たけふ新駅
表示
たけふ新駅* | |
---|---|
![]() 駅舎(2023年12月) | |
たけふしん Takefu-Shin | |
(0.6 km) 北府 F1► | |
![]() | |
所在地 |
福井県越前市府中三丁目 北緯35度54分22.15秒 東経136度10分12.85秒 / 北緯35.9061528度 東経136.1702361度座標: 北緯35度54分22.15秒 東経136度10分12.85秒 / 北緯35.9061528度 東経136.1702361度 |
駅番号 | ○F0[1] |
所属事業者 | 福井鉄道 |
所属路線 | ■福武線 |
キロ程 | 0.0 km(たけふ新起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
481人/日 -2019年[要出典]- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)2月23日[2][3][4] |
備考 | 有人駅 |
* 改称経歴 |
たけふ新駅︵たけふしんえき︶は、福井県越前市府中三丁目にある、福井鉄道福武線の駅である。駅番号はF0[1]。
本項目では、かつての接続駅であった福井鉄道南越線の福武口駅︵ふくぶぐちえき︶についても記述する。
歴史[編集]
●1924年︵大正13年︶2月23日‥福武電気鉄道の武生新駅︵たけふしんえき︶として開業[2][3][4]。 ●1981年までは南越線の福武口駅と連絡していた。﹁福武口﹂の名は、福武線に連絡することからつけられたものである。 ●1945年︵昭和20年︶8月1日‥福武電気鉄道が鯖浦電気鉄道と合併し福井鉄道設立、同社の福武線の駅となる[4][8]。 ●1983年︵昭和58年︶‥現駅舎を新築。 ●2010年︵平成22年︶3月25日‥市町村合併により所在地の武生市が廃止され、越前市となった︵2005年︵平成17年︶10月1日︶ことを踏まえ、越前武生駅に改称[2][9][10][11]。 ●2023年︵令和5年︶2月25日‥駅名をたけふ新駅に改称[7][12][13][14]。 ●北陸新幹線の越前たけふ駅︵2024年開業︶と同じ読みであり混乱を招かないようにとして、越前市と福井鉄道が協議の上で駅名称変更を決めた[11][15][16]。駅名変更案には旧駅名の﹁武生新駅﹂のほかに、﹁福鉄たけふ駅﹂﹁福鉄えちぜん駅﹂﹁菊花たけふ駅﹂﹁越前府中駅﹂の合計5案を投票で選び、得票数が多かったものを駅名として変更することとしていた[5][6]。投票の結果、最も投票数が多かった﹁武生新駅﹂について福井鉄道と越前市が協議し、武生をひらがな表記にして決定した[7][12][13]。駅構造[編集]
駅設備[編集]
3階建ての駅舎だが、待合室・改札・窓口はすべて1階にある。窓口の営業は早朝および夜間を除く各時間帯に行われる[17]。同じビルには2011年7月から福鉄バスチケットセンターが入居している。かつて入っていた福鉄観光社は北府駅近くの福鉄バス嶺北営業所内に移転した。福井鉄道の駅では唯一、行き先案内の電光掲示板をもつ。また2013年4月26日より福井鉄道の中で唯一発車メロディが流れる駅となった。それまでは発車前に発車ベルが鳴らされていたが、福井テレビジョン放送︵福井テレビ︶のマスコットキャラクターである﹁EarEarちゃん︵イヤイヤちゃん︶﹂のダンス曲﹁ハッピーEarEar ダンス﹂をアレンジしたものに変更された[18]。のりば[編集]
櫛形ホーム2面3線の発着線を持つ[19]。列車の発着は︵両面ホームの︶2番線を使用することを基本としている。のりば | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 - 3 | ■福武線 (フェニックス田原町ライン) |
福井駅・田原町・鷲塚針原方面 |
付記事項
●夜間滞泊設定駅でもある。
●3番線の東側には留置線[19]、福井方面に向かう線路より東側に洗車機を備えた側線がある[19]。
●かつてはホームの西側から各方面のバス停に降りられる階段があった。
櫛形ホーム(2006年4月)
利用状況[編集]
![]() |
●当駅の利用状況の変遷を下表に示す[20]。
●輸送実績︵乗車人員︶の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
●乗降人員調査結果は任意の1日における値︵単位‥人︶である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
●表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特 記 事 項 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1989年(平成元年) | 413,481 | ||||||
1990年(平成2年) | 409,972 | ||||||
1991年(平成3年) | 383,501 | ||||||
1992年(平成4年) | 358,101 | ||||||
1993年(平成5年) | 348,706 | ||||||
1994年(平成6年) | 332,234 | ||||||
1995年(平成7年) | 330,829 | ||||||
1996年(平成8年) | 297,379 | ||||||
1997年(平成9年) | 269,795 | ||||||
1998年(平成10年) | 253,158 | ||||||
1999年(平成11年) | 253,566 | ||||||
2000年(平成12年) | 251,239 | ||||||
2001年(平成13年) | 237,865 | ||||||
2002年(平成14年) | 236,205 | ||||||
2003年(平成15年) | 246,178 | ||||||
2004年(平成16年) | 19,629 | 78,360 | 132,494 | 230,483 | |||
2005年(平成17年) | 237,696 | ||||||
2006年(平成18年) | |||||||
2007年(平成19年) | 19,530 | 64,290 | 138,231 | 222,051 | |||
2008年(平成20年) | |||||||
2009年(平成21年) |
駅周辺[編集]
駅西口の路上は福井鉄道バスのりば、南口ロータリーにはタクシーおよび越前市市民バス﹁のろっさ﹂ののりばがある。東隣にはハピラインふくい線︵旧北陸本線︶の盛り土が迫り、駅前からその線路を越えて東側へは小さな地下通路しか通っていないため、自動車は南北の陸橋へ迂回しなければならない。ハピラインふくい武生駅はアル・プラザ武生を挟んで向かい側にあり、駅舎同士は間接的にもつながっていない︵両駅の距離は300 mほど[2]︶[11]。
福井鉄道バスのりば[編集]
最寄りのバス停留所は、駅舎南側に位置する﹁たけふ新駅﹂バス停である。南にあるアル・プラザ武生寄りから3番、2番、1番の順に番号が振られている。番号 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 南越線 | シピィ |
2 | 南越線 | 赤坂[注 1]/和紙の里会館前 |
池田線(今立総合支所先回り) | 稲荷 | |
池田線(味真野先回り) | 稲荷 | |
3 | 坂口 - 白山線[注 1] | 千合谷 |
武生 - 越前海岸線(八田経由) | かれい崎 | |
武生 - 越前海岸線(安養寺経由)[注 1] | 越前岬 | |
王子保 - 河野線 | 糠長島 |
福武口駅[編集]
福武口駅 | |
---|---|
ふくぶぐち FUKUBUGUCHI | |
◄社武生 (0.3 km) (0.5 km) 北府► | |
![]() | |
所在地 | 福井県武生市(現・越前市)錦町 |
所属事業者 | 福井鉄道 |
所属路線 | 南越線 |
キロ程 | 0.3[21] km(社武生起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1948年(昭和23年)3月1日[21] |
廃止年月日 | 1981年(昭和56年)4月1日[8][22] |
乗換 | 武生新駅(福井鉄道福武線) |
備考 | 路線廃止に伴う廃駅 |
福武口駅︵ふくぶぐちえき︶は、かつて福井県武生市︵現・越前市︶錦町にあった福井鉄道南越線の駅である。地下道を通じて武生新駅︵現・たけふ新駅︶とつながっていた[8]。南越線の廃止により1981年︵昭和56年︶に廃止された。
駅構造[編集]
単式ホーム1面1線を有する駅だった。駅跡[編集]
駅の名をとどめるものは残っていない。跡地は駐輪場として整備された。隣の駅[編集]
かつて存在した路線[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
(一)^ ab地理情報開発 編﹃日本路面電車地図鑑﹄平凡社、2021年6月20日、27頁。ISBN 978-4-582-94606-2。
(二)^ abcd川島 2010, p. 87.
(三)^ ab朝日 2011, p. 12.
(四)^ abc清水 2016, p. 18.
(五)^ ab﹁北陸新幹線の新駅名と同じ﹁越前たけふ﹂ 新しい駅名は5案から投票、福井鉄道福武線﹂﹃福井新聞ONLINE﹄福井新聞社、2021年10月9日。2021年10月20日閲覧。オリジナルの2021年10月9日時点におけるアーカイブ。
(六)^ ab﹁﹁越前武生駅﹂新駅名選んで﹂﹃読売新聞オンライン﹄読売新聞東京本社、2021年10月18日。オリジナルの2021年10月18日時点におけるアーカイブ。
(七)^ abc﹃2023年3月 春 福武線 新駅名はたけふ新に変更します﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶福井鉄道。 オリジナルの2021年12月24日時点におけるアーカイブ。2022年1月9日閲覧。
(八)^ abc寺田 2008, p. 98.
(九)^ 朝日 2011, p. 13.
(十)^ ﹁福井鉄道福武線 スポーツ公園駅︵越前市︶開業﹂﹃福井新聞﹄福井新聞社、2010年3月26日、26面。
(11)^ abc﹁北陸新幹線﹁越前たけふ﹂駅名決定、福井鉄道の越前武生駅は改称へ﹂﹃マイナビニュース﹄マイナビ、2021年5月23日。2021年7月24日閲覧。
(12)^ ab﹁福井鉄道の越前武生駅、﹁たけふ新駅﹂に改称23年春﹂﹃日本経済新聞﹄日本経済新聞社、2021年12月24日。
(13)^ ab“福井に誕生﹁たけふ新﹂駅 なぜそこに﹁新﹂?実は理由があった”. 乗りものニュース. メディア・ヴァーグ (2021年12月28日). 2022年2月16日閲覧。
(14)^ “﹁越前武生駅﹂駅名変更日について”. 福井鉄道株式会社. 2023年2月25日閲覧。
(15)^ ﹃福井鉄道の駅のなまえを募集します﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶福井鉄道。 オリジナルの2021年10月11日時点におけるアーカイブ。2021年10月11日閲覧。
(16)^ ﹁新幹線の新駅名と同じ読み…既存の私鉄駅の名称変更へ 福井鉄道の越前武生駅﹂﹃福井新聞﹄福井新聞社、2021年5月21日。2021年5月22日閲覧。オリジナルの2021年5月21日時点におけるアーカイブ。
(17)^ “電車 駅のご案内”. 福井鉄道. 2023年3月4日閲覧。
(18)^ 草町義和 (2013年4月29日). “福井鉄道、放送局キャラクターのダンス曲を発車メロディーに”. レスポンス. イード. 2021年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月25日閲覧。
(19)^ abc川島 2010, p. 20.
(20)^ “越前市統計年鑑︵第6章︶”. 越前市. 越前市総務部情報政策課. 2023年3月4日閲覧。
(21)^ ab寺田 2008, p. 166.
(22)^ 清水 2016, p. 33.
参考文献[編集]
●川島令三﹃︻図説︼日本の鉄道 中部ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅﹄講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8。 ●﹃週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄28えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道﹄朝日新聞出版、2011年10月2日。 ●清水武﹃RM LIBRARY 206 福井鉄道︵上︶﹄ネコ・パブリッシング、2016年10月1日。ISBN 978-4-7770-5400-8。 ●寺田裕一﹃私鉄の廃線跡を歩くIII 北陸・上越・近畿編﹄JTBパブリッシング、2008年5月1日。ISBN 978-4-533-07145-4。関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 電車たけふ新 - 福井鉄道