72− 30 = 42であり、5番目の過剰数である。1つ前は24、次は36。
●約数の積は810000。
●約数の積の値がそれ以前の数を上回る12番目の数である。1つ前は24、次は36。(オンライン整数列大辞典の数列 A034287)
●1/30 = 0.03… (下線部は循環節で長さは1)
●逆数が循環小数になる数で循環節が1になる8番目の数である。1つ前は24、次は36。(オンライン整数列大辞典の数列 A070021)
●30 = 12 + 22 + 32 + 42
●4番目の四角錐数である。1つ前は14、次は55。
●n = 2 のときの1n + 2n + 3n + 4n の値とみたとき1つ前は10、次は100。
●4連続整数の平方和とみたとき自然数の範囲では最小、整数の範囲だと1つ前は14、次は54。
●30 = 02 + 12 + 22 + 32 + 42
●5連続平方和とみたとき負の数を除くと最小、負の数を含めると1つ前は15、次は55。
●異なる4つの平方数の和1通りの形で表せる最小の数である。次は39。(オンライン整数列大辞典の数列 A025376)
●異なる4つの平方数の和 n通りの形で表すことができる最小の数である。次の2通りは90。(オンライン整数列大辞典の数列 A025417)
●30 = 2 × 3 × 5
●三つの異なる素数の積で、最小の数である。なお、四つの異なる素数の積では、210︵2 × 3 × 5 × 7︶が最小の数である。
●3番目の素数階乗数 (p3#) である。1つ前は6、次は210。
●p3# ± 1 が両方とも素数階乗素数になる2番目の数である。1つ前は6 (p2#)、次は2310 (p5#)。
●3連続素数の積で表される最小の数である。次は105。
●最小の楔数である。楔数とは3つの独立した素因数を持つ数のことである。次は42。
●楔数がハーシャッド数になる最小の数である。次は42。
●3連続フィボナッチ数の積で表すことのできる数である。1つ前は6、次は120。
●30 = 1 × 2 × 3 × 5
●連続フィボナッチ数の積で表せる数である。1つ前は6、次は240。
●30 = 5 × 6
●5番目の矩形数である。1つ前は20、次は42。
●30 = 51 + 52 = 62 − 61
●5の自然数乗の和とみたとき1つ前は5、次は155。
●30 = 2 + 4 + 6 + 8 + 10
●30 = 5× σ(5) (ただし σ は約数関数)
●30 = 10 × 3
●n = 1 のときの 10 × 3n の値とみたとき1つ前は10、次は90。(オンライン整数列大辞典の数列 A005052)
●30 = 15 × 2
●n = 1 のときの 15 × 2n の値とみたとき1つ前は15、次は60。(オンライン整数列大辞典の数列 A110286)
●自身以下の互いに素な数が1または素数である最大の数である。1つ前は24。(オンライン整数列大辞典の数列 A048597)
●30以下の互いに素な数は7, 11, 13, 17, 19, 23, 29である。
●九九では5の段で 5 × 6 = 30 (ごろくさんじゅう)、6の段で 6 × 5 = 30 (ろくごさんじゅう) と2通りの表し方がある。
●各位の和が30になるハーシャッド数の最小は39990である。
●30 = 21 + 22 + 23 + 24
●2の自然数乗の和とみたとき1つ前は14、次は62。
●a = 2 のときの a1+ a2+ a3+ a4の値とみたとき1つ前は4、次は120。
●17番目のハーシャッド数である。1つ前は27、次は36。
●3を基とする4番目のハーシャッド数である。1つ前は21、次は102。
●約数の和が30になる数は1個ある。(29) 約数の和1個で表せる12番目の数である。1つ前は28、次は36。
●各位の積が0になる4番目の数である。1つ前は20、次は40。(オンライン整数列大辞典の数列 A011540)
●30 = 12 + 22 + 52
●3つの平方数の和1通りで表せる15番目の数である。1つ前は29、次は34。(オンライン整数列大辞典の数列 A025321)
●異なる3つの平方数の和1通りで表せる5番目の数である。1つ前は29、次は35。(オンライン整数列大辞典の数列 A025339)
●n = 2 のときの1n + 2n + 5n の値とみたとき1つ前は8、次は134。(オンライン整数列大辞典の数列 A074501)
●n = 30 のときの n! − 1 で表せる30! − 1 は7番目の階乗素数である。1つ前は14、次は32。(オンライン整数列大辞典の数列 A002982)
●30 = 33 + 3
●n = 3 のときの n3+ nの値とみたとき1つ前は10、次は68。(オンライン整数列大辞典の数列 A034262)
●n = 3 のときの3n + nの値とみたとき1つ前は11、次は85。(オンライン整数列大辞典の数列 A104743)
●素数 p= 3 のときの pp+ pの値とみたとき1つ前は6、次は3130。(オンライン整数列大辞典の数列 A101340)
●30 = 52 + 32 − 22
●n = 2 のときの5n + 3n − 2n の値とみたとき1つ前は6、次は144。(オンライン整数列大辞典の数列 A135160)
●30 = 2 + 2 + 2 + 23 + 23 + 23
●n = 2 のときの3n3 + 3n の値とみたとき1つ前は6、次は90。(オンライン整数列大辞典の数列 A119536)
その他30に関連すること
単位
●30° = π/6︵ラジアン︶。これは 1/12 周であり、すなわち正十二角形の中心角であり、すなわちその外角である。
●1ヶ月は約30日である。このため、時間の単位には30から成る物が見られる。
●グレゴリオ暦の1か月は28~31︵平均約30.44︶日で、平均をとれば30日。太陰暦の1か月は29~30︵平均約29.53︶日で、30日が最も多い。30日を1か月、12か月︵=360日︶を1年に対して、30年︵=360か月︶を1世代という場合がある。
●三十年祭を、英語で pearl jubilee 、ラテン語由来の英語だと tricennial という。結婚30周年の祝賀を真珠婚式といい、特に西洋では、真珠が30周年の記念品や形容詞とされることが多い。
●法要では30周忌︵= 31回忌︶前後を弔い上げとするのが一般的である。ただし、これより長く続ける場合もある。
●土星の公転周期は約30年である。
●三十年戦争: 1618年~1648年の間、ヨーロッパで行われた宗教戦争。
●日本における原動機付自転車の法定最高速度は 30km/h である。
●参議院議員および都道府県知事の被選挙権は30歳以上。
30番のもの
●西暦30年
●紀元前30年
●年始から数えて30日目は1月30日。
●第30番元素は亜鉛 (Zn) である。
●第30代天皇は敏達天皇である。
●日本の第30代内閣総理大臣は齋藤實である。
●大相撲の第30代横綱は西ノ海嘉治郎である。
●アメリカ合衆国の第30代大統領はカルビン・クーリッジである。
●アメリカ合衆国の30番目の州はウィスコンシン州である。
●JIS X 0401、ISO 3166-2:JPの都道府県コードの﹁30﹂は和歌山県。
●易占の六十四卦で第30番目の卦は、離為火。
●クルアーンにおける第30番目のスーラはビザンチンである。
●国道30号︵岡山県岡山市~香川県高松市︶。
●第30番小惑星はウラニアである。
●M30 は球状星団である。
●さくらんぼテレビジョン、テレビ信州、びわ湖放送、テレビ和歌山、鹿児島読売テレビのガイドチャンネルは 30ch。
●第30代殷王は帝辛︵紂王︶である。
●第30代周王は思王である。
●第30代ローマ教皇はマルケルス1世︵在位‥308年5月~309年︶である。
三十個一組のもの
●午前0時から午前5時までは別名﹁24時から29時まで﹂の名があり、午前と深夜を合わせて合体をしたら合計30時間となる。
●人間の脊椎は約30個ある。
●将棋の初手の指し方は30通り。
●山手線の駅数は2020年に高輪ゲートウェイ駅が増設されて30駅。
言葉
●﹁卅﹂は30を表す漢字。例‥卅五年︵= 三十五年︶。また﹁世﹂の異体字︵異字体、書写体、俗字︶とされる﹁丗﹂や﹁卋﹂も同様に30を表す漢字である。︵﹁世﹂は象形文字であるがその字源については、﹁十﹂を三つ重ねた丗を原字とし、自分の子へ継ぐまでの約三十年が元の意で幾世代も続くことを意味したもの︵説文解字﹃三十年爲一世。从卅而曳長之﹄︶とするものと、三十を表すは誤りで﹁世﹂は﹁葉︵枼︶﹂が原字で、甲骨文字で分かるように草木の枝葉の新芽の出ている形を示し、それによって新しい時期、世代をあらわすものであるとする︵白川︶説がある。︶
●30を、ラテン語では triginta︵トリーギンター︶、ギリシャ語では triconta という。接頭辞は triginti︵ラテン語︶、triaconta︵ギリシャ語︶。
●30日を三十日︵みそか︶という。転じて月の終わりの日を表す言葉になり︵晦日︶、年の終わりは大晦日︵おおみそか︶と呼ばれるようになった。
●30歳の別名‥三十路︵みそじ︶、而立︵じりつ。論語に因む︶。
●アメリカで、通例–30–と書き、新聞記事、原稿の終わり、完了を示す。転じて、おさらばという意味になる。
●1日の気温が30℃に達すると真夏日となる。
●東京六大学野球、ソフトボールにおいて、背番号30は監督が付ける背番号。
●ボウリングでは、1フレームで取れる最高点。10フレーム︵12投︶成功すれば300点となる。
●イオンでかつて開催されてきたセール、﹁ジャスコみそか市﹂は毎月30日に開催されていたことから由来。現在は﹁お客様感謝デー﹂の開催日変更等により既に廃止。
●﹃30﹄は奥田民生のアルバム。
●﹃30﹄は電気グルーヴのアルバム。
●ラヴィーナサーティ︵LOVE♥INA30︶ - リーフウォーク稲沢での定期公演及び愛知県稲沢市内のまつりを主な拠点に活動していた女性ご当地アイドルグループ。2011年7月から2017年7月まで活動。
●旧約聖書
●創世記
●﹁次のようにしてそれを造りなさい。箱舟の長さを三百アンマ、幅を五十アンマ、高さを三十アンマにし、﹂(創世記6章15節)
●﹁シェラが三十歳になったとき、エベルが生まれた。﹂(創世記11章14節)
●﹁ペレグが三十歳になったとき、レウが生まれた。﹂(創世記11章18節)
●﹁セルグが三十歳になったとき、ナホルが生まれた。﹂(創世記11章22節)
●﹁アブラハムは言った。﹁主よ、どうかお怒りにならずに、もう少し言わせてください。もしかすると、そこには三十人しかいないかもしれません。﹂主は言われた。﹁もし三十人いるならわたしはそれをしない。﹂(創世記18章30節)
●﹁乳らくだ三十頭とその子供、雌牛四十頭、雄牛十頭、雌ろば二十頭、雄ろば十頭であった。﹂(創世記32章16節)
●﹁ヨセフは、エジプトの王ファラオの前に立ったとき三十歳であった。ヨセフはファラオの前をたって、エジプト全国を巡回した。﹂(創世記41章46節)
●出エジプト記
●﹁もし、牛が男奴隷あるいは女奴隷を突いた場合は、銀三十シェケルをその主人に支払い、その牛は石で打ち殺されねばならない。﹂(出エジプト記21章32節)
●﹁一枚の幕は長さ三十アンマ、幅四アンマで、十一枚の幕をすべて同じ寸法にする。﹂(出エジプト記26章8節、出エジプト記36章15節)
●レビ記
●﹁もし女子であれば、その相当額は銀三十シェケルである。﹂(レビ記27章4節)
●民数記
●﹁それは臨在の幕屋で作業に従事することのできる三十歳以上五十歳以下の者である。﹂(民数記4章3節、35節)
●﹁臨在の幕屋で務めに就き、作業に従事することのできる三十歳以上五十歳以下の者をすべて登録しなさい。﹂(民数記4章23節)
●﹁臨在の幕屋の作業に従事することのできる三十歳以上五十歳以下の者をすべて登録しなさい。﹂(民数記4章30節)
●﹁臨在の幕屋で作業に従事することのできる三十歳以上五十歳以下の者である。﹂(民数記4章39節、43節)
●﹁臨在の幕屋で作業を行い、運搬の作業をすることのできる三十歳以上五十歳以下の者たちである。﹂(民数記4章47節)
●﹁共同体全体はアロンが息を引き取ったのを悟り、イスラエルの全家は三十日の間、アロンを悼んで泣いた。﹂(民数記20章29節)
●申命記
●﹁イスラエルの人々はモアブの平野で三十日の間、モーセを悼んで泣き、モーセのために喪に服して、その期間は終わった。﹂(申命記34章8節)
●士師記
●﹁彼には三十人の息子があった。彼らは三十頭のろばに乗り、三十の町を持っていた。それらは今日もハボト・ヤイルと呼ばれ、ギレアドの地にある。﹂(士師記10章4節)
●﹁彼には三十人の息子と三十人の娘があった。三十人の娘は一族以外の者に嫁がせ、三十人の息子には一族以外から三十人の嫁を迎えた。彼は七年間、イスラエルを裁いた。﹂(士師記12章9節)
●﹁彼には四十人の息子と三十人の孫がいて、七十頭のろばに乗っていた。彼は八年間、士師としてイスラエルを裁いた。﹂(士師記12章14節)
●﹁サムソンを見て、人々は三十人の客を連れて来てサムソンと同席させた。サムソンは彼らに言った。﹁あなたたちになぞをかけたい。宴会の続く七日の間にその意味を解き明かし、言い当てるなら、わたしは麻の衣三十着、着替えの衣三十着を差し上げる。もし解き明かせなかったなら、あなたたちが麻の衣三十着と、着替えの衣三十着を差し出すことにしよう。﹂彼らは、﹁なぞをかけてもらおう。聞こうではないか﹂と応じた。﹂(士師記14章 11-13節)
●﹁そのとき主の霊が激しく彼に降り、彼はアシュケロンに下って、そこで三十人を打ち殺し、彼らの衣をはぎ取って、着替えの衣としてなぞを解いた者たちに与えた。彼は怒りに燃えて自分の父の家に帰った。﹂(士師記14章19節)
●﹁ベニヤミンも、その軍団を迎え撃とうとして出て来た。彼らは町から遠くへおびき出され、一方はベテルに、他方はギブアに通じる大路を進んだ。野でイスラエルの部隊に死傷者が出始め、約三十人が倒れた。﹂(士師記20章31節)
●﹁イスラエル人は戦線に復帰することになっていた。ベニヤミンは、イスラエル人に死傷者が出始め、約三十人の兵を打ち倒したとき、﹁初戦と同様に、敵を打ち負かした﹂と思ったが、﹂(士師記20章39節)
●サムエル記上
●﹁サムエルはサウルと従者を広間に導き、招かれた人々の上座に席を与えた。三十人ほどの人が招かれていた。﹂(サムエル記上9章22節)
●﹁ダビデは三十歳で王となり、四十年間王位にあった。﹂(サムエル記下5章4節)
●﹁三十人の頭の中の三人が、刈り入れ時にアドラムの洞窟にいるダビデを訪ねて来たことがあった。ペリシテ人の一隊がレファイムの谷に陣を張っていた。﹂(サムエル記下23章13節)
●﹁三十人の中でも重んじられたが、武勲は三勇士に及ばなかった。ダビデは彼を護衛兵の長に任じた。三十人に名を連ねた者は以下のとおりである。ヨアブの兄弟アサエル。ドドの子エルハナン、ベツレヘム出身。﹂(サムエル記下23章 23-24節)
●列王記上
●﹁ソロモンの得た食糧は、日に上等の小麦粉三十コル、小麦粉六十コル、﹂(列王記上5章2節)
●﹁ソロモン王が主のために築いた神殿は、奥行きが六十アンマ、間口が二十アンマ、高さが三十アンマであった。﹂(列王記上6章2節)
●﹁彼の建てた﹁レバノンの森の家﹂は、奥行きが百アンマ、間口が五十アンマ、高さが三十アンマで、レバノン杉の柱を四列に並べ、その柱の上にレバノン杉の角材を渡した。﹂(列王記上7章2節)
●﹁彼の建てた柱廊は奥行きが五十アンマ、間口が三十アンマであり、その前にも前廊があり、柱とひさしがあった。﹂(列王記上7章6節)
●﹁彼は鋳物の﹁海﹂を作った。直径十アンマの円形で、高さは五アンマ、周囲は縄で測ると三十アンマであった。﹂(列王記上7章23節)
●列王記下
●﹁ユダの王ヒゼキヤは、ラキシュにいるアッシリアの王に人を遣わし、﹁わたしは過ちを犯しました。どうかわたしのところから引き揚げてください。わたしは何を課せられても、御意向に沿う覚悟をしています﹂と言わせた。アッシリアの王はユダの王ヒゼキヤに銀三百キカルと金三十キカルを課した。﹂(列王記下18章14節)
●歴代誌上
●﹁ダビデの勇士たちの名簿は次のとおりである。ハクモニの子ヤショブアム、三十人隊の頭。槍を振るって一度に三百人を刺し殺した。﹂(歴代誌上11章11節)
●﹁三十人の頭の中の三人が、アドラムの洞窟にいるダビデを訪ねて岩山に来たことがあった。ペリシテ人の陣営がレファイムの谷に張られていた。﹂(歴代誌上11章15節)
●﹁三十人の中でも重んじられたが、武勲は三勇士に及ばなかった。ダビデは彼を護衛兵の長に任じた。﹂(歴代誌上11章25節)
●﹁シザの子アディナ、ルベン族。彼はルベン族の頭で三十人を伴っていた。﹂(歴代誌上11章42節)
●﹁三十人の中の勇士でその指揮官イシュマヤ、ギブオン人。﹂(歴代誌上12章4節)
●﹁すると霊が三十人隊の頭アマサイに降った。﹁ダビデよ、わたしたちはあなたのもの。エッサイの子よ、あなたの味方です。平和がありますように。あなたに平和、あなたを助ける者に平和。あなたの神こそ、あなたを助ける者。﹂ダビデは彼らを受け入れ、部隊の頭とした。﹂(歴代誌上12章19節)
●﹁三十歳以上のレビ人を数えたところ、その男子の数は、三万八千人であった。﹂(歴代誌上23章3節)
●﹁このベナヤは三十人隊の勇士であり、その三十人隊と自分の組を率いた。アミザバドがその息子であった。﹂(歴代誌上27章6節)
●歴代誌下
●﹁彼はまた鋳物の﹁海﹂を造った。直径十アンマの円形で、高さは五アンマ、周囲は縄で測ると三十アンマであった。﹂(歴代誌下4章2節)
●エズラ記
●﹁その数は次のとおりであった。金の容器三十、銀の容器一千、小刀二十九、金杯三十、二級品の銀杯四百十、その他の祭具一千、﹂(エズラ記1章 9-10節)
●エステル記
●﹁この国の役人と国民のだれもがよく知っているとおり、王宮の内庭におられる王に、召し出されずに近づく者は、男であれ女であれ死刑に処せられる、と法律の一条に定められております。ただ、王が金の笏を差し伸べられる場合にのみ、その者は死を免れます。三十日このかた私にはお召しがなく、王のもとには参っておりません。﹂(エステル記4章11節)
●箴言
●﹁わたしの意見と知識に従って三十句/あなたのために書きつけようではないか。﹂(箴言22章20節)
●エレミヤ書
●﹁王はクシュ人エベド・メレクに、﹁ここから三十人の者を連れて行き、預言者エレミヤが死なないうちに、水溜めから引き上げるがよい﹂と命じた。﹂(エレミヤ書38章10節)
●エゼキエル書
●﹁第三十年の四月五日のことである。わたしはケバル川の河畔に住んでいた捕囚の人々の間にいたが、そのとき天が開かれ、わたしは神の顕現に接した。﹂(エゼキエル書1章1節)
●﹁更に、彼はわたしを外庭に連れて行った。すると、そこに部屋があった。庭の周りには敷石があった。敷石に沿って、その周りには三十の部屋があった。﹂(エゼキエル書40章17節)
●﹁脇間の上には脇間があって、三階建になっていた。各階に三十の脇間があった。神殿の壁には、周囲に突き出た所があって、脇間の支えになっていた。神殿の壁には、支えが差し込まれていないからである。﹂(エゼキエル書41章6節)
●﹁四隅の庭は、それぞれ囲まれた庭であり、長さ四十アンマ、幅三十アンマであった。四つの庭は同じ大きさで、四隅にあった。﹂(エゼキエル書46章22節)
●ダニエル書
●﹁王国の大臣、執政官、総督、地方長官、側近ら一同相談いたしまして、王様に次のような、勅令による禁止事項をお定めいただこうということになりました。すなわち、向こう三十日間、王様を差し置いて他の人間や神に願い事をする者は、だれであれ獅子の洞窟に投げ込まれる、と。﹂(ダニエル書6章8節)
●﹁王の前に進み出、禁令を引き合いに出してこう言った。﹁王様、向こう三十日間、王様を差し置いて他の人間や神に願い事をする者があれば、獅子の洞窟に投げ込まれるという勅令に署名をなさったのではございませんか。﹂王は答えた。﹁そのとおりだ。メディアとペルシアの法律は廃棄されることはない。﹂(ダニエル書6章13節)
●ゼカリヤ書
●﹁わたしは彼らに言った。﹁もし、お前たちの目に良しとするなら、わたしに賃金を支払え。そうでなければ、支払わなくてもよい。﹂彼らは銀三十シェケルを量り、わたしに賃金としてくれた。主はわたしに言われた。﹁それを鋳物師に投げ与えよ。わたしが彼らによって値をつけられた見事な金額を。﹂わたしはその銀三十シェケルを取って、主の神殿で鋳物師に投げ与えた。﹂(ゼカリヤ書11章 12-13節)
●新約聖書
●マタイによる福音書
●﹁ところが、ほかの種は、良い土地に落ち、実を結んで、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍にもなった。﹂(マタイによる福音書13章8節)
●﹁良い土地に蒔かれたものとは、御言葉を聞いて悟る人であり、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍の実を結ぶのである。﹂(マタイによる福音書13章23節)
●﹁あの男をあなたたちに引き渡せば、幾らくれますか﹂と言った。そこで、彼らは銀貨三十枚を支払うことにした。﹂(マタイによる福音書26章15節)
●﹁そのころ、イエスを裏切ったユダは、イエスに有罪の判決が下ったのを知って後悔し、銀貨三十枚を祭司長たちや長老たちに返そうとして、﹂(マタイによる福音書27章3節)
●﹁こうして、預言者エレミヤを通して言われていたことが実現した。﹁彼らは銀貨三十枚を取った。それは、値踏みされた者、すなわち、イスラエルの子らが値踏みした者の価である。﹂(マタイによる福音書27章9節)
●マルコによる福音書
●﹁また、ほかの種は良い土地に落ち、芽生え、育って実を結び、あるものは三十倍、あるものは六十倍、あるものは百倍にもなった。﹂(マルコによる福音書4章8節)
●﹁良い土地に蒔かれたものとは、御言葉を聞いて受け入れる人たちであり、ある者は三十倍、ある者は六十倍、ある者は百倍の実を結ぶのである。﹂(マルコによる福音書4章20節)
●ルカによる福音書
●﹁イエスが宣教を始められたときはおよそ三十歳であった。イエスはヨセフの子と思われていた。ヨセフはエリの子、それからさかのぼると、﹂(ルカによる福音書3章23節)
●ヨハネによる福音書
●﹁二十五ないし三十スタディオンばかり漕ぎ出したころ、イエスが湖の上を歩いて舟に近づいて来られるのを見て、彼らは恐れた。﹂(ヨハネによる福音書6章19節)
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