米ハーバード大学が分裂している。 700人余りの教員が、﹁クローディン・ゲイ学長の辞任要求を含め、学問の自由に対するハーバードのコミットメントと相いれない﹂政治的圧力に抵抗するよう指導部に求める嘆願書に署名した。 一方、ビル・アックマン氏ら資産家の寄付者を含む1000人余りの学生と卒業生は、学内での反ユダヤ主義の高まりとゲイ氏の対応を受け、学長の交代を要求している。 この間に挟まれる形になっているのが、学生や他の教職員の一部で、同大学を分裂させている出来事にがくぜんとしている。 ゲイ氏が5日の議会の公聴会で証言して以来、ホワイトハウスの反発を招いたほか、ペンシルバニア大学のリズ・マギル学長は既に辞任に追い込まれている。 この問題の中心にいるのが、ハーバード・コーポレーションの12人のメンバーだ。学界や実業界、慈善事業界から集められた同理事会は、ゲイ学長のほか、元商務長官のペニー・プリツカー
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